• シリーズの0話的な位置づけでお願いします
  • あいも変わらず核弾頭です。多分過去最高レベルの
  • 気分が悪くなったらユーターンを推奨します
  • 独自設定あり
  • 幻想郷の話です






「ゆ!!ドス!!どうしてゆっくりをみんなゆっくりさせる聖戦を思いついたの?」

幹部れいむはドスに質問をした。今まで気になっていたのだろう。

「ゆ?れいむ?どうしても聞きたいの?」
「どうしてもだよ!!聞いたらみんなをもっとゆっくりさせるインスプレーションが働くかも
しれないよ!!」
「ゆ~~しょうがないね!!ゆっくり聞かせてあげるね!!」


ドスは自分の昔の話を語り始めた







昔のゆっくり




これはドスがまだただのまりさで、子ゆっくりの時から始まる。


まりさのいた群れは森の山奥にあり、そこは天敵ともいえる動物が一切なく
個体数が増えすぎても雨などの事故等でうまく数が調整された土地であった。


みな特に食糧に特に困るという事が今までなく、みな思うがままにゆっくりしていた。
それもあってか不慮の事故という事故以外で死ぬゆっくりがいないため
何十、何百世代に渡って思う存分ゆっくりしたゆっくりしかいなくなり
いつしかゆっくりこそが世界の頂点に位置する生き物だと考え始めていた。
ただ単に天敵という天敵がいないため思いあがったのだろう、餡子の記憶からも
天敵の存在は消え切っていた。



「ねえお母さん?なんでゆっくりは世界でもっとも素晴らしい存在なの?」

当時子ゆっくりだったまりさは母であるまりさに聞いたことがあった。
その返答に母まりさはにこやかに答えた

「あそこにいるれいむをゆっくり見てね!!」

まりさはゆっくりしているまりさをみた。
そのまりさは木の切り株の上に乗り、森の木々から漏れる日の光を浴びて気持ちよさそうに寝ていた

「まりさの姿をみてごらん!!なにかかんじるでしょ!!」

まりさはそのゆっくりをよく観察した。
日光を浴びてつやつや光る髪、光を浴びてその白い肌をさらに白く感じさせる肌、
そしてそのまりさの顔の素晴らしいゆっくり比。
まりさはこのまりさのゆっくりした姿をみて確信した。
どんな絵さんよりもとってもきれいで、神々しくて、なにより、なんて言えばいいんだろう。

「そう、それがゆっくりしているということなんだよ!!」

お母さんまりさは続けた

「とってもゆっくりしているでしょう!!あのまりさがとてもゆっくりするために
あの木さんは切り株さんになったし、あのまりさがゆっくりお昼寝できるように
森の木さんがわざわざちょうどいいおひさまを用意してくれたんだよ!!」

まりさは母の言葉に感動していた

「ここにはどれだけ食べても草さんやキノコさんがゆっくりに食べられるために
たくさん、勝手にはえてきてくれるのよ!!だからおちびちゃんも勝手にはえてくる
ごはんさんをできる限りたくさんたべてあげて、ごはんさんの幸せ~にしてあげたり
ゆっくりお昼寝してその場所を提供してくれた生き物が幸せ~になるようにしてあげてね!!」

まりさは母の話に元気よくうなづいた。

「ゆっくりわかったよお母さん!!ゆっくりはやっぱり世界で一番素晴らしい生き物なんだね!!」

母ゆっくりもそうよとうなずいた。



ある日
まりさと母ゆっくりがゆっくりお話しながら歩いていると、ボロボロになったれいむが倒れていた。

「ゆ!!お母さん!!」
「わっかているよ!!れいむ、大丈夫?」

まりさ親子はボロボロで倒れているれいむに駆け寄り、れいむを起こそうとする。
必死にやったのが幸いしたのか、れいむはかすかに反応し、意識を取り戻した。

「ゆ・・・・ゆっぐり・・・じでいっでね」

れいむはボロボロの体にも関わらず挨拶をした

「ゆっくりしていってね!!」
「ゆっくりしていってね!!」

親子はつい反応してしまった。

「れいむ?一体どうしたの!!いま治療するよ!!」

そういうとまりさは近くに生えていた薬草をかみ砕き、液状にした後れいむの体に擦り付けた

「ゆぴぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

傷口に染みるのか、れいむは悲鳴を上げた。
れいむの傷は自然についたものとは思えないような傷だった。
あんよは真っ黒になっており、あの真っ赤なリボンは真白になっていた。
体はこれでもかという程傷口があり、中には何かで切られた跡があった。

