プロビジョニングには、以下の3種類が存在する。
1.シックプロビジョニング (Lazy Zeroed)
2.シックプロビジョニング (Eager Zeroed)
3.シンプロビジョニング
でもこれって、一体どーゆー事?意味わかんない。
って時のために、まとめた感じは以下の通り(もちろん他サイトを参照)。
1.シックプロビジョニング (Lazy Zeroed)
Lazy Zeroedは実際のブロックを使用するときにまず、0を書き込んだのちにデータを書き込む。
例として、全体的に20GBのvDiskを作成し、10GBしか使用していない状態があるとする。
この状態では、ディスク上の領域を確保しているが、10GB以降はデータ(0or1)は何も書き込まれていない。
その後、5GBの領域を使用したとする。
すると、データが何もなかったところに0と1が書き込まれる。
つまり、vDisk作成時には領域は確保するが実際にデータを埋めるのはブロックへ書き込む直前であり、
領域確保についてはLazy(怠けて)しているって事である。
2.シックプロビジョニング (Eager Zeroed)
Eager Zeroedは、vDisk作成時に領域確保とともに確保したブロックに0を書き込む。
そして、5GBを消費使用としたときには、実際のデータ配列をそのうえに書き換えていくのである。
まさしく、領域確保についてEager(熱心に)である。
3.シンプロビジョニング
シンプロビジョニングは、使用分しか領域を確保しない。
vDisk作成時に20GBの仮想ディスクを作成した場合ゲストOSからは20GBとしてみえるが、
10GBの使用であれば実際のディスクも10GBもしか表示されない。
続いて5GBを消費しようとしたときに、領域確保とデータ書き込みを行う。
まさに、thin(密集していない)タイプなのである。
シックが連続したブロックを確保するのに対して
シンは連続したブロックではなく、使用した際に空いているブロックを確保する。
そのため、ディスク上のバラバラのブロック位置を取得する。
一見すると一番使用されないパターンだが、優位点もある。
それは、実際に所持しているデータストア領域よりも大きなvDiskを作成できるという点だ。
(例:データストアが100GBしかない領域に、vDiskとして1TBを作成可能)
勿論、実際のデータストア領域よりも大きいサイズのデータを書き込む事は不可能。
しかし、一時的に大きくディスクを作成して後々データストア領域を増強するなど、
運用方法の幅が広がる事は利点として大きい。
それぞれの気になる項目で順位をつけてみた。
【書き込み速度】
1位:Eager
2位:Lazy
3位:Thin
【読み取り速度】
1位:Thin
2位:Lazy
3位:Eager
⇒読み取り速度の順位についてはちょっと不明。
逆の順位を示すサイトもあるみたい。要検証。
最終更新:2013年09月13日 16:29