御主人、あなたはニックネームを考えるのが大好きでしたね。
私と出会った時も辞書を引きながら一晩中考えてくれました。
一目でひらめいた名前。友達と相談して決めた名前。
一緒に殿堂入りした仲間たち、響きも決め方も違うけど皆自分のニックネームが好きなんです。
悲しいけれどボックスに行ったポケモンたちも、あなたから貰った名前さえあれば話題は尽きなかったんです。
いつから、なのでしょうか。
大切なニックネームを、単なる区別のための記号として扱い始めたのは。
この前もたくさん同じポケモンばっかり生ませていたけど、彼らにあげたのは50音から1つだけ、でしたね。
ただ、何かを調べた後、姓名判断士のおじいさんに2、3匹だけ連れて行って、前のようにちゃんと考えた名前をあげていましたね。
どうして最初からその名前をあげなかったのでしょう。
その子たちは覚えてます。「生まれた時、ぼくは『ぇ』って名前だったんだって。どうやって読めばいいんだろう?」
私はウソを教えました。生まれたばかりのポケモンは、悪い人が混乱するように、わざと訳がわからない名前やゴミの名前をつけるんだって。
ただ、そのウソも本当になりそうです。

「そろそろボックスもいっぱいになってきたなー。こいつら逃がしちゃおっかな。どうせどうでもいい奴だし」

願わくば、あの子たちを見つけるのが悪い人でないことと、今度こそちゃんとした名前を貰えることを願います


作 2代目スレ>>858

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最終更新:2009年01月02日 21:43