薬草で応急処置を行った母まりさは大きな葉っぱを持ってきてその上にれいむを乗せて
群れの広場へ運び始めた。その間、まりさはれいむを励ましていた。

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「今考えてみれば、あれがすべてのはじまりだったよ」

ドスまりさは楽しかった日々を懐かしく思う様な眼で語った。

「ゆ?ということはそれから始まったんだね!!ゆっくりのためのジハードが!!」
「そうだね、すべてのきっかけはそれからだったよ!!それからね・・・・」



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群れに着くと群れのみんなはあまりにもゆっくりできなくなってしまったれいむを
哀れんだ。
今村で唯一ある診療所で本格的な治療が行われていたが、あれだけの傷にあんよのあり様、
どうかんがえてもれいむが再びゆっくりできる日々はもうこないだろう。

診療所の入口でれいむを連れてきたまりさ親子は内心怒っていた。
一体だれがこんなひどいことするの!!ゆっくりをゆっくりできなくさせたら
みんなゆっくりにも幸せにもなれないよ!!なんでそんなことするの!!
これは群れのゆっくりみんながそう思った


しばらくすると、診療所のパチュリーが入口から出てきた

「むきゅ!!れいむの治療がおわったわ!!傷は応急処置が良かったこともあってか餡子さんの
流失を止められたわ!!ただあんよの怪我はどうにもならなかったわ・・・。
あんなけが始めてよ!!たぶん自然につくものじゃないわ!!」

群れのゆっくりはやはりという顔だった。

「とりあえず、しばらくは絶対安静よ!!
なんでこんな事が起こったかはぱちぇが聞いておくわ!!」

そういうとぱちゅりーは中へと戻って行った。
群れのみなはひと安心し、それぞれお家へ戻って行った
まりさ一家もひと安心し、お家へともどっていき最後の平穏な一日を過ごした。


翌日、ボロボロになったれいむから話を聞いたパチュリーから語られた内容はゆっくり達には騒然たる
ものだった。

そのれいむはとある広場を散歩している最中、みたこともないゆっくりプレイスをみつけ
わざわざれいむのために開けられた入口からお家に入り、ゆっくりしていた所に
人間と呼ばれる生き物が侵入し、れいむのゆっくりプレイスに侵入し、ゆっくりプレイスを
奪うだけでなくれいむをここまでボロボロにしたのだ!!

群れのゆっくりは激怒した
れいむをゆっくりさせるためにできたお家を横取りした生き物!!
ゆっくりをゆっくりさせることをしない生き物、人間!!

群れのゆっくりは人間という生き物をゆっくりの力をもって駆除することを決定した。
ゆっくりの力・・それはゆっくりをゆっくりさせるために作用する力を人間に
ぶつけるという力だった。

まあ早い話、ゆっくりをゆっくりさせてくれる風さんや日光さんがゆっくりをゆっくりさせる
ために働いてくれるから、その力で人間が苦しんで反省するその様を見に行こうというものだ。


群れのゆっくりはその日の正午に群れを出発した。
その一群の中に、あのまりさ親子の姿もあった。
お母さんの教えてくれたことに深く感動し、それに反する生き物の存在を子まりさは
その正義感から許せなかったのだ。
心配だからとついてきた母の他には、子まりさの妹にあたるまりさもついてきた。
妹まりさは尊敬する姉のまりさの雄姿がどうしてもみたいと駄々をこね、無理やりついてきたのだ。

参加したゆっくりのほとんどはゆっくりをゆっくりさせてくれるものが人間という生き物を
懲らしめてくれるからそれを遠目でみようというまるで遠足に行くような考えで
いたため、参加したゆっくりの中には赤ゆっくりや子ゆっくりの姿もちらほら見えていた。


ゆっくり移動すること三日・・・・
一群は人間の里に着いた。

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「今考えてみれば、世界はこのときからゆっくりに対して反乱をおこしていたんだよ・・」

ドスは懐かしくも、悔しいような顔でれいむに話していた。

「ゆ?ということはゆっくりできないことがおこったの?」
「そうだよ・・・・人間の里に着いたまりさ達は・・・・」


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人間の里についたまりさ達群ゆっくりは目の前の光景に驚いた。
風や太陽さんが人間をさんざん懲らしめているはずなのに、全く苦しんでいないのだ!!

