181 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2010/01/11(月) 14:53:11 ID:m4Hb6dd5
ガチャ。
ムギ「あら、憂ちゃん?」
唯「あ、憂!」
憂「おじゃましてまーす」
梓「ムギ先輩、お皿借りてます」
お皿の上には今日の調理実習で作ったアンパン、ジャムパン、クリームパン。
ムギ「あら、授業中いいにおいするなぁって、梓ちゃんたちだったんだ」
梓「せっかくだからみなさんにも食べてもらおうって」
唯「ほんと!? わーい!」
ムギ「ありがと。憂ちゃんのイス、出すね」
唯「憂! わたしの隣に座ろうよ!」
ガチャ。
律「あれ、憂ちゃん?」
澪さんと律さんも来ました。
澪「うん、いい感じ! おいしいよ」
律「やっぱ出来たてはおいしいなー。右と左の皿でなんか違うの?」
憂「いえ。ただ乗り切らないから分けただけで───」
唯「(はむっはむっ)右のしゃらが憂のふぁんらよね」
え? 私も梓ちゃんも固まりました。
梓「そ、そんなに私のパンまずかったです?」
唯「まさか~だって───」
澪「そんなことないぞ」
と、澪さんは左の皿のパンを取って頬張りました。
澪「形も小さくて食べやすいし、味も変わらないよ。私は梓のパン、好きだよ」
梓「澪先輩……」
律「良かったな~梓。 普段控えてるくせに、甘いもの大好きな澪が褒めてるんだ。あったしももうひっとつ~」
ムギ「先生は何飲みます?」
さわ子「そうね。たまにはコーヒー頂こうかしら」
律「いたのかよっ!」
唯「はむっはむっ。しゃむしゃむっ」
憂「ね、お姉ちゃん」
夕飯。夢中になって食べてるお姉ちゃん、かわいいなぁ。
唯「んー? もふっもふっ」
憂「どうして私と梓ちゃんのパン、違いが分かったの? 材料も作り方も同じなのに」
唯「あー、あれか。ズーーー…ごちそうさま! だって、左取ったらあずにゃんが、右取ったら憂がこっち見るんだもん」
ああ、なるほど。味じゃなかったんだ。舌先で口の中をもにゅもにゅ大掃除してるお姉ちゃんに楊子を渡す。
唯「あっ、でもね」
憂「うん?」
唯「憂が作るご飯は、絶対世界で一番おいしいよっ!」
世界で一番大好きな笑顔をこちらに向けてそう言ってくれました。もう……顔が熱くなって、鼻の奥がつーんって痛くなっちゃったじゃない。
憂「……ありがとう、お姉ちゃん」
最終更新:2010年01月11日 20:44