紬「どうも、心霊研究家のM-琴吹です。先日に引き続き、とある少女が実際に体験したお話を紹介したいと思います…」

―――

純「ねぇ梓、だるまさんが転んだって知ってる?」

梓「遊びのでしょ?それくらい知ってるよ」

純「じゃあこの言葉をお風呂で思い浮かべちゃいけないってことは?」

梓「え?なにそれ…」

純「お風呂で髪を洗ってる時にこの言葉を思い浮かべた後、頭を上げて鏡を見るとね…」

梓「…見ると?」

純「青白い顔の女がうらめしそうに睨み付けてるんだよ!そんで霊界へと引きずりこまれるの!」

梓「な、なにその下らない話!あ、あり得ないし!」

純「あれ?じゃあなんで目をそらすのー?」

梓「あ、あまりにくだらなくてバカらしくなったの!」

純「ふーん?まぁ梓はそういうの信じなさそうだもんね。そうだ、今度は憂に話してみよっと!」

梓「やめなさいって!」コツン

純「いたっ!」

その夜、お風呂にて…

梓(はぁ、今日も疲れたー。早く体洗って寝よう)

梓「…そういえば、昼間に純がバカな話してたっけ……」

梓(ふ、ふん。幽霊とかそんなのいるわけないし!だるまさんでもなんでも転んでればいいんだ!)

しかし、私は不覚にも純の話を思いだし、怖くなってしまったのだ…

ジャー…ゴシゴシ

梓(や、やば。だるまさんが転んだって言葉が頭から離れない…どうしよう、頭上げらんない…うぅ)

ここで私は、ある秘策を思い付いた。
だるまさんが転んだ、だからダメなんだ。何か他の言葉なら大丈夫なはず!よし、ここは…

梓(唯先輩が転んだ、唯先輩が転んだ、唯先輩が転んだ…これなら!)

ガシッ

梓「ひっ!!」

頭を上げようとした瞬間、何者かの生暖かい手が肩に置かれた。まさか、ホントに幽霊が…?
震えを必死に抑え、私はおそるおそる前の鏡を見た。そこには―――

唯「いためしや~……」

梓「……っ!」

青白い――いや、赤い顔をした女――唯先輩が、うれしそうに私を睨み付けていた!

唯「あーずにゃーん…」

梓「あ、あ、あ…」

唯「いっしょにおーふーろー…」ガバッ

梓「にゃあああああああああああああああああ!!!!」

―――

紬「心配した母親が風呂場に駆け付けた時には、見知らぬ女の子と浴槽でいちゃつく変わり果てた少女の姿があったそうです…」


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最終更新:2010年03月27日 13:48