竹取り男とゆっくり 3


 干からびたまりさから生えた茎には、つごう7つの実がなった。
 店で売っているゆっくりは栄養状態が良いため、3時間ほどでいくつか収穫できる大きさに育つらしい。
 そこまで育つまでの時間、男は店主からゆっくりの生態などについて詳しく聞かされていた。

「悪い。売り物のありす、思わず潰しちまった」
「かまいませんよ、もともと私が無理にお見せしたものですから」
 店主はニコニコと笑いながら言った。
「それより、まだ未熟ですがそろそろ収穫しましょうか」

 茎にぶらさがった赤ゆっくりは大きく育ってはきたものの、まだ成長途中で眠っている。
 店主が茎を握ると、朽ち果てたまりさの体がボロボロとこぼれ落ちる。
「茎と実に餡子を取られて、親は乾燥して粉になってしまうんですよ」

 茎についた実は、おおっていた緑色の薄皮がそり返って、中の赤ちゃんが寝顔を見せていた。
 茎の先からまりさ、ありす、ありす、ありす、ありす、まりさ、ありす。
 ありす多いなあ…(汗)
 一番先の赤まりさはプチトマトほどの大きさで、根元のほうの赤ありすは小指の爪ほどの大きさ。
 みんなまだぐっすりと眠っていたが、店主が長女のゆっくりまりさの赤ちゃんの顔をペチペチ叩くと、赤まりさは目を覚ました。

「ゅ…ゅぅぅ………むにゅ」

 また寝た。

「眠ってやがる…。早すぎたんだ」
「いえ、ゆっくりどもは寝てばかりいましてな」
 と言うなり、店主は茎をグルグルと水平に回した。
 7匹の赤ゆっくりは茎にくっついたままグルグルと激しく回転して、一番先の大きいのから順番に目を覚ましていった。

「ゅゅっ!? …きもちわゆいよぉ!」
「ゅ? ゅ? ゅ?」
「…っ…… ゅぐっ…」
「ゅーっ…ゅーっ…」
「………!」
「ゅ……」
「…………」

 小さすぎる奴らは何言ってるか聞こえなかったが、7匹全部が目覚めるのを確認すると、店主は揺らすのをやめて優しそうな笑顔で話しかけた。
「赤ちゃんたち、ゆっくりしていってね」
 餡子脳に刻みこまれた本能は、こんな状況下でも条件反射をやめられないようだ。

「「「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!」」」

 ある程度成長した3匹の赤ゆっくりは、一斉にあいさつを返した。
「……ゅ……」
 4番目の赤ありすはまだ目をつむったままだ……と思っていたら、
「ぷぇ」
 と小さなうめき声を上げて半開きの口から水っぽい餡子を吐き出すと、
「ゅぅ…ゅぅ…ゅぅ……」
 と、もがき苦しんでいた。
 茎の根に近い残り3匹の極小赤ゆっくりも一斉に餡子を吐き、こちらはすぐに死んでしまった。
 たったあれだけの回転でも、未熟児たちにとっては致命傷になったようだ。

「まりちゃのいもーちょ! ゆっくちしちぇ…………ゆ!? ま、まりちゃのいもーちょぎゃぁぁぁ!!」
「どぽちてえぇぇぇっ!?」
「だりぇか、あいちゅのいもーちょをゆっくちたちゅけちぇにぇ!」

 赤まりさと2匹の赤ありすは、隣の妹たちに気がついて助けを求めた。
「赤ちゃんたち、そんなに騒いで、ゆっくりしたくないのかい?」
 相変わらずの調子で話しかける店主。

「ゆっくちしちゃいよぉ! でもゆっくちできにゃいよぉ!!」
「ゆえーん! おきゃーしゃーん! どごおぉぉぉ!?」」
「おじしゃんたちっ、ゆっくちしてにゃいでたちゅけちぇにぇ!!」

