憂「ねぇ、お姉ちゃん

845  名無しさん@お腹いっぱい。  [sage]  2009/12/04(金) 14:21:35 ID:YaTUeU+I

憂「ねぇ、お姉ちゃん」
唯「んー?」
憂「この間、梓ちゃんと二人きりでお出かけしたんだって?」
唯「したよー。なんで知ってるの?」
憂「今日梓ちゃんが話してたから…すごく嬉しそうだった」
唯「そっかー…よかった、あずにゃんこないだのデート楽しかったんだ♪」
憂「…デートなんだ」
唯「えへへ、まあねー」
憂「……」

デート…まさかそんなにはっきり言われるだなんて思わなかった。
もう少しきまり悪そうにするとか、後ろめたい雰囲気を出したっていいじゃない…

唯「それであずにゃんったらねぇ…あれ憂、どうしたの?」
憂「…別に。なんでもない」
唯「なんでもないことないでしょ?なんか怒ってるよ」
憂「…怒ってない」
唯「ふふ、嘘ついたって分かるんだよー?さぁ、お姉ちゃんに言ってみなさい!」

…だめだ。やっぱりお姉ちゃんの真っ直ぐな瞳に見つめられると、嘘はつけない…

憂「お姉ちゃんが…」
唯「ん?私がなあに?」
憂「梓ちゃんと…デートしたから」
唯「それで怒ってるの?」
憂「…うん」
唯「あはは、なんだそんなことかー」
憂「…そんなことじゃないもん」



846  名無しさん@お腹いっぱい。  [sage]  2009/12/04(金) 14:25:20 ID:YaTUeU+I

唯「ごめんごめん、でも憂だってあずにゃんとお出かけするでしょ?おあいこだよ」
憂「私はお出かけだけど…お姉ちゃんはデートって言ったじゃない。それって全然違うよ」
唯「そうなのかなー?」
憂「そうなんだよ。お姉ちゃん、あんなに楽しそうな顔して…私より梓ちゃんのことが好きなんだよ」
唯「そんなことないよ。私は二人とも大好きだよ?」
憂「…それじゃやだ」
唯「へ?」
憂「私の方が好きじゃなきゃ、やだ」
唯「おお…憂って、意外にわがままなんだね」
憂「……」
唯「…ふふ」

お姉ちゃんは黙り込む私を優しく抱きしめて、耳元でこう呟いた。

唯「私…憂のこと、世界一好きだよ」
憂「…ホント?」
唯「うん、ホント」
憂「じゃあ、私とデートしてくれる?」
唯「もちろん!どこ行こっかー」
憂「あと…もう他の誰かとデートしちゃだめだからね」
唯「はいはい、しないよー♪」
最終更新:2009年12月14日 23:39
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。