三橋 貴明
三橋さんにしてはめずらしく、経済分析ではなく、現在のマスコミに対する批判の本です。
この本を読んで思ったのは、日本の政治が弱すぎるのは、
国民に真実を知らせなさ過ぎているのが、大きな原因になっていると感じました。
よく報道や新聞などを見ていてもよくこんなこと言えるなと感じることは多々あったのですが、
こんなにも腐敗しているとは知りませんでした。
まず、びっくりしたのは、大手も含め、新聞業界というのは上場してないということです。
また、情報源を共有しているので各紙とも、にかりよったりの内容になってしまいます。
三橋さんも本書で指摘されていましたが、やはり、
新聞という産業はWEBの進出により、衰退していくと思われます。
現に、連結決算で日経以外は赤字だそうです。
大前研一さんがおっしゃっていたのですが、読みたい記事に金を払うという仕組みにすれば、
もっともっとおもしろい記事がたくさん読め、かつ、購読料は安くなります。
記者にとっても、報酬が増えますので、Win-Winの関係になると思います。
続いて、テレビ産業ですが、資源である電波をものすごい安い価格で買い取り、
広告料で利益を上げているという不当な業界です。
視聴率×CMの放送時間で広告料が決まるので、各チャンネルは視聴率を気にするそうです。
しかし、CMを見てる人が顧客層かどうかわからないので、
WEBに広告を出すようになってきており、こちらもかなりの苦戦を強いられています。
広告料が減っても、電波の料金が値上がりしても立ちいかなくなる産業というのは
システム自体がおかしいとしか思えません。
顧客のことを考えない産業というのは潰れていくのでしょう。
国民一人一人に、正確な情報が一日でも早く届くようになって欲しいと願います。
2010.1.2 ★★★★★
最終更新:2010年01月04日 15:45