358 負けても得られるモノ [sage] 2010/06/21(月) 00:18:00 ID:Qu49XjLlO [1/4]
日本とオランダの熱戦から一夜明け、私はベッドの上で思いを巡らせていました。
それは途中出場の俊輔の動きの悪さについて…ではなく、私がお姉ちゃんにしてもらうことについてです。
憂「お姉ちゃん、今日一日私のものなんだ…ど、どうしようかな…」
そう、私たちは賭けをしていたのです。日本が負けたらお姉ちゃんは一日私のもの…つまり何でも言うことを聞いてもらえるのです!
でも何を聞いてもらおうかな。いざとなると浮かばない…
ううん、遠慮なんてしたらお姉ちゃんに失礼だよね、これはお姉ちゃんが言い出してくれたたことだもん!よし、それじゃ…
唯「ういー」
憂「きゃあっ!な、なに!?」
唯「なんでそんなにびっくりしてるの?まあいいや、さぁ、脱いで!」
憂「え…ええっ!?そんなまだ早すぎるっていうか、心の準備ができてないっていうか…」
唯「憂はお着替えするのに心の準備がいるの?確かに起きた後はめんどくさいけど」
憂「え…お着替え?」
唯「うん!日本負けちゃったら一日憂のものになるって約束だったもんね。今日は憂のためにがんばるよ!さぁお着替えお着替え!」ゴソゴソ
憂「だっ大丈夫!一人でできるから!」
唯「え、でも…」
バタン
359 負けても得られるモノ [sage] 2010/06/21(月) 00:20:00 ID:Qu49XjLlO [2/4]
うぅ、私なにやってんだろ、せっかくのチャンス…じゃない、お姉ちゃんの心遣いを無下にするなんて!
でもいきなり服を脱がされるなんてびっくりしちゃったな。お姉ちゃんたら大胆…
唯「ういー…」
憂「ごめんね、まだ何聞いてもらうか考えがまとまってな…お姉ちゃん?」
お姉ちゃんはしょんぼりとした表情で私の部屋の入り口に立っていました。
さっきはあんなに元気そうだったのにどうしたのかな…?
憂「お姉ちゃん、どうかした?」
唯「うん…私、やっぱり約立たずだなぁって。憂のためにがんばろうと思ってたのに断られちゃった」
憂「そ、そんなことないよ!さっきはいきなりだったから驚いちゃっただけだよ」
唯「うん…」
憂「…そうだ、じゃあ一つ聞いてもらおうかな。ちょっとそこに座って?」
唯「う、憂?」
私は正座したお姉ちゃんの太ももに頭を乗せて横になりました。そう、いわゆる膝枕です。
私が一番して欲しかったこと…それはこんな風にお姉ちゃんにそばにいてもらうことなのです。
憂「ふう、やっぱりお姉ちゃんの膝枕は落ち着くなぁ」
唯「ホントにこんなんでいいの?」
憂「うん。最近はなかなかこういうことできなかったから」
唯「そっか…」
360 負けても得られるモノ [sage] 2010/06/21(月) 00:22:21 ID:Qu49XjLlO [3/4]
唯「えへへ、なんだか懐かしいね」
憂「ねぇお姉ちゃん、今日はずっとこうしてもらってていい?」
唯「いいよ。今日の私は憂のものだからね」
憂「ありがと。…じゃあ、今度は私からね」
唯「え…!」
体を起こしてキスをすると、お姉ちゃんは少し驚いたように目を見開き、すぐに顔を真っ赤に染めました。
こないだよりも甘く感じるのは、お姉ちゃんが私のものだからかな?
唯「…変なの。日本負けちゃったのにこないだより甘いや」
憂「ほら、解説者の人がよく言ってるよ?今回は次に繋がるいい負け方だったって!だからじゃないかな」
唯「おぉ、そっかー…じゃあ今度のデンマークには絶対勝つね!」
憂「うん♪じゃあ今度は何点差で勝つか予想しよう!私は1点差だと思うな」
唯「じゃあ私は2点…ううん、3点差!本田と闘莉王と俊輔がゴールするよ!」
憂「す、すごいね…じゃあ当たった方は外れた方に言ってほしい言葉を言ってもらうのはどうかな?」
唯「面白そう!よーし、負けないぞー!」
デンマーク戦は25日の午前3時半キックオフ。
頑張って起きて、お姉ちゃんに甘い言葉を囁いてもらいながら朝日を見たいと思います!
終わり
最終更新:2010年06月21日 21:03