166 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/01/10(日) 10:48:33 ID:NSnBViwz
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唯「じゃじゃーん!」
朝起きてくるなり、お姉ちゃんはネコの格好です。おなかのところに白のポケットが付いた黒のつなぎのパジャマ。ネコ耳フードからお姉ちゃんの顔が覗いています。
唯「昨日お店で見つけたんだー。」
と、部屋の中を歩き回るお姉ちゃん。お尻から出てる長い尻尾がフローリングを撫でて……こんなにかわいいネコがうちにいていいの?
唯「ねこつむりー!」
朝ごはんを食べるなりネコさんはコタツの中で丸くなってしまいました。
憂「ほらお姉ちゃん、掃除するよ。ホコリ落ちるよ?」
唯「え~~~。だって寒いんだもん」
コタツの端から出てる尻尾を引っ張ると、ニャンって。…負けた。しょうがないなぁ。
憂「じゃあ二階から掃除するから、お姉ちゃんの部屋入るよ?」
唯「ど~ぞ~」
予想通り、お姉ちゃんの部屋は散らかっていました。たぶん、帰ってすぐにあのパジャマ着てみたんだろうな。脱ぎ捨てちゃった上着とか、スカートが床に……。
憂「……」
ガサゴソ。シュッ。ジャッ。後は髪留めを…。
憂「お姉ちゃん、完成!」
鏡に映る姿は誰が見てもお姉ちゃん! ちょっと私のほうが顔の輪郭が丸いけど、それは下した髪でカバー。じーっと、鏡に映るお姉ちゃんを見つめる。う~ん、今日も完璧!
憂「……もうっ、お姉ちゃんったらそんなに見つめないで…。えっ、『憂、世界で一番大好きだよ』 ~~~っっきゃあああああぁぁぁ!!! お姉ちゃんに告白されちゃったあぁ! はっ」
ちがうちがう! そうじゃなくて。
憂「あったか~い」
さっきまでお姉ちゃんが寝てた布団に潜り込む私。首には布団の中で脱ぎ捨ててあったポリスマンを巻きつける。お姉ちゃん、寒がりなのに体温高いから結局ベッドの中で脱いじゃうんだよね。なんだかこうしてると、お姉ちゃんに抱きしめられてるみたい。
そうだ、今のうちに私の布団と交換しておけば、夢の中でもお姉ちゃんに会えるかも!
167 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/01/10(日) 10:50:17 ID:NSnBViwz
ドカン! ガタタタッ。 一階から突然大きな音がして慌てて飛び出す。
憂「お姉ちゃん!?」
廊下と居間の間にコタツがあって、角に当たった引き戸が倒れてます。急いで扉を元通りにするとコタツからお姉ちゃんの顔が出てきました。
唯「ぷはっ。九勝一敗だった!」
憂「九死に一生。こんなところでなにしてるの?」
唯「トイレに行きたくなっちゃってぇ。でもコタツから出たくないから引きずってここまできたの」
と、カタツムリのようにゆっくり、居間のほうに移動を始めました。一緒に押しながら思いつきました。お姉ちゃんが動きやすいように、小さなコタツ買わなきゃ。
唯「とうちゃ~く。あれ? 憂、どうしたのそれ?」
ハッ…! お姉ちゃんの格好のままだった。
憂「え…と、あの……そう! 二階寒くって!」
く、苦しいか。ジーっとみつめていたお姉ちゃんが座りました。
唯「ういっ!」
憂「えっ。きゃっ」
袖を引っ張られてコタツの中に引きずり込まれて、ぎゅううって抱きしめられました。
唯「ごめんね、憂。今日は二人であったかあったかしようね」
あっという間に体温が上がります。もう、お姉ちゃん……ずるいよ。
憂「でも、お昼ご飯…」
唯「たまには外に食べに行こう。そうだ、わたしは憂の服着ていくとか!」
小さなコタツ買うのやめて、コタツの足にキャスターをつけよう。大きなコタツじゃないと、こうやって二人で入れないもんね。
唯「その後買い物して…あ、夕飯はイチゴミルク鍋とかどうかな!」
最終更新:2010年01月10日 11:18