おかしい、そんなはずはない!!ゆっくりをゆっくりさせるために働く風さんや
太陽さんが全然人間さんを懲らしめていない!!
なにやっているのぉぉぉぉ!!早くこらしめてよぉぉぉぉぉ!!!
          • もういいよ!!働く気がない風さんや太陽さんのかわりにゆっくりが
すこしだけゆっくりしないで働いてあげるよ!!終わったらゆっくりさせなかった分だけ
働いてね!!


長はそう考え、群れゆっくり達に指示をだした

「ゆぅぅぅ!!みんな!!風さんや太陽さんが全然ゆっくりをゆっくりさせるために働いていないよ!!
働かない怠け者の代わりにゆっくりが少しだけゆっくりしないで人間を懲らしめるよ!!
ゆっくり準備をしてね!!」

群れゆっくりは一瞬怒った顔をしたが、すぐにいつもの顔に戻り、石を加えて近くにいた人間に
近づいて行った。



村の入口につくやいなや、長は近くにいた人間を呼びつけた。
その男は偶然なのか、れいむをボロボロにした張本人であった。

「そこの人間さん!!ゆっくりこっちを向いてね!!」

長の叫び声に男は気づいた

「ん?・・・・・ゆっくりの大群かよ・・・・。あのれいむ、仲間にこの場所を教えたな、ったく」

長は男の会話に気がつかなかったらしく、そのまま剣幕な顔で続けた。

「なんでれいむをゆっくりさせなかったのぉぉ!!ゆっくりをゆっくりさせるのが仕事でしょぉぉ!!」
「はあ?なんで俺がゆっくりをゆっくりさせなきゃいけないんだ?」
「ゆっくりをゆっくりさせるのはこの世界の仕事なんだよ!!まりさ達は寛大だから
いま謝ってれいむやまりさ達をゆっくりさせたら水にながしてあげるよ!!
そうだね、手始めにあの美味しそうなご飯をもってきてね!!人数分だよ!!」

そういって、男が育てていた野菜をよこせと要求してきた
だが、男はわざわざゆっくりに合わせる必要などないため、答えはもちろん

「やるわけないだろうが!!」
「どぼじでぇぇぇぇ!!!」
「あれは俺が育てた野菜だ。それを自分のものだとぬかして食べようとするゆっくりを
ボロボロにしたり、家を乗っ取ろうとするゆっくりをボロボロにして何が悪い。」

長は顔を真っ赤にした

「なにいっでるのぉぉ!!ゆっくりをゆっくりさせるのが義務でしょぉぉぉ!!!
ゆっくりのために働くのがしごとでしょぉぉぉ!!風さんや太陽さんだってゆっくりのために
働いているんだよぉぉぉ!!それなのになんで人間だけさぼるのぉぉぉ!!」
「そんなもん聞いたことがない。思い上がりなら自分の群れの中だけでやってろ!!」
「ゆぎぃぃぃぃ!!ゆっくりせいさいずるよぉぉぉぉ!!みんな!!いくよ!!」

この言葉を合図に、ゆっくりの投石攻撃が始まった。
ゆっくりをゆっくりさせる仕事を放棄した虫さんに制裁するために日頃から練習していた投石攻撃
これで怠け者を制裁するよ!!
ゆっくり達はそう考えていた。

だが、男は石をぶつけられ、切れた。

「ざけんじゃねえぞ饅頭どもがぁぁぁぁ!!!」

男は手にしていた鍬の刃を長まりさめがけて振りかぶった。
まりさは鍬の刃をもろにくらい、その場で死んだ

「人が優しくして付き合ってやったら石投げてきやがって!!もういい!!皆殺しにしたらぁ!!」

一方的な虐殺が始まった。
あるゆっくりはふざけるなと叫びながら体当たりをするも鍬に潰され、あるゆっくりは
子を守ろうとしてわが身を盾にし、鍬で親子もろとも死んだ。

あのまりさはなんでこんな事になったのか分からず、目の前の光景にただ呆然としていた。
なんでゆっくりを殺すの?やっちゃいけないことなんだよ?なんで?なんでぇぇぇ!!

