また出てきた。
貴重なポケモンだし、とりあえず捕まえるか。
でもこれでもう7匹目だぞ。
いくら貴重なポケモンでもこれ以上はいらんかな。
…とか言ってる矢先にまた出てきた。

その場を離れるまでに結局30匹近く同じポケモンを捕まえる羽目になった。
うーむ・・・ちょっと調子に乗りすぎたか。
だからといって、あのまま放っておいたら生まれたばかりのポケモンがどうなるかは目に見えてる。
俺が個体値とかに詳しければ厳選とかしただろうが、あいにく数学の類は苦手だ。
もし詳しかったとしても、数字でポケモンの優劣を決めるのに抵抗があるから結局やらないだろう。
とはいえ、当面の問題はこいつらをどうするかだ。
このまま置いていてもボックスの肥やしになるだけだしなぁ・・・
だからと言って逃がすのは倫理的にどうかと思うし。

とりあえず仲間の伝手を辿って、このポケモンが欲しい人を探すか。
そういえば弟がこのポケモンを欲しがってたな。
最初に貰えるポケモンでこの種類を貰うつもりだったけど、他の子が連れ出した後だったんだよな。
そうと決まったら弟に連絡しないとな。

こうして自分の弟を始めとし、友人や知り合いになったトレーナーに配って回ることになった。
一応大切にしてくれそうな奴を選んで配って回ったが、こんなことしてると自分の子供を身売りしてるみたいで心象が悪いなぁ。
でも逃がすよりはいいか。

数日後、きょんなことから知り合った旅に出たばかりの新人トレーナーに最後の1匹を託して、例の大量発生したポケモンの在庫は尽きた。
本当は最後の1匹は俺が育てるつもりだったが、その子が欲しそうにしてたんでやってしまったが、今思うとちょっと勿体無い事したかな?
まぁいいや。
俺にはそのポケモンに縁が無かっただけの話だ。


作 2代目スレ>>859-860

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最終更新:2009年01月02日 21:45