注意書き
タイトルこそとある落語ですがその落語との関連はありません。
虐待無し。人間虐め。
作者当てシリーズってやつです、見事正解した名前あり作者さんの中から抽選で一人、このSSの作者とネチョるSSを書いてくれるという話はありません、あしからず。


やあ!僕は虐待おにいさん!使い古された感があるこの挨拶だけど、たまにはいいよね!!



そんな自分の元に一人の青年が訪れる、彼とは昔から付き合いがあり、自分もゆっくりを虐待したいと言ってきたので簡単な虐待道具を見繕った事がある。
そんな彼がゆっくりのことで話があると言ってきたのだ、そしてゆっくりは見せないでくれとも言ってきた。
「やめでぇ!!おにいざん!!でいぶばなびもじでないよぼぉぉ!!がえじで!!おうじがえじでぇぇ!!」
「うっさい」
さっきまで潰れると潰れないのぎりぎりの力でトンカチで殴っていたれいむを透明な箱に入れて蹴り飛ばす。
「もうおぞらどびだぐないいいぃぃぃ!!」
そんなことを言いながられいむは隣の部屋へと吸い込まれていった。

「やあ!よく来たね!!ゆっくりしていってね!!」
そんな挨拶をしながら青年を迎え入れる、彼はもともと健康的な顔色をしているというわけではなかったのだが、今日は一層顔色が悪くなっているような気がした。
「すいません…それ、やめてくれませんか?」
「ん?どうした?あんなにゆっくりをいたぶるのが好きだって言ってたのに…」
「そのことを含めて相談に来たんです、とりあえずゆっくりは全部閉まってくれましたか?」
「ああ、さっき全部奥の部屋にしまったよ、とりあえずあがりたまえ、お茶と饅じ…煎餅でも出そう」

青年を居間に通す、ソファに座らせそこで待ってるように言った後、お茶を入れて持ってきた
「それで、何の相談だ?好きな人ができたとか言われても彼女いない歴=年齢な俺には恋愛相談には乗れんぞ?」
「そんなんだったらあなたには聞きません、実はこれを返しに来たんです」
そう言って彼が取りだしたのは自分が少し前に彼に上げた、透明な箱をはじめとするゆっくり虐待道具だった。
「おいおい、それは俺が君にあげたんだ、返してもらわなくても…」
「俺、ゆっくり虐待を止めようと思うんです」
「…なに?」
なんだって?ホワイ?なんで?どして?
「とりあえず、理由を聞かせてもらおうか?」
「はい、じゃあ…」
青年は一口、お茶を飲んでから話し始めた。

「あなたに教えてもらってから、ゆっくりを虐待したとき、俺はとても楽しかった、いろいろな鬱憤をゆっくり相手に発散できた、虐待という麻薬にトリップしていたといってもいいでしょう」
「その例えは俺達がみな麻薬常習犯みたいに聞こえるからやめてくれないか」
いきなり何を言っているんだ、こいつは?
「僕はゆっくりを捕まえて、いろいろな虐待をしてきました。殴る蹴る、箱に閉じ込める、足を焼くなどです」
まあ、当然だろう。その三つは虐待の初歩の初歩といってもいい、虐待が趣味の人間でこの三つをしたことがないというやつはほとんどいない。
「ただ、つい最近、あることに気付いたんです。自分はゆっくりの親子を使った虐待、親の前で子を殺すという虐待をしていなかったんです」
「うん、それで?」
「内容としては簡単なものでした、親の足を焼いてその目の前で子を一匹ずつ殺して行くというものでした、親は泣き叫ぶし、子は僕が口添えしたので親が自分たちを見捨てたと思って親を罵る、
必死な親と俺に殺されようとしているのに親を罵ることしか考えない子ゆっくりがとても滑稽なものに見えて何とも言えない気分になりました」
「無力な饅頭風情の生死を自分が握っている、その間隔がとても心地よいものだったろう?他の生物では味わえない、ゆっくり虐待ならではの特権だな」
「まあ、そうなんでしょうかね」
無力なのに自分たちの生存権と所有権をひたすら主張するだけの汚いまんじゅう、そんな生物に自分たちの無力さを思い知らせ、親子間に誤解を生ませてそのまま一家まとめて皆殺し…
ああ、なんていいんだろう。と、俺がトリップしかけたところで青年が話を続けた。
「その虐待がしばらく僕のマイブームになっていました、ただ、先日あるれいむ一家を虐待しようとして…怖くなったんです」
「怖いって、何が?」
れいむ種?まりさ種ならドスになりかけのやつでいきなりスパーク撃たれて髪が焦げたという話は聞いたことがあるが…そんなことを考えていると青年は少しづつ話し始めた。



