憂「あ、これとかどうかな?」
純「どれどれ?あー……感動ものかー」
梓「純ってこういうの苦手だっけ?」
純「いや、というかさー。こういうの一人で見た方がよくない?なんかみんなでいるときに変に感動しちゃうと、なんか空気がもよもよしちゃうじゃん」
梓「あー……なんとなくわかるかも」
憂「そうなんだ?じゃあ、別のにしよっか」
純「というわけで、ホラー観ようよホラー!」
梓「へ?何でホラーなの?」
憂「純ちゃんはね、ホラー大好きなんだけど……」
梓「ああ、怖いから一人で観られないと……ぷぷっ」
純「わ、笑うなー!もう憂、ばらさないでよ!」ムキー
憂「ふふ、ごめんね純ちゃん」
梓「でも、ホラーか……うーん」
純「ん?ははぁ、梓も怖いの苦手なんでしょ?」ナカマ!
憂「大丈夫だよ、みんなで見れば怖くないから」ニコ
梓「あ、えっと、そうじゃなくて……あ、もちろん怖いのぜんぜん平気ってわけじゃないんだけど」
純「なになに?」
梓「ホラー映画、結構レンタルしちゃってるからまだ観てないのあるかなって」
純「へ?梓ってそんなにホラーもの好きだったけ?」
梓「ううん、怖いのそこまで好きじゃないよ」
純「じゃあ何でそんなになるまで観てるのよ」
梓「それは――えっと、ほら……私ホラー好きだから」キョドリ
純「何でいきなり前言撤回してるわけ?」
梓「い、いいじゃない、別に」アセアセ
憂「……あ、そういえば」
純「なになに?」
憂「おねえちゃん、よく梓ちゃんとビデオ借りに行くってこの間言ってたかな」
純「……ははあ、それで、よく借りるジャンルはホラーものってわけね」ピーン
梓「な、何でわかるのよ」ギク
純「どうせ、梓のことだから怖がる振りして唯先輩にむしゃぶりついてるんでしょ」
梓「何、そのむしゃぶりつくって……そんなことしないから」
純「またまたー、梓のことだからそのままベッドに直行コースなんでしょ?」
梓「だから、違うって!純の中の私どうなってるのよ!」クワッ
純「唯先輩限定で年中発情中の雌ネコ?」キリッ
梓「純、ちょっと表に出ようか」コロス
憂「じゃあ、どうしてホラーにするの?」
梓「あ、それはね、唯先輩って意外とホラーものに弱いんだ」
純「へえ、ちょっと意外かも」
憂「おねえちゃん怖がりだから、うちでも滅多に観ないんだよ」
梓「でもね、私が一緒に見ますから、というとね、恐る恐る一緒に観てくれるんだけど……」
純「……それでそれで?」
梓「びくびく脅えながらね、時々悲鳴を上げなら私にしがみついてくる唯先輩、本当に可愛いんだ……」ウットリ
純「……なるほど、そっちか」ピーン
梓「でね、観終わるころには本当にもうすっかり怖がっちゃってて……自分からおねだりしてくるの」トオイメ
憂「……おねだり?」セイテキニ?
梓「うん。怖いの忘れちゃうくらい滅茶苦茶にしてって……私がちょっと触っただけでびくってなって、でもぎゅうっと私からしがみついて離れなくて、されるがままになってるの」
純「……ああ、なるほどね。梓にとってはゆいあず!じゃなくてあずゆい!へのスイッチってわけなんだ」
梓「そうそう!いつも唯先輩に攻められっぱなしだからね!それも悪くないんだけど、たまには私からも攻めたいじゃない」キリッ
梓「でも結局、唯先輩が回復してくると私の方が受けになっちゃうんだけどね……攻められていた分、いつもより激しいんだ」ウットリ

純「……ねー、憂」ドウシヨウ
憂「うん、なんか完全に惚気モードに入っちゃったね」コマッタネ
純「からかう隙すらない……つーかさ、一人身の自分としてはなんか結構くるものがあるんだけどさ。こう、リア充爆発しろ、見たいな?」ムカムカ
憂「ちょっとわかるかも……」スナハキソウ

梓「それでもう、唯先輩ったらね――」ノロケノロケ

純「うぐっ……甘い、甘すぎるよ梓……」ゲフッ
憂「梓ちゃんの逆襲……だね」タジタジ
純「耐えろ……梓が我に返るまでの我慢だ……っ」ミテロヨー


  • ノロケノロケw -- (鯖猫) 2012-10-14 15:58:58
  • もっと聞かせてくれー!! -- (あずにゃんラブ) 2013-01-10 07:28:53
  • 半角が可愛いw -- (名無しさん) 2013-07-26 19:48:47
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最終更新:2011年02月14日 01:33