「うんうん、でもそろそろおなかがすいたんじゃないかな? おまんまは欲しくないかい?」

「ゆっ!? おまんまほちー!! おじしゃん、はやくおまんまもっちぇきちぇにぇ! しょしたら、いもーちょたしゅけちぇにぇ!」
「おにゃか…しゅいたよぉ…」
「おいちーおまんま、おいちーおまんま!」

 …おまんまと聞いて、妹たちのことなど頭から消し飛んだようだ。
 赤ゆっくりたちは待ちきれないといった様子でおまんまの合唱を始めた。
「じゃあ赤ちゃんたち、下におりようね」
 店主は3匹の赤ゆっくりを順番に茎からもぎると、座布団の上に置いた。

「ゆゆ!? ふかふか〜! しゅごくゆっくちできりゅよ!」
「ゆ〜♪ あっちゃかいにぇ!」

 長女のまりさと次女のありすは座布団がいたく気に入ったらしく、頬をこすりつけたりポヨンポヨンと飛びはねている。

「ゆ! ここをまりちゃのゆっくちぽいんとにしゅりゅよ! ここでじゅ〜っとゆっくちしゅりゅよ!」
「ゆっくちー!」

 座布団の気持ちよさに、妹の救助だけでなく今度はおまんまのことまで頭から消し飛んだらしい。
 生まれたばかりとはいえ、さっそく見事な餡子脳ぶりを見せてくれる。

「おいちーおまんま! おいちーおまんま!」

 だが、3番目の妹の催促で、姉たちはおまんまのことを思い出して一緒に催促を始める。

「ゆっ!! はやくまりちゃにおまんまもっちぇこなきゃだめだよ!」
「はやくちょーだいにぇ! あいちゅをゆっくちさせちぇにぇ!」

 もはや4匹の妹のことなど忘却の彼方のようだ。

「はやくちてよ! にゃにぐぢゅぐぢゅちてるの!? ぷんぷん!」
「ちょかいはのあいちゅに、しちゅれーなこちょちないでよにぇ!!」
「おまんま! おまんまぁ!!」

 店主を指図する赤ゆっくり。
 とはいえ、店主とてゆっくりを扱って十数年のプロだ。
 赤ゆっくりに見えないように、虫の息の4番目の赤ありすを茎からもぎると、カチューシャをはずして顔を座布団に埋めるように置いた。
「はいはい。さ、みんなの大好きな"あまあま"だよ」

「ゆーっ! いいにおい〜♪」
「ゆっくちたべりゅよ!」
「あみゃあみゃー」

 3匹は髪飾りもなく顔も見えない妹ありすに飛びはねて近づくと、まずは長女のまりさが大きな口を開けて後頭部に噛みついた。

「むーちゃむーちゃ、ちあわちぇー!」

 一口で体の半分近くを噛みちぎられた赤ありすは、それがトドメになったのだろう…一瞬ビクンと痙攣して、その生涯を終えた。

「おにぇーちゃんばっかりじゅりゅいよ! あいちゅにもゆっくちちょーだい!」
「ちょーだい? ちょーだい?」

 あまあまを一人占めする姉まりさに、2匹の妹ありすたちが文句を言いはじめる。

「なにいってりゅの? まりちゃがさいしょにみちゅけたんだもん、これはまりちゃのものだよ。ありちゅたちはゆっくちりかいちてね!」
「どぽちてしょんなことゆーのぉ!? あいちゅにもちょーだいよぉぉぉ!!」
「あみゃあみゃちょーだあい!!」

 あまあまに覆いかぶさって一人占めするまりさと、おなかがすいて泣き出すありすたち。
 賢い親がいれば姉妹で分け合うことの大切さを教えてもらえるのだろうが、それはもう望めないことだった。
 ましてあのレイパーありすを親にもったこの子供たちに、分け合うことなど期待できるはずもない。
 自分のもの宣言を終えたまりさは、再びあまあまを食べようと大きな口をガパーっと開いた。
 店主はそれを見ると、半分になった赤ありすをさっとよけた。