「さあ!!今日も張り切って虐待するぞ!!」
そんなことを言いながら外に出た僕は虐待お兄さん。
実際はそこまで虐待回数も多くはないからお兄さん見習いってところかな?
今僕がはまっているのはゆっくりの親子を使った虐待だ、まさに人生の春を謳歌しているというゆっくり一家を捕まえ家に持って帰ってから、親の足を焼く。
たいていゆっくりどもは「ばりざだじだにもばるいごとしでなびのびどぼじでぇぇぇえ!?!?」とか言ってくるけどお前みたいなのが道端を歩いているから悪いんだ。
学校でも会社でも虐められる立場だった俺でも今は何とか生活している、そんな俺にすぐ捕まってしまうような饅頭の癖に家庭持ちなんて生意気だし、そんなに非力な存在なら
人間に危害を加える前にさっさと一家心中した方が地球環境のためにもなると思うんだけどね。
「おかーちゃんにひどいことしりゃいでぇ!!」
「おかーちゃんをはにゃちぇ!!」
当然親の悲鳴を聞いた子ゆっくり達は抗議の声を上げてくるがそんなものは無視、弱者の懇願をはなから無視するのってある種の快感だよね。
「お、おがぁざんのごどはいいがらちびじゃんだげでもにげでえぇ…」
残念、子ゆっくりはジャンプしても越えられないような深さの桶に入れてるから土台無理なのよね。
「ゆっぐりでぎないおじざんはじね!じねぇ!!」
あーはいはい、いつか死にますよ、確実にお前らよりは後だけどな。
とりあえず親の足(?)の部分をなでまわしてこんがり焼けていることを確認する。
「どーだーゆっくり、ちゃんと歩けるか?」
とりあえず確認のために地面に置いて煽る。
「あるけなぐじだのはおばえだろおぉぉ!!じね!あやばれぇぇ!!」
生首が体中を震わせながら目を真っ赤にしながら泣きわめくさまはどう見て持ちも気悪い、気持ち悪いのがさらに俺のテンションを上げてくれる。
さて、喚くだけで動けない親を桶がよく見えるようにおいて、子を殺すことにする。
「おじびじゃん!!にげでえぇぇ!!」
「おかあちゃんどこにいりゅの~!?」
桶の中からは親はよく見えない。だが親の悲鳴から俺をゆっくりできない人間と認識したのか必死に逃げようとする。
まったくもって無様だ、こんな狭い桶の中で逃げ切れるわけないのに。
「はなちぇ!!はなちちぇ!!おかあちゃんたちゅけてぇ!!」
とりあえず最初に一匹掴み、親と子両方からよく見える位置までもって行く。
「れいむのおちびじゃんをはなじぇえええ!!」
「おねーちゃんになりちゅるのー!!」
「いもーちょをはなちぇ!!そしちぇあやまりぇえ!!」
「はい一匹目ドーン!」
「ゆぎゃ…!!」
俺の手の中で一匹目の赤ちゃんがはじけた。一瞬の静寂の後、親と子が同時に叫ぶ。
「でいぶのあがちゃんがあああああああ!!」
「いやじゃああ!!じりたちゅない!じにたちゅにゃいよ!!」
「どおじでごろじだの!でいぶだじばにもじでないのにいぃぃ!?」
「アッハハハハ!!馬鹿見てぇ、お前ら足焼かれて閉じ込められて俺に家族をつかまれてたのにまさか殺されないだろうとは思ってたの?馬鹿見てぇ!!」
そこらへんの虫だって人間に捕まれたら全力で逃げだそうって言うのに?
「ほら、泣きわめくのはそこまでにしとけよ、まだまだ殺して行くんだからそんなにないたら水分持たないぞ?」
ほれ二匹目。
「ゆべしっ…」
「ああああああああ!あがじゃんんん!!」
三匹目。
「おかーちゃんたちゅげ…」
「れーみゅのいもーちょがああぁ!!」
「おかーちゃんたちゅけちぇえ!!」
「ちにちゃくにゃいよぉぉ!!」
「れーむたちにゃにもしてにゃいのにどおちてこんなことするのおぉぉ!?」
「そりゃお前たちゆっくりが生きるにも値しない屑生物だから俺みたいな屑に殺されるぐらいしか存在価値がないんだよ、あとお母さんは助けに来ない、なぜなら君たちのことなんかどうでもいいから」
「うしょだああ!!おみゃえがおきゃあしゃんににゃにかしたんだあ!!」
む、それに気づくとはこいつら、結構利口な方なのか?まあいいや、次からは子と親を隔離してから足を焼こう。
「まあ、そうだね、でそれに気付いてどうなるって言うんだい?あ、そ~れ!!」
「おきゃあ…ゆぎゃあ!!」
眼窩から眼球と餡子が噴き出し絶命っと、次で最後の一匹だ。
「やべろおおぉぉぉ!ぞのごがらでおはなぜぇぇぇ!!」
「いやだ~!おかあしゃんたちゅけて~!!」
だから親は助けにこれないんだって、というかゆっくりに限った話でもなく戦争映画とかでは何で死ぬ前に母親のことを呼ぶんだろうね?戦場に親がきて助けてくれるわけでもないし、
映画は好きだし戦争映画も好きだけど人が死ぬ前にモルヒネを撃たれながら「ママ、ママ…」って呟くやつは大っきらいだ、そんなこと言ってもままはたちゅけてくれまちぇーんとか言いたくなるよね。
少し横にそれた。ごめん。
で、最後の一匹を手にしその手に力を込めたとき…
「やべろ!やべろ!やべろおぉぉ!!!」
べりっ!!
あれ?べり…?
音がした方向を振り向いたとき目に映ったのは、焦げた足を突き破り、そこから餡子を漏らしながらも自分に向かって襲いかかってくる親ゆっくりのかをがあった。
ついさっきまで滑稽なものだとしか思っていなかったそれが、その時だけおにや悪魔の類に思えた。
「っ…いってえ!?」
とっさに顔をかばおうとして出した左腕を噛まれる、ゆっくりに噛みつかれたことなんて初めてだったけど、こいつらってこんなに噛む力があるのか!?
→手につかんでいた子ゆっくりを一瞬で握りつぶし、まだ左腕に噛みついてる親ゆっくりを左手でぶんなぐる、親ゆっくりは絶命したが、自分の腕にはかなり大きいゆっくりの歯形が残っていた。



