「ゆっくりしていってね!」
「言われんでも、ゆっくりしとるよ」
「ゆ!おばあさんはゆっくりできるひとなんだね!」
「そうじゃよ。きっとお前さんよりゆっくりしとるぞ~」
「ゆゆっ!れいむはすごくゆっくりできるこだよ!」
「そうか。じゃあ、わしと勝負せんか?」
「勝負?」
「そうじゃ、どっちがゆっくりできるかを競う勝負じゃ」
「ゆ!れいむまけないよ!」
「では、勝負開始じゃあ~」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「ゆぅ・・・おばあさん、退屈だよ!」
「そうかえ?じゃあ、れいむはゆっくりしていない子なのか?」
「ゆゆっ!?そんなことないよ!れいむはゆっくりしてるよ!」
「なら、ゆっくり勝負は続行じゃの」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「ゆぅ・・・おばあさん、おなかすいたよ!」
「そうかえ?わしはゆっくりしとるから全く空かんぞ?」
「ゆ!れいむだってゆっくりしてるよ!」
「じゃあ、大丈夫じゃな。ゆっくり勝負続行じゃ~」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「ゆぅ・・・おばあさん、のどがかわいたよ!」
「そうかえ?わしはゆっくりしとるから全く渇かんぞ?」
「ゆ!れいむだってゆっくりしているよ!」
「それなら、勝負続行じゃな?」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「ゆぅ・・・おばあさん、もうくらいよ!おうちかえる!」
「暗いからかえる?暗いだけでゆっくりできない子なのかえ、れいむは?」
「ゆゆっ!れいむはゆっくりできるこだよ!」
「ほう・・・なら勝負続行じゃのお~」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「ゆぅ・・・おばあさん、おそとはさむいよ!なかにいれて!」
「寒い?わしも軒先におるがゆっくり着込んでおるから平気じゃぞ?れいむは寒いだけでゆっくりできなくなるのか?」
「ゆううううう!れいむはゆっくりできるこだよ!!」
「そうかそうか。ならば勝負は続行じゃな」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「ゆう・・・おばあさん、ねむいよ!」
「そうかそうか。なら寝たらええじゃろ?」
「ゆっくりしょうぶは?」
「寝るのはゆっくりするのと大して変わらんじゃろ?」
「ゆゆっ!じゃあ、れいむゆっくりねるよ!」
「おお、おやすみ。・・・わしも寝るかの」
「・・・・・・zzz」
「・・・・・・zzz」
「・・・・・・zzz」
「・・・・・・zzz」
カーッ!カーッ!
「・・・ゆゆっ!からすさんなにするの!?ゆっくりやめてね!」
「・・・・・・ん?どうかしたのかえ、れいむ?」
「からすさんがれいむをおそうんだよ!これじゃゆっくりできないよ!」
「おお、れいむはカラスがおるくらいでゆっくり出来なくなるのかえ?」
ギャア!ギャア!
「ゆゆっ!ゆっくりできないのはからすさんだよ!だからゆっくりたすけてね!」
「わしゃあカラスがおってもゆっくりしとるぞ?」
「ゆううううう!!からすさんやべでええええ!!どぼぢででいぶをだべるのおおおお!!」
「この辺はよくゆっくりの死体が転がっとるからのぉ・・・味を占めたんじゃろう」
ギャア!ギャア!
「いだい!!いだいよ、がらずざあああああん!!やべでえええええ!!」
「ふぅ・・・寝起きの一杯は美味いのぉ・・・」
「おばああああさあああん!!だずげでええええ!!でいぶをだずげでえええええ!!」
「ゆっくり勝負中じゃから無理じゃよ」
「ゆうううううううううううううううう!!」
カーッ!カーッ!
「お~い、れいむや?カラスはもう飛んで行ったぞぇ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「おお、これりゃすごい。見事にゆっくりしとるのぉ・・・わしの負けじゃ、ふぇっふぇっふぇ・・・」
---あとがき---
何故か台詞だけで行く虐待おばば第2弾。
実は手抜き以外の何者でもありません。
byゆっくりボールマン
最終更新:2022年05月04日 22:37