「かぷん! ………ゆゆ!? おじしゃんなにしゅりゅの!? まりちゃのあまあま、ゆっくちかえしちぇにぇ!」

 空気に噛みついた赤まりさは、またもや「ぷんぷん!」を繰り返しながらカスタードを追いかけてきた。

「ねえ赤ちゃん、これは赤ちゃんと同じ"ゆっくり"なんだけど、食べちゃっていいの?」
「なにいってりゅの? しょれはあまあまだよ! ばかなこというおじしゃんはゆっくちちんでね!!」
「でもほら、これ髪の毛だよね? 中身もカスタードだし、ゆっくりありすなんじゃないかなぁ?」
「うるちゃいよ! ちね! あまあまかえちて、ゆっくちちね! ゆっくちちね!!」

 なにしろ、食べることに貪欲なゆっくりだ。
 赤まりさは何度も「ちね!」を繰り返しながら、店主の指につままれている妹ありすをしつこく追いかけてきた。

「じゃあほら、よく見てごらん」

 ここで初めて、下向きにしていた赤ありすの顔を、追ってくる赤まりさに見せる店主。
 赤まりさは、追っていたあまあまが舌を垂らしたまま苦悶の表情で絶命している赤ありすに変わったことに驚いて飛び上がった。
 その驚いた顔があまりにも滑稽で、男はぷっと吹きだしてしまう。

「ほら、顔があるよ? やっぱりゆっくりありすじゃないか」
「ゆゆ!? ……ちらにゃいよ。まりちゃ、こんなありしゅなんてたべてにゃいよ!」

 口では自分が同族を食べていたことを認めようとしない赤まりさ。
 だが、急にぷるぷると震え出したのを見れば、同族を食べたと理解しているのは明らかだった。

「それから君が食べたありすって、君の妹だよね? ちょっとこれを見てごらんよ」

 店主は茎をまりさたちに見せた。

「ここが君たち3匹がいたスペース。こっちに付いてるのは死んじゃった3匹で、ほら……真ん中にいたはずのありすがどこにもいないよね?
 やっぱりこのいなくなった妹のありすって、君が食べたありすだと思うよ?」

 茎を指差してひとつずつ確かめていく店主の指を、食い入るように見つめる赤ちゃん。

「ち…ちらないよ…。しょれに、おかざりがないもん…。いもーちょのありしゅとはちがうよ……」

 このありすにはカチューシャがないから…と、この期に及んで否定しつづける赤まりさだが、明らかに動揺している。
 カタカタと鳴っているのは、ぴったりと身を寄せ合って怯えている赤ありすの歯の音だ。

「お飾り? ……あ! こんなところに何か落ちてる! これ、ちょっとこのありすに結んでみようか」

 店主が後ろのほうから出した赤いカチューシャを見て、赤まりさは絶望した。
 店主の無慈悲な尋問が、妹を食べた事実をゆっくりと確定していく。

「よし、結べた。どうだい? 君たちの妹のありすじゃないかい?」

 店主は可愛らしいカチューシャを結んだ赤ありすを手のひらに乗せて、2匹のありすに特によく見せた。

「あ…ああ……あいちゅのいもーちょだよぉ………」

 すぐ隣で生まれた三女の赤ありすが、間違いないと念を押した。
 次女の赤ありすは、目の前に迫った妹の死体を見て、さらにブルブルと震えた。
 店主はわざとらしく大きなため息をつくと、赤まりさに向かって言った。

「そうか。じゃあやっぱり君は妹を食べたんだね? 自分と餡子を分け合って生まれた妹のありすを…食欲にまかせて食べちゃったんだね?
 ……こんのゆっくり殺しが!!」
「ゆえーん! おにぇーちゃんのゆっくちごろち!! おにぇーちゃんなんかゆっくちちんじゃえ!!」
「こわいよぉ〜!! あっちいってよぉこのゆっくちごろち!!」

