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「音楽準備室~放課後~」

591           初作品 [sage]

「音楽準備室~放課後~」

唯「ははん!憂よ!またここのスレ住人は我々をネタに妄想しておるわ!」
憂「きゃつらはまだ凝りずにこんな事を続けているのか姉者!」
唯「因果よなあっ!しかし我々の魅力が過ぎる故の仕方ない事なのかもな!」
憂「まっことしかり!」
唯「それではまたイメージアルバムでも出して金を巻き上げるとするか!!」
憂「ハッハッハ!さすが姉者は如才がないわ!!」

律「・・・・まさかウイスキーボンボンでここまで酔っ払うとは・・・」
梓「姉妹そろってお酒に弱すぎですね・・・」
澪「っていうか誰に向かって何を喋ってるんだこの二人は?」
ムギ「これが原因かしら・・・・」
澪「なんだこれ?」
ムギ「このまえ唯ちゃんたちが読んでた・・・魁男塾って漫画」
律「あー、それ私が唯に貸したやつだ・・・」
梓「どうするんですか・・・憂まであんなになって・・・」

唯「憂よ!今なら何でも出来そうな気がするぞ!!」
憂「フハハハ!今の姉者なら武道館とてひとたまりもないわ!!」
唯「よーし!ギー太と共に世界征服じゃ!!ついてこい憂!!」
憂「板垣死すとも姉者は不滅じゃあ!!」

律「お、おい、どこ行くん・・・あ!あぶないっ!!」
ドンガラガッシャーン!!
ムギ「きゃあっ!!」
澪「だっ、大丈夫か!」
梓「ちょっと!しっかりしてください先輩!!憂!!」


                          2010/10/10(日) 03:30:26 ID:sR8yJp+20 [1/8]

592           2 [sage]

「保健室」

憂「う、う~~~ん・・・」
梓「あ・・・憂、気が付いた?」
憂「あ、あれ・・・ここ・・・どこ?」
澪「保健室だよ。」
憂「え・・・?なんで・・・??」
律「なーんだ、何も覚えてないのかー。唯と憂ちゃんが酔っ払うわ
  二人で階段から転げ落ちるわでもう大変だったんだから。」
憂「え・・・?私が酔っ払って階段から?そんな事が・・・・」
澪「元はといえばお前があんなもの(ボンボン)持ってくるから悪いんだぞ」
律「い、いや、だってさあ~、まさか二人があんなになるなんて・・・」
ムギ「憂ちゃん、大丈夫?」
憂「あ、ハイ、大丈夫です・・・まだ少しボーッとしますけど・・・
  ハッ!そうだ!お姉ちゃんは!?お姉ちゃんはどうしたんですか!」
澪「大丈夫、横で寝てるよ」
憂「ホッ・・・よかった・・・・お姉ちゃん・・・・」
唯「う~~~ん・・・羅惧美偉・・むにゃむにゃ・・」
律「ら、らぐびい・・・?」
澪「保健室の先生に診てもらったけど、幸い二人とも大したことはないそうだ
  ただ、唯は少し頭を打ったみたいで・・・
  二人で階段から転げ落ちる時に無意識に憂ちゃんをかばったんだな」
ムギ「どんな時でも唯ちゃんは憂ちゃんの事を大事に思ってるのね」
憂「お姉ちゃん・・・・・」
唯「んん・・・・あれ?なんで私こんなとこで寝てるの・・・?」
憂「あっ!お姉ちゃん!気が付いたんだね!!」
唯「あっ・・・う~い~。みんなも・・・・どうしたの?」
律「ホッ・・・のんきだな、お前は。」
梓「本当に大変だったんですからね」
唯「え・・・?何が?」
澪「まったく・・・心配かけさせて・・・」
ガラガラッ
さわ子「ちょっと大丈夫?話聞いてびっくりしちゃったわよ!」
澪「ああ、すみません、でも大したことはないそうなんで・・・」
さわ子「でも一応ちゃんと見てもらった方がいいと思うから
   私が車で二人を病院に連れていくわ。あなた達はもう帰りなさい」


                          2010/10/10(日) 03:31:40 ID:sR8yJp+20 [2/8]

593           3 [sage]

「学校校門前」

さわ子「じゃあ病院に連れて行くわね」
澪「本当に大丈夫か?」
ムギ「いつでも困った事があったら呼んでね」
律「悪かったな二人とも・・・私があんなもの持ってこなけりゃ・・」
唯「えへへ~そんな事ないよ律っちゃん。あれ結構おいしかったし」
憂「そんなに気にしないで下さい律さん」
梓「二人とも気をつけて下さいね・・・」
さわ子「それじゃあ行くから、みんな真っ直ぐ帰りなさいよ」


「教室~朝HR~」

さわ子「・・・そういう訳で、一応大事を取って今日は休む事になったから」
ムギ「本当に大したことなくてよかったわあ」
律「じゃあ放課後は練習を切り上げて唯ん家にお見舞でもいくか?」
澪「いや、二人ともゆっくりしてた方がいいだろうしメール打つくらいにしとこう」


「唯の家~午前~」

憂 私は大した事なかったけど(お姉ちゃんがかばってくれたから・・・)
  でも、お姉ちゃんの事を看てあげたいから私も学校休めてよかったかな?

