ある街のトレーナーズスクールから、全国の町々へひとつのうわさがにわかに飛び交った


未就学児やトレーナー資格を得る条件を満たさない人間でも安全で気軽に
ポケモンバトルを楽しめる様にと開発されたおもちゃ「[[ポケモンスクランブル]]」 
ねじを巻けば手のひらサイズのポケモンが本物と同じ様に多彩な技を放ち
アクション性の高いバトルを楽しめる事や多種のおもちゃを揃えるという 
コレクション要素が好評を博し、低年齢層以外にも広く受け入れられた 
第一弾の発売から実に二年の歳月を経て第二弾が発売される事になり、
再び「ポケモンのおもちゃ」に対する熱がじりじり上昇していた矢先 

「ポケモンスクランブルで使うポケモンのおもちゃは大部分が逃がされた 
ポケモン達を改造して作られた、つまりおもちゃは元々本物のポケモンである」 
という未確認情報がネット上で突如流れ、瞬く間に広まってしまったのである
発売元の企業は早い段階でそれはネガキャンを伴うデマであると否定したが、
本物のポケモンと同様におもちゃを厳選してバトルロイヤル(「ポケモンスク 
ランブル」の公式大会)に挑む一部のトレーナーの検証によりあながち間違い 
でも無い事が判明してしまった 

この事件をきっかけに逃がされたポケモンを利用するビジネスが世界経済の 
一端を担っている事例が次々と明らかになったが、全ての真相が明らかに
されるまではまだまだ時間がかかりそうである…… 

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最終更新:2015年12月06日 08:37