ソマリアの亡霊 ACT.0

ACT.0

GM2「では、今回のセッション「本気で名前忘れた」を開始したいと思います」
GM1「いぇーい」
GM2「最初のGMということで色々ゴタゴタあるでしょうけど、よろしくお願いします!」

りす:いぇーい
Sely:わかりづらいから名前(GM)とかにしといて

GM2「ok」
リラ(GM)「ではよろしくお願いします!」
GM1「よろしくお願いします」

~導入開始~

リラ(GM)「ビッチ、名前戻せ(」
GM1「あ」
びっち(GM)「気付かなかった( つか変わってなかったし(」
びっち(GM)「で、では気を取り直して…」


~導入開始~


そろそろ肌寒い季節になった今日この頃
どうやらBBNのメンバー達はこの事務所の巫晴之に呼び出されたようだ
事務所と言っても最早ただの喫茶店であるが…
メンバーからしたらそんな所に突っ込む気はないらしい
まぁ、そのお陰で俺の店も繁盛するっていうものだ
なるほど…回りを見渡してみたが相変わらず個性の強い連中が揃っているな


…手前のテーブルにはリーゼロッテが本を片手に座っている

リーゼロッテ「(料理本片手に手帳に何かを記載しながら)胡椒大さじ一杯、醤油を少々・・・あれ?逆?」
月夜理香子「…」


同卓している理香子はただじっとその様子を眺めている

隣のテーブルには憂鬱な表情を浮かべる明と相変わらずマイペースなユウ


秋篠 明「はぁ…」
ユウ=ファーロング「あ、理香子ちゃん秋篠くんハロー♪」
秋篠 明「どうも…(こういった場所は…落ち着かないなぁ)」


真ん中のテーブルで涎を垂らして寝ている半獣は誰だろうか
…可能なら俺のテーブルを汚さないで貰いたいものだ

…そして俺の前のカウンターに座っているこの男は…


ガルシア・ミラーレス「O☆KA☆WA☆RI☆だ・・・」(コーヒーギャン飲み
マスター「O☆KA☆WA☆RIでございます!」


…年甲斐もなく乗ってしまったな

…おとと、オーナーのお出ましだ
依頼内容を説明するのだろうか…
ちょっと興味があるな
聞き耳は悪いとは思うが…
俺とは違う… いや、一般人とは全く違う世界を生きてる連中の会話だ
男として生まれたなら興味をもって当然だろう?


巫晴之「皆よく集まってくれた今回の仕事だが
皆は凶悪犯だけを投獄する為に作られた刑務所というのを聞いたことがあるかな?」

秋篠 明「聞いたこと無いけど、今そんな話をするんだったらそういうところがあるのか・・・?」
ガルシア・ミラーレス「一応、な」
ユウ=ファーロング「ありますね~」

巫晴之「ふむ、何人か知っているようだな
今回はその刑務所に関する任務だ。詳しくは彼に聞いてくれ」


…こんな街中には似つかわしくない男が入って来た
20代後半の金髪の男だが
防弾チョッキと…あれはライフルか…
…と無駄に俺が考察している間に男は要点だけを事務的にしゃべり始めた


スコット「初めましてBBNの皆さん。俺はスコット。
先ほど述べられた刑務所(阿鼻叫喚ダンスホール)の一級刑務官だ。
当刑務所はその性質の重さから何重ものセキュリティを張り巡し、
囚人の管理には最善の注意を払っているつもりなのだが…
どういうわけか、囚人の不審死が多発する、という事件が起こっている」


先程まで騒がしかったBBNメンバーは一人を除いて眼つきが変わった
…なるほど、やはりプロだな…
たしかに俺とは生きる世界が違うようだ…


スコット「外傷が全くない失血死、
自分の喉を掻き毟って死ぬ、
昨日まで生きていたのに一晩で腐乱死体になるなど異例中の異例が続いている」

スコット「我々も監視を増やしたり、監視カメラ数を増やしたりしたのだが
どうしてもその実態を確認する事が出来ない
そして朝になれば棺桶が増える…というわけだ
ここまでで何か質問はあるか?」