唯「う~い~お腹すいたね~」
憂「あっ、そうだね、そろそろお昼だし、お昼ごはん作るから待ってて」
唯「やった~」


                          2010/10/10(日) 03:33:25 ID:sR8yJp+20 [3/8]

594           4 [sage]


唯憂「いただきまーす!」
唯「わー、今日もおいしそうだねぇ。どれさっそくこのおかずから・・・
  はぅあっ!」
憂「っ!?どうしたのお姉ちゃん!?」
唯「うっ腕が・・・転んだ時にちょーっとだけ打ってたみたい・・・」
憂「えっ!どっ、どうしよう!?」
唯「大丈夫だよこれくらい。よっ!(ポロッ)あ・・・
  はっ!(ポロッ)ぬう・・・こしゃくな・・・」
憂「だめだよお姉ちゃん無理したら!私が食べさせてあげるから、ね?
  はい、あ~~~ん」
唯「あ~~~ん。・・・・ん~~~おいし~~。
  憂や、すまないねぇ」
憂「なんでおばあちゃんみたいになってるのお姉ちゃん」
唯「はあ、ホント極楽極楽だよ」
憂「クスッ、じゃあ次はどれがいい?」
唯「えーと、そうだねえ・・・」


唯「ごちそうさま~。はぁ、おいしかったよぉ、うい~」
憂「おそまつさまでした、エヘ」
唯「でもごめんね。いっぱい世話をかけさせて。
  ううん、今日だけじゃないよ。いつも憂には迷惑ばっかりで
  私ももう少し自分の身の回りとか頑張って出来るようにするからね」
憂「お姉ちゃん・・・・も、もう急に何言い出すのよ!
  私は別に迷惑だなんてこれっぽっちも思ってないよ?」  
唯「ありがとうね、憂」
憂「お姉ちゃん・・・」


                          2010/10/10(日) 03:34:46 ID:sR8yJp+20 [4/8]

596           5 [sage]

「唯の家~夜~」

唯「そろそろ寝る時間だからお風呂入ろうかなあ」
憂「え?でもお姉ちゃんそんな腕じゃ、体が洗えないよ?」
唯「大丈夫、大丈夫。たいした怪我じゃないから」
憂「駄目だよ!無理したら絶対駄目!!
  き、今日はっ、わっ、私がお姉ちゃんを洗ってあげるよ!」
唯「え~?憂が?うーん、じゃあ久しぶりに二人で入ろっか」
憂「う、うん・・・・(ドキドキ)」


憂「お、お姉ちゃん、お風呂が沸いたよ・・・」
唯「ホント?じゃあ私、部屋に着替え取ってくるから先入ってて」
憂「わ、わかった、先に入ってるね・・・」


憂「お、お姉ちゃんと二人でお風呂・・・何かドキドキしてきた・・・」
唯「うい~、お湯加減どお~?」
憂「あっ、う、うん!丁度いいよ!」
唯「エヘヘへ、久しぶりだね一緒にお風呂入るの」
憂「そ、そうだね・・・あ!お姉ちゃん背中流してあげるよ!」
唯「そう?悪いねえ~」

憂 おねえちゃんの背中・・・やわらかい・・・

唯「ありがとう、今度は私が流してあげるよ!」
憂「ええっ!?いいよそんな腕なのに!」
唯「まあまあ、遠慮しなさんなって。
  背中洗うぐらいなら利き腕じゃなくても出来るから」
憂「え、でも・・・・」
唯「だーいじょーぶだって」
憂「そ、そう?・・・・それじゃあお願いするね」
唯「ほいきた!」


                          2010/10/10(日) 03:36:51 ID:sR8yJp+20 [5/8]

597           6 [sage]


唯「それじゃあ二人で湯船につかるとしよう!」
憂「う、うん・・・」
ザパアァァァァッ
唯「ふぁ~、気持ちいいね~うい」
憂「そうだね・・・」
唯「たまに姉妹でお風呂に入るのもいいもんだねえ
  小さい時はよく二人で入ってたしね」

憂 そう・・・小さい時はよく入ってた・・・・
  でもあの時はお互い体が小さいから二人で入っても
  お風呂が広く感じられたけど、でも・・・・今は・・・
  お互い、はっ、裸で・・・お姉ちゃんの肌と私の肌が・・・
  こんな近くで・・・触れあって・・・・
  ふっ、触れ・・・あって・・・・