「なんでごんなごどずるのぉぉぉぉぉぉ!!!!」

その刹那!!まりさめがけて鍬が襲う。だが、まりさは何かの体辺りを受けた。
母まりさが体当たりをしてまりさの身代りになったのだ。
母まりさは核を寸分違わずりょうだんされていたためか、何一言も残さず、その場で息絶えた。

「お、お、おおお、おおお、おおおがあざぁぁぁぁぁぁぁ!!」

まりさは叫んだ。怒りのあまりに体当たりをしようとしたが、誰かがまりさを掴んだ。
見知らぬ群れのゆっくりれいむだった

「おちびちゃん!!おかあさんはかわいそうだけどこんなところで死んじゃダメ!!」

そういうとまりさを咥えたまま森の方へ駆けて行った。



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「お母さん・・・かわいそうだね・・・」

幹部れいむはドスに同情した。
ドスは気にしないそぶりを見せ、話を続けた

「ある意味、本当に大変だったのはこの後だったよ・・・。」


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「ゆがぁぁぁぁぁ、妹をばなぜぇぇぇぇぇ!!!」
「おねえぢゃぁぁぁぁん!!だずげでぇぇぇぇぇぇ!!!」

人間の追撃を命からがら逃れたものの、助かったゆっくり達は特に策もないため、お家に一旦引き返す
事にした。
だが、来る道中にはいなかった動物達が負傷したゆっくりから放たれる甘い匂いにひかれてきたのだ。

今まりさの目の前では、妹のまりさが犬に咬みつけれていた。

「おねえじゃぁぁぁぁぁん!!ばりざ、ばだじにだぐないぃぃぃぃぃ!!」
「大丈夫だよ!!おねえじゃんがだずげるよ!!」

まりさは必死に体当たりを仕掛けるも、犬には何のダメージがなく、ただ辺りにまりさの
悲鳴が響きわたるのみであった。
他の生き残ったゆっくり達は突然の襲撃者に驚き、まりさを置いてどこかへと逃げて行った。
そして時が流れ、犬は体当たりをしかけるまりさに飽きたのか、まりさを無視して妹まりさを
咥えたまま走り去っていった

「おねえじゃぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」

これが妹の最後の言葉となった。


取り残されたまりさは込み上げる感情を必死に抑えた。
まだ何かが襲ってくるかも知れなかったからだ。
だが、目から涙が止まることなく流れていった。



どうにか心を落ち着かせたまりさは4日かけてきた道をたどり、群れに戻ったが
そこは地獄となっていた。

先に帰ってきたゆっくりの傷口から流れる餡子やクリームの匂いにひきつけられてやってきた
動物達が群をおそったのだ。
いままでこの群れに動物が襲ってこなかったのにはこの群れ自体が非常に幸運だったのもあるが、
なによりまともに餡子やクリームを流失するようなケガを負ったゆっくりが
いままであまりいなかったからだ。
だが今回の場合、まりさを置いていったゆっくり達が先に帰り着いたはいいが、道中さまざまな
動物達がゆっくりを襲い、ほとんどのゆっくりが負傷したのだ。
その負傷したゆっくりから漂う大量の甘い匂いが今までよりつかなかった動物達を
招き入れる形になったのだ。

まりさは必死になって生きているゆっくりを探し始めた。
家に残ったお父さんれいむと妹達、長の奥さんのパチュリー、みょん、友達のちぇん
みんな死んでいた。
一匹残らず、群れのゆっくりは死んでいた。


「ゆ・・・ゆ・・・ゆ・・・・・ゆがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

まりさは叫んでいた。
ゆっくりをゆっくりするために肝心な所で怠けた風や太陽さん!!
ゆっくりをゆっくりさせるどころかゆっくりを殺す人間!!
傷ついたゆっくりを襲う極悪非道な動物さん!!

復讐してやる、復讐してやる!!
ゆっくりをゆっくりさせる仕事を放棄した怠け者を、ゆっくりをゆっくりさせない鬼畜どもを
地獄に叩き落としてやる!!