ガルシア・ミラーレス(1つ目は血液の性質変化・・・あるいは内部攻撃・・・2つ目は大方幻想生成の類か?3つ目は・・・眠っている間に体内のバクテリアを異常活性化させれば不可能でもないが・・・)
ユウ=ファーロング「それはその場所だけなのですか?」
スコット「ああ、俺の知ってる限りではな」
ユウ=ファーロング「不思議な事件ですね~」

ガルシア・ミラーレス「要するに…今回の依頼はその豚箱を調査しろ、という訳か…」

秋篠 明「はぁ…そっちが厳重に警戒してて解けないんだったら、ボク達が調査したところで解決できるのか?」
スコット「さぁな? 俺が決めた話じゃない …だが藁にも縋るって奴だ」
秋篠 明「まぁ・・・できる限りの事はやっていこうと思うけどさぁ」

スコット「他に質問がある奴は?」
秋篠 明「現場に行って気になったことが出てきたらするよ…」

ユウ=ファーロング「今はそこにいる囚人たちはどうしてるのですか?
ユウ=ファーロング「みんながみんな死んじゃったわけではないのですよね?」

スコット「ああ、勿論だ
だが噂は囚人にも広がっている どこで漏れたかは知らないがな…
囚人の間では監獄を徘徊する死神に連れて行かれると脅えてる者も多い
誰が言い始めたか知らないが、この事件を“死神の誘い”と呼んでいる所以だ」

秋篠 明「死神ねぇ…案外マジでそうだったりして…」
ユウ=ファーロング「幽霊さんだっているしね~」
秋篠 明「現場の状況、狙われる囚人の傾向とか情報を見ない限りはどうしようもないな…」
ユウ=ファーロング「う~ん」
スコット「老若男女… 及び罪状の重さ部屋番号、すべて規則性は確認されていない 俺たちも色々と困っている所だ」
ユウ=ファーロング「完全にランダムか~」
秋篠 明「ちぃ…面倒だなぁ」

ユウ=ファーロング「でも死んでるのは囚人さんだけ?」
スコット「犠牲者は囚人だけだ 刑務官や職員には被害は出ていない」
リーゼロッテ「なんだか「ホラーエイガ」みたいな事になってるのね、魔界でもそんな愉快痛快な事件は無かったし…」

カルノ「Zzz…」
スコット「あと、そこ寝るな」
カルノ「ハッ…」
秋篠 明「あ~・・・こいつはほっといてくれ」
カルノ「おはよー!」
ガルシア・ミラーレス「そうだな。放って置いた方がいい。」(金属変形でその辺にあったスプーン紐状にして首絞めながら)
カルノ「いきなり!?がばばばば…」バタン
ユウ=ファーロング「永遠に眠っちゃうね?」
リーゼロッテ「おー、見事な金属変形…噂には聞いてたけど、こっちにも魔法少女って居るのね?びっくりしちゃった」
ユウ=ファーロング「少女じゃないよね」
ガルシア・ミラーレス「少女ではないな」
秋篠 明「もういいから行こうか・・・」
リーゼロッテ「??? 魔法が使えるんだから魔法少女じゃない、変な事言うわね…」
ユウ=ファーロング「うん、そういうことでいいや♪」
ガルシア・ミラーレス(もうなんでもいいな・・・)

リーゼロッテ「なんだか色々と難しそうな話だけど・・・まぁタイタニック号に乗ったつもりで任せておきなさいよ」
リーゼロッテ「その事件、私がシャッキリポンと解決しちゃうんだから!」
スコット「…はは 頼もしいな」(冷や汗)

秋篠 明(今回もこんな面子だと・・・不安だ)

ガルシア・ミラーレス「詳しくは現地調査という事か・・・ところで」
ガルシア・ミラーレス「・・・あんた、煙草持ってないか?」
スコット「…ガムならな」
ガルシア・ミラーレス「・・・1枚貰っておこう」


全員店を出ていった…
あれが俺なんかとは全く違う世界で生きている連中か…
きっと俺なんかじゃ想像も出来ない光景を見てるんだろうな
しかも命を懸けて…か、 確かに憧れるな…
…ただまぁ
これで俺は俺にコーヒーを淹れることが出来る
誰も憧れなくていい
これは俺だけが知ってればいい世界ってやつ、さ

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最終更新:2013年03月27日 15:22