ビル・トッテン
ビル・トッテンさんは、『アシスト』というコンピューターソフトウェアの
会社の社長を38年やってこられ、4年前に日本人に帰化されました。
その間、一人もリストラすることなく、顧客重視の働きやすい会社を作り、
現在は年商200億円で社員が800人いるそうです。
『年収6割で週休4日』というのは、おそらく、現在置かれている経済状況より、
GDPが現状の6割になるため、雇用を守るためには、
週5日勤務を、4割カットの週3日勤務(週休4日)にしなくてはなりません。
そのため、年収も4割カットの現状の6割になってしまいます。
今まで、株式公開もせず、社員と顧客を第一優先に考えてきて、
順風満帆できた会社の社長さんがおっしゃているだけに、現実はかなり厳しそうです。
ビル・トッテンさんも『年収6割で週休4日』を望んでいるわけではありません。
そのような時代が来る前に、自給自足をしたり、
過剰消費を押さえて、今の生活習慣を改める必要があると警告されています。
GDPが6割というのは、ちょうど四半世紀前に当たり、
その頃の日本人は勤勉であり、また、今より暮らしやすかったそうです。
自分の身の丈にあってない生活をするから苦しくなるのであり、
本来の生活を取り戻そうということを訴えかけています。
私も、GDPが6割になるのは、すごく嫌ですし、もちろん贅沢もしたいです。
しかし、それは避けられないところまできていると思います。
私自身も耳が痛いのですが、株や為替などの金融ばくちは、やはり、おかしいです。
汗水たらして働いている人が、搾り取られている構図を変えなくてはなりません。
ビル・トッテンさんは、口先だけでなく、日々の生活で、地球という単位で物を考え、
それを実践していることが素晴らしいと思います。
私たちが忘れてしまった日本人の心を持っているように感じました。
これから厳しい時代になると思いますが、
『共存共栄』ということの大事さを再確認できた1冊でした。
2010.2.12 ★★★★★
最終更新:2010年02月18日 22:15