梓「ついに手に入れた!」
梓「夢を自在に見る装置」
梓 「この装置を使えば夢の中で唯先輩と……」
梓「スイッチオン」ギューイン
梓「おやすみ」
梓「…」
梓「ここは…部室」
梓「私の思った通りの場所」
梓「ならそろそろ唯先輩が…」
唯「やっほー」
梓「唯先輩!」
唯「あずにゃん大好き~」
梓「いきなり//」
梓「これは破壊力があるよ」
梓「唯先輩、頭をなでなでしてください」
唯「うん、なでなで」
梓「えへへ」
梓「もっとなでなでしてください」
唯「うん、なでなで」
梓「良いです~//」
唯「あずにゃんが喜んでくれて嬉しいよ」
梓「そうですか」
唯「うん」ニコッ
梓「たまらない笑顔//」
梓「唯先輩は私の事が好きですか?」
唯「うん、大好き~」
梓「他の誰よりもですか?」
唯「あずにゃんが一番大好き~」
梓「もう唯先輩ったら//」
梓「あの唯先輩?」
唯「なーに?」
梓「き、キスしても良いですか?」
唯「もちろんだよ~」
梓「じゃあ//」
唯「来て来て」
梓「唯先輩//」チュ
梓「///」
唯「あずにゃんのキス大好き~」
梓「ほんとですか!?」
唯「うん!」
梓「じゃあもっとしま…」ピピピ
梓「…」
梓「朝…」
梓「良いところだったのに…」
梓 「2度寝して続き見ようかな」
梓「駄目…学校に行かないと」
梓「続きは今夜見れば良いよ」
梓「うん、学校に行こう」
唯「あずにゃん~」
梓「唯先輩、おはようございます」
唯「おはよう、あずにゃん」
梓「早いですね」
唯「今日、日直当番で早く行かないと駄目なんだよ」
梓「そうなんですか」
唯「だからもう行くね、あずにゃん」
梓「あ、はい…」
梓「せっかく唯先輩と朝から会えたのに」
梓「夢の中ならこんなことは……」
唯「あずにゃん…」
紬「大丈夫よ、唯ちゃん」
唯「うん…」
澪「梓、もう10日間も学校に来てないのか」
律「電話やメールをしても返事が来ないからな」
律「唯があんなに心配するのも無理ないさ」
唯「…」
唯「やっぱり私、あずにゃんの家に行くよ!」ダダダ
律「唯!」
唯「…」コンコン
唯「あずにゃん入るよ」ガチャ
唯「あずにゃん…」
梓「zzz」
唯「寝てる」
唯「ん?」
唯「この機械なんだろう?」
唯「…」キョロキョロ
唯「これ説明書かな?」
唯「夢を自在に見る装置…?」
唯「この装置を装着する事によって睡眠中に好きな夢を見る事ができます」
唯「好きな夢?」
唯「もしかしてあずにゃんずっと好きな夢を見たくて学校を休んでたの」
唯「あずにゃんを起こして話を聞かないと」
唯「あずにゃん起きて起きて」ユラユラ
梓「んっ…」
唯「あずにゃん!」
梓「唯…先輩…」
唯「うん、私だよ」
梓「私の部屋…夢の中じゃない……」
唯「…」
梓「なんで唯先輩が私の部屋にいるんですか?」
梓「で、出て行ってください」
梓「私は夢を見たいんです」
唯「あずにゃんのバカ!」
梓「!?」
唯「何の夢を見てるか知らないけど私、凄く心配してたんだよ」
梓「…」
唯「あずにゃんにずっと会えなくて私…私…」
梓「唯先輩…」
梓「ごめんなさい…」
梓「…」
梓「私、ずっと唯先輩の夢を見てました」
唯「私の夢?」
梓「はい…」
梓「唯先輩ともっと仲良くなりたかったんです」
梓「唯先輩ともっとイチャイチャしたかったんです」
唯「…」
梓「でもそんな勇気がなくて…」
梓「その時にこの機械を見つけて夢の中なら唯先輩と仲良くなれると……」
梓「私、馬鹿ですね」
梓「夢の中でいくら仲良くなっても所詮は夢の中」
梓「現実には繋がらないのに…」
梓「唯先輩を悲しませて…私は…」
唯「大丈夫だよ」
梓「えっ」
唯「悪い夢から覚めたんだから」
唯「私もあずにゃんともっと仲良くなってイチャイチャしたい」
唯「こんな機械が作る夢じゃなくて現実でしよう」
梓「唯先輩…//」
終わり
- じゃあいらなくなったその機械は俺達が引き取ろうw -- (名無しさん) 2012-01-24 22:33:34
最終更新:2011年08月25日 23:35