そこまで話し終えた後、青年はお茶を一杯飲んだ。
「それで君は、ゆっくりという存在が怖くなったと、ゆっくりを見るたびに最後の親れいむの顔を思い出してしまうと」
「はい、その通りです。あの顔を見た後、ゆっくりという生物が怖くなったんです、そして自分は昔いじめられた腹いせにその虐めてきた相手と同じこと、
もっとひどいことをしてたんじゃないだろうかって…だから自分はこれ以上ゆっくりを虐めることができないんです。だからこれを返そうと…」
「まあ、待て」
青年の言葉をさえぎり、袋から一つの饅頭を取り出す。
「この普通の饅頭を潰してみるんだ」
「え…?でももったいなくないですか?」
「いいから、やれ」
「じゃあ…そぉい!!」
テーブルの上に置いてあった饅頭は一瞬で周りに餡子をまき散らしながら潰れた。
「それで、いまの行為を酷いことだと感じたか?自分をいじめた相手と同じことをこの饅頭にしたと思ったか?」
「え…?いいえ、だってこれはただの饅頭でしょ?」
「そう、これはただの饅頭だ、ゆっくりもただの饅頭なんだ」
それを聞いた瞬間、青年の顔が明るくなる。
「そうか、ただの饅頭は虐待してもいいんだ!!」
「少し違うけどそういうことさ」
そう言って袋からもう一つの饅頭を取り出し、そこに般若の顔をしたゆっくりれいむの顔をペンで書く。
「これを見てみろ、この顔が怖いか?自分の行為が幸せな動物を殺してしまうんだと思うか?」
「いいえ、だってただの饅頭ですもんね!!」
「そう、ただの饅頭だ」
そう言って言葉を続ける。
「ゆっくり虐待はアブノーマルな趣味だ、これを趣味に持つことが公に知られて職を失った人だっているという。確かに生物を虐めるのが大好きだという人間がいれば社会では認知されにくいだろう…
だが、ゆっくりは饅頭なんだ、生物じゃない。ただの饅頭親子、団子大家族をたたいたり焼いたり潰したりしても本来は咎められることではないし、気に病むことではないんだ。
まあ、アブノーマルな趣味といってもいろんな人がいる、ゆっくり虐待にも俺以外の考え方を持っている人もい多いだろう、だから俺はこれ以上君には何も言わないよ」
「わかりました、今日はありがとうございます、話を聞いてもらえて少し楽になりました」
「そうか、それでこの透明な箱はどうする?いらないなら私が引き取るが…」
青年が返すといって持ってきた箱を指さすと、青年は笑顔で答えた。
「やっぱり持ち帰ります、僕にはまだこれが必要みたいです」






あとがき
制裁以外の理由で虐待する人間を書こうとするとどうしても人間の屑みたいなやつになります

作者当てシリーズ


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最終更新:2022年05月21日 23:21