こうして、一匹のAVENGER(復讐者)が誕生した。


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「それからが苦労の連続だったよ・・・・。何度も群れを作って、何度も捕まって、
何度も人間にゆっくりできない目にあったり・・・」
「ゆぅぅぅ、大変だったんだね・・・・・」

ドスは暗くなり気味な顔でれいむにうなづいた。

「でもね、そんなドスについに転機が来たんだよ!!」


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それは、まりさがドスになり、これで何度目なのかわからない敗北を迎え、
絶望し、うちひしがれていたときだった。

「なんで、なんでこんなに頑張っているのに人間さんを制裁できないのぉぉぉ」
「それは世界がおかしいからよ」

ドスは誰かの声に驚き、声の主の方を振り向いた。
そこにはいままでみたこともないゆっくりがいた。
とても小さく見えたが小さいわけではないようだ。捕食種の一種だとも思ったが見たこともない。
どのゆっくりにもあてはまらないゆっくり・・・それが今目の前にいた。

「世界がおかしい?・・・・どうゆうこと?ゆっくり説明してね!!」
「いいわよ」

ドスはこの異形のゆっくりの目を見た瞬間、恐怖を感じた。
このゆっくりから何か禍々しいものを感じるよ。恨み?悲しみ?それに近いものを感じるよ
でもなにより、このゆっくりは・・・この世界すべてを憎んでいる!!

「世界は本来ゆっくりをゆっくりするために存在していた。そうでしょう?」
「そうだよ!!」

ドスはうなづいた

「その世界がゆっくりを虐めだしたのよ。ゆっくりがゆっくりを平気で殺せるようにしむけ
他の動物や現象がゆっくりを虐めるように仕向けたりして、世界がゆっくりに対して反乱を
起こし始めたのよ。」
「ゆぅぅぅぅ!!!そんなの嘘だよ!!お母さんは言ってたもん!!世界はゆっくりを
ゆっくりさせるためにあるって!!そんなデタラメ・・」
「じゃあ私は何?」

異形のゆっくりはドスに割り込んだ

「私はこの姿で生まれてきた。お父さんはお母さんを捨てて、お母さんはそんな私を育てるために
いっぱい無理して美味しいご飯を集めたのが禍いして死んだわ。
それから私は仲間のはずのゆっくりにゆっくりできないという理由で虐められてきたわ。
何も悪いこともしていないのによ。それから今に至るまで、私は通りすがりのゆっくりから
ゆっくりできないという理由から虐められてきたわ。ゆっくりできないという理由でよ。
そのゆっくり達がなんでそんな事をするのか、それは簡単よ。世界がゆっくりさせてくれないからよ
世界がゆっくりをゆっくりさせて、満ち足りているはずなら私を受け入れてくれるはずよ。
なのに私を拒絶する。だから私は世界を憎む。ゆっくりをゆっくりさせない世界を私は憎む。
これでもデタラメなの?」

ドスはこのゆっくりの言い分が正しいように感じてきた。
確かにゆっくりを追い求めて自滅していくゆっくりが最近増えてきたよ。
それも全て世界のせい?ならやることはただ一つしかないよ
世界を・・・・制裁するよ!!

「そう、分かったのね。本当の敵が。」
「ゆ!!分かったよ!!本当の敵が!!」

ドスと異形のゆっくりは互いの顔を見た。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「これがこの「ビッツ」を作った経緯だよ」
「ゆ~~、すごいゆっくりなんだねそのゆっくり!!でもどのゆっくりか分からないの?」
「今考えてみてもわからないよ!!でもね、人間と少し似ていたような気がするんだけど・・
そんなわけないよね!!」

ドスはこの異形のゆっくりとの出会いからこの「ビッツ」を作りだした。
あの異形のゆっくりとはそれ以来一度も会ったことはなかったが、
ドスは今もどこかで世界を憎んでいるのではないかと考えていた

「ところでれいむ、インスピレーションは沸いた?」
「ゆ!!もちろんだよ!!インスピレーションもやる気も一杯だよ!!
じゃあドス!!昔話ありがとうね!!」

あの異形ゆっくりとの出会いがなかったら

「じゃあがんばってね、れいむ!!」

あの晩に会わなかったら

「ゆし!!ドスもがんばるぞ!!」

ゆっくりの悲鳴がこんなにも聞こえることはなかっただろう・・・・・











あとがき

う~~~~ん、正直どうしよ!!なんかフルボッコされそう・・・・・。
作品がクロスされたことに舞い上がって調子こいたら・・・こんなすさまじい出来に・・・。
まあいいか!!
作中にでた異形のゆっくりですが、チル裏でちらっとだけ出た内容を元に作りました。
次回から本編を進めていきます。





ゆっくりAVENGER

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最終更新:2022年05月19日 14:40