ぼくはあるトレーナーに卵から孵されました。
その人はぼくをとても大切に育ててくれています。
その人のおかげで、ぼくはとても強くなり、
ぼくはバトルで一度も負けたことがありません。

ぼくが孵る前に、何十、何百というぼくの兄弟が孵されました。
そしてぼく以外のすべてが、孵化した直後に捨てられました。
トレーナーさんは言います。「お前は、選ばれた優秀なポケモンなんだよ」と。

でもトレーナーさん、貴方は知っていますか?
貴方が逃がした、大量のぼくの兄弟たち。
そのほとんどは、一月と待たずに死んでしまったということを。

そして、わずかに生き残ったものたちは、
一生消えることのない、貴方やぼくへの恨みを抱えて、
貴方が通るたびに、草陰から貴方のことを睨んでいると言うことを…


作 初代スレ>>259

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最終更新:2007年10月19日 19:54