月も出ていない、暗い夜道を一人の少年が何かから逃げている
凶悪な、恨みに満ちた目で少年を追いかけるのは3匹のポケモン、額に何かマークがついている
暗闇に目を凝らすと、周囲を数えきれないほどたくさんのポケモンが囲んでいる
しかも全部同じ種類のポケモンで、額の同じ位置に同じマークがついている

――どうして、どうして、どうして!! 僕が何をしたって言うんだ!?
   どうして僕がこのポケモン達に恨まれなくちゃいけないんだ!!?
   僕は、ただ、皆の役に立ちたくて判定をしただけじゃないか!
   一度だって、「弱い」とか「使えない」とかそんなひどい判定をしたことはないし、
   特にこのポケモン達は普通より強いから「平均以上の能力」だって褒めてあげたじゃないか!
   特別強いポケモンがもらえると評判のマークだってもらえてたじゃないか!?

彼は知らない、彼らがもらったマークがそのトレーナー曰く「ゴミ専用マーク」だったことを
彼は知らない、彼らがその後あっさりまとめてゴミの日に捨てられたことを

とびっきりの、最高の力の、これ以上ないほどの、「やつあたり」がジャッジに炸裂した



作 4代目スレ>>91

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最終更新:2010年08月21日 18:32