「ぼくたちはずっとボックス要因なんだね…」
「あ!ご主人様がきたよ!」
「今度は私を使ってくれる!」
「違う!俺だ!だって、俺のために普通のボールじゃなくて青色のやつ使ってくれたんだぜ!」
「あ…」
「またご主人様いつものロゼリア選んでいっちゃった…」
「やっぱりぼくたちはイラナイポケモンなんだよ…」
「違う!ご主人様は育てるのに忙しくて、俺たちに手が回らないだけだ!」
「いくら青いボールを使って捕獲されたとはいえ、あなたまだナゾノクサじゃない。
最近ここに預けられたり選んでいくポケモンたちはみんな進化してて強いのばっかり。今更…!」
「そんなことない!いつかは…俺を…」
「………せめて逃がしてくれればいいのに。こんなつまらない、何も出来ないボックスの中にいたくないよ」
「本当はご主人様に使われたいんでしょう。強がらないでよ」
「強がってなんか…」
「それに、あなた帰るとこなんてあるの?ポッポの仲間たちにも見捨てられて…。環境もどんどん変わってきてるみたいだし」
「うるさいよ…」
「おーっ、お前それ個体値Vじゃね?」
「いいだろ。やっとゲットしたんだ」
「交換しね?」
「普通に無理だっつの」
「裏技で増殖すればいいじゃん」
「ん、そうか。わかった。お前はなんか適当なん用意しとけ」
「サンキュ」
「あ!ご主人様!」
「またどうせカイリューとかじゃないの。俺みたいなナゾノクサはやっぱり…」
「あ!ナゾノクサ!」
「ナゾノクサ、やったじゃない!頑張ってよ!」
「…ああ!俺、頑張るよ!!」
やっぱりご主人様は俺を見捨てたわけじゃなかった!
ボールもこだわりを使ってくれたんだよね。
よーし、頑張ろう!
作 2代目スレ>>242-243
最終更新:2008年01月01日 19:20