 店主に加えて、妹からも"ゆっくり殺し"と罵倒される赤まりさ。

「ち…ちらなかったんだよぉ…。だりぇか、まりちゃをゆっくちゆるちてぇ……」
「知らなかったで済むわけないじゃないか。君は食べちゃったんだよ妹を。美味しくいただいちゃったんだよ、妹を。
 『むーしゃむーしゃ、しあわせ〜』なんて言いながら、欲望のままに貪り喰っちまったんだよ、可愛い可愛いイ・モ・ウ・ト・を」

 店主は噛んで含めるように告げると、死んだ赤ありすの体をゆっくりと後ろ向きにした。
 赤ありすの後頭部には、赤まりさに食い破られていまだカスタードのしたたる生々しい傷跡が残っていた。
 赤まりさが恐怖に固まったのを見た店主は、トドメとばかりに、手の上の赤ありすの死体を左右からギュッと潰した。

 プチャァァ!

 押されて飛び出した残りのカスタードが、赤まりさに飛び散って全身カスタードまみれにした。

「ゆぎゃーーーーーーーーーッ!!」

 ゆっくりたちからすれば、彼らの内臓にあたるカスタード。
 そのカスタードを全身に浴びた赤まりさは、ネットリとした感触とむせ返るような匂いにひっくり返って失神してしまった。

「ゆぶぶぶぶぶぶぶ」
「ゅっ…ゅっ…」

 後ろで見ていた2匹の赤ありすたちもまた、泡の混ざった餡子汁を噴きながらひっくり返って失神してしまった。

「…………」

 これまでの喧騒が嘘のように、シーンと静まりかえった室内。
 店主は嬉しそうに失神した3匹の子ゆっくりを手のひらに乗せると、男に差し出した。

「たっぷり恐怖を味わった赤ゆっくりは絶品ですよ?」

 男は店主の笑顔が恐ろしくなってきた。
 こいつを敵に回してはいけない…そう本能が告げてきたので、無言で赤ありすをつまむ。
 餡子が一番好きなのだが、昨日の成体まりさといいこの赤まりさといい、どうもまりさ種は食べたいという気が起こらないのだ。

 パクッ

「ウマー」

 風味豊かで、濃厚な甘み。
 輝く黄金のような光沢を放つカスタードは、一流のパティシエ〜が作った最高級品にも劣らない味わい深さを持っていた。
 歯ですり潰す瞬間に「ゅっ!」とか小さく悲鳴を上げるのもまた一興だった。

「さ、餡子のほうもご賞味ください」

 男は促されるままに赤まりさをつまむと、この種族を憂鬱に思っていたことも忘れて、足から頭に向かってパックリと割った。

「んゆ!? ……ゆぎえぇぇえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」

 真っ二つにされた激痛で目を覚ました赤まりさは、この世のものとも思えない叫び声を上げた。
 つい昨日まで耳障りだと思っていたゆっくりの絶叫が、男はだんだん心地よく感じられてきた。

「いぢゃいよお!!! どぽちてごんなごどじゅるのお゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙!!!!!」

 赤まりさの悲鳴などおかまいなし。男は中の餡子に釘付けになっていた。
 今にも湯気が立ちのぼりそうな、ホクホクとしたやわらかい餡子。
 ちょうどよい薄い皮。
 当たり前だが、生きもいい。
 赤ゆっくりがジタバタするたびに、皮の底の餡子が躍動して、皮がピョコピョコと動いている。
 赤ゆっくりの踊り食いだ。
 男は先に後頭部のほうから口に放り込んだ。

「ウマママ!!」
「あ゙あ゙っっ……やべでぇ!! ゆっぐぢざぜでぇ!!! 」

 目の前で自分の体の半分を食べられた赤まりさ。
 今度は顔のほうとばかりに、男は涙やら涎やら餡子汁やらでぐしゃぐしゃに泣いている赤まりさと目を合わせた。

「まりぢゃのおかおはおいぢぐないよぉ!!おにぇがいだかりゃ、ゆっぐちにがちてぇぇぇ……」
「ゆっくりしたいのかい?」

 唐突に、横から店主が赤まりさに話しかけてきた。

「ゆぐっ…! ゆっぐちちたいよぉ……ゆっぐぢちたいよぉ……」
「でも、君は妹をゆっくりさせてあげなかったよね?」
「ゆ…ゆ…ゆっくぢはんせい…ちてるよ…………まりちゃ…ちにたく…にゃ……」

