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「お姉ちゃん、なにしてるの?」

978  名無しさん@お腹いっぱい。  [sage]  2009/12/20(日) 10:30:03 ID:jlfICgLL

「お姉ちゃん、なにしてるの?」
「あー、ういー!入ってきちゃダメ」
「え?え?なんだかいい匂い」
「あー!ダメダメ!まだ全然だから…」


「…なんか、私お姉ちゃんから隔離されてるんだ…」
「か、隔離って……唯先輩に?」
「うん…ぐすっ」
「いやいやいや、杞憂だって……」
「そうかな…」


「…ただいま…」
「おかえり!ういー!」
「お姉ちゃん!?部活は!?」
「今日はね~…早帰り!りっちゃんも澪ちゃんも用事があるって…」
「そうだったんだ…」
「でねー?」
「??」
「…憂に…渡すものがあるんだ…」



981  >>978の続き  [sage]  2009/12/20(日) 15:16:29 ID:HkcRHB9u

書きためはしてない

今、渡さないと。でもいざとなると自信がなくなる。
憂が私を見ている。今日までチョコを作るのに憂を避けてきたから
憂が落ち込んでるのは分かってた。

憂「…お姉ちゃん、どうしたの?」

私をマジマジと見てくる。
チョコおいしいって言ってくれるかな…自信ないな…
――でも、渡さなきゃ!!

唯「憂!はい!これ憂にあげる!」

憂「お姉ちゃんこれは?」

もう後は食べてもらうしかない…。素直に伝えよう!

唯「憂にあげるバレンタインチョコだよ~憂にいつもお世話になってて
  それでね、バレンタインに憂に手作りチョコをあげようとおもって
  頑張って作ったんだ~」

言った!!ちゃんと言えた!
憂は黙っている。でも、私は食べてもらうだけだ。憂に私の気持ちを…
――このチョコで伝えるんだ!!

唯「だから、憂…私のチョコを食べて!!」

憂「うん!」

憂は元気になっていた。ごめんね、無駄に心配かけて。

憂「パクッ」

憂が私のチョコを食べる。また、憂の表情が曇る…
――ど、どうしよう…やっぱりまずかったのかな…。

憂「うぅ…ぐすっ、ぐすっ、うぅ…」

な、なんで泣くの…憂……?



982  >>978の続き  [sage]  2009/12/20(日) 15:46:35 ID:HkcRHB9u

唯「だから、憂…私のチョコを食べて!!」

そっか!お姉ちゃん夜ずっとこそこそしてたり、
私を妙に避けてたのはそのせいだったんだ。良かった。
でも本当に極端だな~お姉ちゃんは…。

お姉ちゃんのチョコ…食べてみよう。
包みからチョコを出す。少し形がおかしかったけど、
ハートの形だとわかった。不意に目が熱くなるが堪える。

憂「パクッ」

チョコを食べる。
――おいしい、おいしいよ!お姉ちゃん。
嬉しくて、嬉しくて、なんか鼻の奥がツーンと刺激されて…

憂「うぅ…ぐすっ、ぐすっ、うぅ…」

な、涙が止まらない。嬉しくて。
本当は満面の笑みで、おいしいよ!って答えたいのに、
お姉ちゃんが私を心配して見ている。言わなきゃ!

憂「…おいしい、おいしいよ、お姉ちゃん…グスッ」

唯「じゃ、じゃ、なんで泣いてるの?やっぱりまずかったんでしょ?
  む、無理しなくていいy

憂「本当においしかったよ!!!!」

唯「!!!」

憂「お姉ちゃんが作ってくれたチョコ…今まで食べたチョコの中で一番
  おいしかったよ!お姉ちゃんが頑張って作ってくれたのを考えると
  感動しちゃって…私なんかのために苦手な料理を頑張って…すごく
  嬉しかったの…」

お姉ちゃん、本当にうれしいよ!

憂「ありがとう!とってもお姉ちゃんの愛がこもってて、すごくおいしいよ!」

唯「よかった~憂に喜んでもらえて!憂に感謝のチョコを渡せて本当にうれしいよー」

感謝なんて…いいのに。でも本当においしいよ。

私はお姉ちゃん気持ちのこもったチョコを味わって食べた。
そのチョコは本当に

――世界で一番おいしいチョコだった。

fin

書きためなしに書くとつらい。
バレンタインデーじゃないのにごめん。
978の続きがもったいないと思って書いただけなんだ。
失礼した。
最終更新:2009年12月20日 22:23
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