唯「ふおおっ!?」
憂「触れあっ、ブクブクブクブク・・・」
唯「うおおーい!!憂が湯船で溺れてるうぅぅぅぅっ!!?」
憂「だ、だいじょぼぉぶだよぼぉ、おねえちゃばんブクブクブク・・・」
唯「ぎぃやあぁぁぁぁ~~~っ!!うう~~~いい~~~~・・・・」


唯「はい、冷たい麦茶だよ・・・大丈夫?憂・・・」
憂「あ、ありがとうお姉ちゃん・・・・」
唯「もお、急に憂がお風呂の中に沈んでいくんだもん」
憂「ご、ごめんなさい・・・何だかのぼせちゃって・・・」
唯「ホントにびっくりしたよぉ~
  でも、そんなにのぼせるほど熱い温度でもなかったと思うんだけどなあ」

憂 い、言えない・・・
  お姉ちゃんと二人でお風呂に入ったせいで
  ドキドキしてのぼせたなんて・・・・

憂「・・・お姉ちゃんが介抱してくれたんだよね?」
唯「いや~、姉として当たり前の事をしたまでですっ!」
憂「そんな腕で一生懸命私の事を・・・」
唯「大袈裟だな~、だいじょーぶだって」
憂「本当に、ありがとう・・・お姉ちゃん・・・・」
唯「憂・・・・」


                          2010/10/10(日) 03:38:38 ID:sR8yJp+20 [6/8]

598           7 [sage]


憂「ねえ、今日は一緒に寝てもいい?」
唯「え~?いいよ~。今日の憂は甘えん坊さんだね~」
憂「エヘヘ・・・・」


「唯寝室」

憂「・・・・お姉ちゃんもう寝た?」
唯「ううん、まだ起きてるよ」
憂「少しお話してもいい?」
唯「いいよ~」
憂「軽音部って楽しい?」
唯「楽しいよぉ、みんな面白いし、ムギちゃんのお菓子はおいしいし・・・・
  あ、勿論練習もちゃんとしてるけどね」
憂「クスッ、そうなんだ・・・」
唯「でもね」
憂「えっ?」
唯「お昼にも言ったけど今の私が楽しく出来るのも、憂がいるからなんだよね
  当たり前に思ってたこの楽しい生活も、憂のおかげで成り立ってるんだよ
  私はそれに気付かないで憂にいっぱい苦労かけてたんだよ・・・
  本当に駄目なお姉ちゃんだよね・・・」
憂「そっ、そんな事ないよ!お姉ちゃんは・・・」
唯「だからさ、憂の負担を少しでも軽くしたいからこれからは私も頑張るよ。
  憂みたいに完璧には出来ないかもしれないけどさ、
  自分の身の回りの事も自分でするし、料理だって・・・」
憂「違うの、お姉ちゃん!」
唯「えっ?」
憂「私がお姉ちゃんの身の周りの世話するのは
  私がやりたいからやってるんだし、それに私がお姉ちゃんの
  面倒見てるみたいに言うけど、今日みたいにいざとなったら
  やっぱり私はお姉ちゃんに守られてるんだよ!
  ・・・・・それだけじゃないよ、お姉ちゃんと同じ高校に行ったのも
  私はお姉ちゃんが心配だから同じとこに行きたいって思ってた。  
  でも、違うの。
  私はお姉ちゃんが心配なんじゃなくって、私はお姉ちゃんの事が、
  お姉ちゃんの事が、その・・・・す・・・・・・・き・・・
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
唯「グゥ、グゥ・・・・撲針愚・・・むにゃむにゃ・・・・」
憂「ぼ、ぼくしんぐ・・・?」
唯「ん・・・う~い~好きだよぉ・・・・むにゃ・・・」
憂「クスッ・・・・お姉ちゃん・・・私も好きだよ・・・」

チュッ・・・・・


                          2010/10/10(日) 03:40:02 ID:sR8yJp+20 [7/8]

599           8 [sage]

「早朝」

憂「お姉ちゃーん!遅刻するよー!!」
唯「あーん、まって~うい~~」

憂 そう、私はお姉ちゃんの事が好き。
  それは紛れもない事実だ。
  でも私たちは姉妹。
  いつかはお姉ちゃんも・・・好きな人が出来て、
  結婚・・・して、いつかは離れちゃうんだ。
  でも、その日が来るまでは・・・・
  それまでは、もう少しだけ甘えたり甘えられたり
  抱きついたり抱きつかれたりして一緒にいさせてね。
  好きだよ、お姉ちゃん・・・・

唯「おおーい、ういー!もう行っちゃうよ~!」
憂「あっ!待って~お姉ちゃ~~ん!!」


魁姉妹 第一部完



                          2010/10/10(日) 03:41:05 ID:sR8yJp+20 [8/8]

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  • 二部はまだか? -- (唯憂は素晴らしいとは思わんかね?) 2010-10-18 21:14:56

最終更新:2010年10月10日 13:03
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