廃人達に望まぬほどに増やされ、弱いだの使えないだの勝手な言葉で罵られ、捨てられ
トレーナー達に勝手な期待をかけられ、キモイだのいらないだの勝手な言葉で罵られ、捨てられ
強いポケモン達に襲われ、食われ、蹂躙され、「努力値」稼ぎのためだけに虐殺され
可愛らしく人気の高いポケモンは言わずもがな、増やされ捨てられいつものコース
強く人気の高い伝説と言えども悲しいかな、しょせんはポケモン、努力値欲しさに虐殺される危険がある
改造なる手段で本質を歪められ、妬みや恨みを買う危険だってそれなりに高い
最初から人気の薄く弱いポケモンは蔑まれ虐められそして強ければ結局いつものコース
だけども我々はもう虐げられぬ力を、それでいて本当に愛してくれる人に出会えるだけの力を求めた
すなわち
廃人達に期待されぬほど、それでいて身を守ることができる程度の力を
弱く遺伝を期待されぬほど、それでいて極めれば何にでも対抗できる技を
進化を期待する者はいないが、それでいてそのままを面白がられる程度の性質を
人気が出すぎて妬まれることはないが、それでいてそこら中に引っ張りだこになれる姿を
可愛すぎて虐待を加えてくる人間はいないが、それでいて程々に構ってもらえる程度に愛嬌ある顔立ちを
外敵には襲われない程度で、それでいて他のポケモンと関われる美味しい立ち位置を
我々は幾多の進化を思考錯誤し、ついに最も完璧に近いポケモンの姿へと到達していた
この身に宿っためざめるパワー、大勢いればどんなタイプのポケモンにだって対応できる
強くはないが、大勢いればそれなりに強いし、そもそも壁に張り付いた薄い身を食おうなんて物好き滅多にいない
人間達の文字に似た見た目だからそれなりに愛されるし、張り付いてるだけで勝手に考察されることもある
我は究極のポケモン、その名もアンノーン
最終更新:2011年08月01日 17:54