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唯を取り戻せ!

626  唯を取り戻せ!  [sage]  2010/03/15(月) 21:03:47 ID:SdlDUgZLO

唯「ん~、あずにゃんはかわいいにゃ~♪」スリスリ
梓「にゃーん♪」
憂「あっ!お姉ちゃん、お風呂入った後は梓ちゃんにくっついたらだめだよ!」
唯「いいじゃーん、あずにゃんかわいいんだからー」
憂「だめったらだめ!はい梓ちゃん、たいやきあげるからあっち行ってなさい」
梓「モグモグ」
唯「ぶー、ひどいよ憂…」
憂「そ、その代わりと言ったらなんだけど、私になら抱きついても…」

プルルル…

唯「あ、電話だー…はいもしもし…ありゃ、聡くんどしたの?」
憂梓「!?」

サトシくん!?何奴!?聞き覚えのない男の名前に驚愕を隠しきれない私と梓ちゃん。
とっさに二人揃って廊下へと飛び出しました。

憂「梓ちゃん、聞いた?」
梓「にゃあ!」
憂「だ、誰だろう。サトシくんなんて今まで聞いたことないよ…」
梓「にゃ、にゃあ…?」
憂「彼氏なんてそんな!お姉ちゃんに限って…」
梓「にゃにゃあ…」
憂「確かにお姉ちゃんかわいいもんね…うぅ」

お姉ちゃんはそのサトシくんと楽しそうに談笑しています。まさか、本当にお姉ちゃんにも春が…!?
でも、それをお姉ちゃんが選んだのなら私たちには何も言う権利なんてないんじゃ…

梓「にゃあ!」



627  唯を取り戻せ!  [sage]  2010/03/15(月) 21:05:58 ID:SdlDUgZLO

梓「にゃあ!にゃにゃにゃ!」
憂「え?付き合ってるのに挨拶にも来ない男なんてろくでなし…?」
梓「にゃにゃにゃーにゃ!」
憂「私たちに内緒にするってことは、隠したくなるような男ってこと…?梓ちゃん、さすがにそれは…」

でも待てよ?確かに梓ちゃんの言うことには一理ある。
私たちに堂々と紹介できない男と無理矢理付き合わされているって可能性もなきにしもあらず…いや、100%そうだよね!

憂「その通りだよ!」
梓「にゃあ!にゃにゃ!」
憂「え?お姉ちゃんが私にメロメロになれば目を覚ますはずって…梓ちゃん、さすがにそれは…」

でも待てよ?確かに梓ちゃんの言うことには一理ある。
私が頑張ってお姉ちゃんを惹き付ければ、下らない男なんてどうでもよくなる可能性もなきにしもあらず…いや、100%そうだよね!

憂「その通りだよ!」
梓「にゃにゃーっ!」
憂「うん、頑張ってみるよ!」
梓「…にゃにゃ?」
憂「え、梓ちゃんもお姉ちゃんをメロメロにできるかもって?梓ちゃん、さすがにそれはないよ」
梓「…にゃあ」



628  唯を取り戻せ!  [sage]  2010/03/15(月) 21:13:05 ID:SdlDUgZLO

唯「うん、それじゃねー♪…あれ、どしたの憂にあずにゃん?」
憂「確保っ!」
梓「にゃー!」
唯「きゃあ!?」

私と梓ちゃんは電話を終えたお姉ちゃんに近づくと、両サイドから思い切り抱きつきました。
そう、これこそ『YUIはSHOCK!愛を取り戻せ』作戦です!

唯「な、なに?二人ともどしたの!?」
憂「いいでしょー♪たまには一緒に寝ようよ」
唯「い、いいけど…なんでいきなり?」
憂「なんでもいいの!姉妹で一緒に寝るのに理由なんていらないでしょ?さぁ、お部屋行こっ」
梓「にゃあ!」
唯「わわ、引っ張ったら危ないよー!」

お姉ちゃんの手を引いて歩く私は、いつもより積極的です。
でもこうでもしないとサトシくんの魔の手からお姉ちゃんを奪還することはできないのです!

ガチャ

憂「さぁお姉ちゃん、寝よ寝よ♪」
唯「う、憂…!」
憂「お姉ちゃんどうかした?」
唯「う、うん…あのね、憂の…その、む、胸が当たってるから」
憂「あ…///」

気付くと私はお姉ちゃんに体を密着させていました。きゃあ…///
ってだめだめ、私が照れてどうするの!

梓「にゃあ!」ギューッ
唯「あずにゃん、めっ!あまり胸押し付けたら痛いでしょ?」
梓「……」



629  唯を取り戻せ!  [sage]  2010/03/15(月) 21:14:40 ID:SdlDUgZLO

憂「お姉ちゃん♪」ギュッ
唯「うい、くすぐったいよぅ」
憂「お姉ちゃんって柔らかくっていい匂いがする♪」スリスリ
唯「そ、そうかな…」
憂「あ、あのさ、お姉ちゃん、一つお願いがあるんだけど」
唯「なに?」
憂「キス…してもいい?」
梓「なっ!?」

思わず梓ちゃんが人間臭い反応をしてしまうほどのことを、私は言っていました。
でも、こうでもしないとだめなんだ。お姉ちゃんを取り戻すためには…

唯「…ねぇ憂?」
憂「……!」

私を抱きしめて、お姉ちゃんは私の頭に顎を乗せました。

唯「なにかあった?」
憂「な、なにか…って?」
唯「憂がこんなに甘えてくるなんて珍しいから」
憂「…えっと…」
唯「ん?」
憂「…お姉ちゃんを取られたくないから」
唯「え?」
憂「お姉ちゃん、さっきサトシくんって人と電話してたでしょ。…彼氏さん、だよね」
唯「へ!?」
憂「だから…お姉ちゃんがサトシくんより私のことを好きになってくれたら、取られないで済むんじゃないかって」
唯「…あのね憂、聡くんはね」
憂「お姉ちゃん…どこにも行かないで!私のこと置いてどこかに行っちゃったらいやだよ…お姉ちゃん!」ギュッ

唯「…聡くんは、りっちゃんの弟なの」



630  唯を取り戻せ!  [sage]  2010/03/15(月) 21:18:17 ID:SdlDUgZLO

梓「そんなっ…!」

梓ちゃんがはっきりと人語を話すほどの衝撃的事実です。
お姉ちゃんは将来的には田井中唯になるっていうの…?

唯「そういえば話してなかったよね。聡くんはまだ中学生なの。だから…」
憂「お姉ちゃん考え直して!律さんと気まずくなるよ!」
梓「そうです!ダメです!」
唯「いや、だから彼氏じゃないよ…
憂梓「え…!?」
唯「さっきの電話は、りっちゃんが風邪ひいたから明日学校休むかもって連絡してくれたんだよ」
憂「…そ…そうだったんだ…」
梓「まったく…誰ですか、彼氏なんて適当なこと言ったの」
憂「梓ちゃんでしょ!」
梓「…にゃん」

何はともあれ、お姉ちゃんには彼氏なんていなかったのです。よかった…

唯「そうだ憂、さっきのお願い聞いてあげるね」
憂「え?お願いって…」

チュッ

憂「……」
唯「えへへ、大好きだよ憂♪」
憂「だ…だいすけ…///」ドサッ
唯「まつざか?ってうい!?顔が真っ赤だよ!大丈夫?」
憂「えへ、えへへへへ…♪」
梓「にゃあ!」ギュッ
唯「あぅ、だからあずにゃん、胸が痛い!まな板みたいだよぅ!」
梓「……」

おしまい
めでたしめでたし♪
最終更新:2010年03月15日 21:31
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