 赤まりさの声がだんだんかすれてきた。
 そろそろ限界のようだ。
 うわごとのように「ゆっくりしたい」を繰り返しているが、もしここで放されても死ぬことは目に見えている。

「そうか、ゆっくりしたいのか」
「ゆ…ゆ…」
「じゃあ、君の妹に聞いてみよう。 …まりさに食べられちゃったありすちゃん、まりさのこと許してあげるかい?」

「ゆ  る  さ  な  い」

「ぴきゅっ!!!!????」

 怨念のこもった妹の声。
 朦朧とした視界全体には、自分が食べて殺した妹のデスマスクがドアップで飛び込んでくる。
 今にも死にそうだった赤まりさは、あまりの恐怖に男の手の中で一度飛びはねてから、両目を見開いたままショック死した。

 ……ゆっくりの声色を真似して「ゆるさない」とか、いい大人が何してるんだか。

「最後のトッピングですよ」

 店主は邪魔したことを詫びながら言った。
 男が赤まりさを口に放りこむ。
「ウマママママ!!!」
 なんと、あれほど美味しかった後頭部よりも、さらにさらに美味しくなっていた。
 すばらしい風味が口いっぱいに広がる。
 ほっぺたが落ちるとはこのことだ。

          *          *          *

「まりさ種以外ですか?」
 お茶を飲んで一息ついた男は、店主と向かい合って座って商談をしていた。
 結局、男はもう一度ゆっくり饅頭を自宅で作ることに決めた。
 返しにきたれいむはまた持って帰るとして、つがいにするためのゆっくりを一匹買わなければならない。
 だが、どうしてもあのまりさ種だけは育てる自身がなかった。
 ありす種も、あのレイパー魂で毎日「んほおおおおお!」とかやられてはたまらない。

「他ならなんでもいい。たとえば、あのれいむってヤツをもう1匹とか」
「同種を掛け合わせてもあまり美味しくならないし、奇形ゆっくりが生まれることがあるんです」
「なら、他には?」

 まりさ種もありす種もイヤ。
 困ったお客さんだ…と嘆息したが、商魂たくましい店主はおくびにも出さなかった。

「無いこともありませんが、希少種なので多少お値段が張ってしまいますよ…?」
「いくらだ?」

 結局、男は昨日と今日の二日間、竹を売って手にした金額の半分の額を代金として、新しいゆっくりを買って帰り道を歩いていた。
 荷車の上でれいむと一緒にケースに入っているのは、色白の肌の、紫色の髪をしたゆっくりだった。
 触れば「むきゅ!」、持ち上げれば「むきゅ!」、目が合っただけで「むきゅ!」と鳴くこのゆっくりは"ぱちゅりー"というらしい。
 ゆーゆー鳴かない種は珍しく、また比較的おとなしいので、男はすぐに気に入った。
 壊れたケースもサービスとして、新品に替えてもらった。

「明日から繁殖させて、毎日美味しいゆっくり饅頭を食べよう…!」

 すでに夜も更けていたが、男はウキウキしながら夜道を歩いた。
 1匹の野良ゆっくりれいむが、そんな男と荷台のケースを見ながら、ゆっくりと首をかしげていた。





~あとがき~
キリのいいトコまで終わりました。
まぁおもしれえかな…って思ってくれたら、
何がしかスレに感想くれたら嬉しいっす。
アク禁のストレスをゆっくりにぶつけてみたら、
意外と書けるもんだわね。
じゃね~。

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最終更新:2022年05月21日 23:36