純「梓って軽音部に入ってから変わったよねー」
梓「またその話?」
純「いいじゃん。梓可愛いいんだし」
梓「意味がわからない。それに純に可愛いなんて言われても嬉しくないよ」
純「ふーん、じゃあ唯先輩ならいいんだ?」
梓「どうしてそこでまた唯先輩が出てくるの!?」
純「言ってみただけだってー」
梓「だいたい純はことあるごとに唯先輩の名前出し過ぎ」
純「だって梓からかうの楽しいんだもーん」
梓「悪趣味…そのうち友達なくせばいいと思う」
純「梓が友達でいてくれれば問題ないって」
梓「あ、そう」
純「私はこの先も梓とは仲良しでいくつもりなので!」
梓「それはどうも…」
純「そういえば梓って中学の頃はどうしてたの?」
梓「い、いきなりなんで!?」
純「だってさ、梓って中学の頃の友達の話とかしないじゃん」
梓「それは…どうでもいいよ、そんなこと」
純「どうでもよくないから聞いてるんじゃん。もしかして友達いなかったとか?」
梓「そんなこと…ないもん」
純「なんかゴメン」
梓「違うもん…たまたま、話の合う人が少なかったってだけで」
純「ま、それ言うなら私とも趣味の話とかで意気投合したことはないけどね」
梓「……」
純「まーまそんなに気落ちしなさんな。前向きに前向きに」
梓「誰のせいでこうなってると思うのさ…」
純「なるほどねー」
梓「人の話聞こうよ」
純「あ、ごめん。いやね、梓を変えたのはやっぱり軽音部の皆なんだなーって思ってね」
梓「それは…うん」
純「共通の目的をもった皆と一緒にする部活。梓はそんな温かくも居心地のいい場所で
自然と笑い会える術を身につけていきましたとさ。なにこの感動超大作!!」
梓「やかましい…」
純「えー話を戻しまして。やっぱり梓を変えたのは唯先輩だと思うよ」
梓「また唯先輩、ていうかさっき皆って言ったじゃん」
純「その中でもとりわけ影響の強い人ってこと」
梓「唯先輩が…」
純「もしかして自覚ないの?」
梓「自覚って…確かに唯先輩はいろいろ私を翻弄するけど…」
純「翻弄って、梓、唯先輩に翻弄されてたんだ」
梓「唯先輩ってときどき予想外のアクション起こす人だから」
純「それはつまり…キスされちゃったり?」
梓「ない」
純「なんだ」
梓「ガッカリしない」
純「だって期待しちゃうじゃん、そういうこと」
梓「純が私と唯先輩に何を期待してるのか知んないけど、少なくともそういうことはないから」
純「普段から抱きつきあったりしてるじゃん」
梓「あれは唯先輩が一方的に抱きついてくるだけで」
純「そうかなー、私にはそうは見えないけどなー」
梓「なにがさ」
純「だって最近の梓、唯先輩に抱きしめられてるとき、自然と手が廻っちゃってるよ?」
梓「う、嘘ォ!?」
純「ウソでした~♪」
梓「純んんんんんんんん!!!!」
純「ひゃー!!なにマジギレしてだこの野郎!!」
……
純「一時はどうなるかと思った…」
梓「純が変なこと言いだすからでしょ」
純「それにしたって取り乱し過ぎだって」
梓「仕方ないじゃん…」
純「仕方ないって…」
梓「もういい。純なんか嫌い」
純「お願いします嫌いにならないでくださいこの通り!」
梓「
放課後まで許さない…」
end.
- このときのこと、唯先輩に伝えてあげたいなー…ってそんなことしたらまた怒られるかな。梓もいい加減素直になればいいのにね -- (純) 2010-07-31 04:08:13
- 優さんの恒例ゴールデンタイムの映像を唯先輩に -- (あずにゃんラブ) 2013-01-18 16:04:19
- 純ちゃん可愛い -- (名無しさん) 2014-06-28 01:21:16
最終更新:2010年07月29日 20:38