この本は、悪名高いモンサントについて書かれたもので、1999年の終わりに出版されています。
モンサントについて知らない方もいると思いますが、最近では、
『ターミネーター』という遺伝子組み換えにより、種子が出来ないものを販売している企業です。
種子が出来ないということは、人が神の領域に踏み込んだものとも言われていますし、
毎年私たちがモンサントから種を買わなくてはならないことを意味しています。
つまり、食料をモンサントに握られてしまうかもしれないというわけです。
あと10年でそのようなことが起こるかもしれないと言われています。
浜田和幸さんの著書”
食料争奪戦争”にも詳しく書かれています。
私は知らなかったのですが、モンサントは歴史のある企業で、たくさんの問題を引き起こしては、
圧力をかけたり、隠ぺいしたり、金で買収したりと繰り返してきた企業だそうです。
モンサントの問題となっている製品には、PCB・エージェントオレンジ・rBGH・
ラウンドアップ・ターミネーターなどがあるみたいです。
まず、PCBですが、多くの海洋を汚染し、さまざまな病気を引き起こしました。
現在では、多くの国で禁止されていますが、過去に生産された20%が、
今もなお、世界の海を汚染しているそうです。
エージェント・オレンジはベトナム戦争の時に用いられた、有名な枯葉剤の一種だそうです。
これにより、アメリカの軍人も多くの犠牲に遭い、
また、ベトナムでは多くの奇形児が生まれるなど、多くの犠牲者が出ました。
rBGHは遺伝子組み換え牛成長ホルモンの英語の頭文字をとり略したものです。
rBGHを、注入された牛は牛乳をたくさん出しますが、病気に感染しやすくなったり、
現在では、カナダ、EUその他多くの国で禁止されています。
アメリカでは、牛乳が余っているにもかかわらず、過剰生産し、
アメリカが買い取るは、牛は駄目になるはと、モンサントしか利益を得ていないようです。
ラウンドアップは、除草剤であり、モンサントは環境に優しいと謳っていますが、
もちろん、この商品もそんなことはなく、環境破壊につながっています。
このような傍若無人な企業に食料を独占されてしまうと、悲惨な未来が待っていると言えます。
日本人は、自給率など、食に関して無頓着な部分はあると思いますが、
こういった問題に真剣に取り組んでいかないと後で後悔することになると思います。