アットウィキロゴ
                                     堤 未果

”ルポ 貧困大国アメリカ”の続編です。
前著も身の毛もよだつような内容でしたが、今回も凄まじい内容です。
アメリカという国は少なくとも向こう10年は復活しないでしょう。
前作と変わらず、弱者が毟られるという構図は変わりません。
第1章では、学資ローンのせいで若者が借金まみれに
なっている現実が書かれています。
若者も食い物にする強欲ぶりには呆れます。
アメリカでは、サブプライムローンのような住宅ローンは、
住宅を手放した際に負債を帳消しに出来るそうですが、
学資ローンの場合は放棄することが出来ないそうです。
借り手が死んでもなお催促されるというこのひどいローンを、
全米の2/3の大学生が借りています。
卒業出来ても就職できず借金だけが残るケースが後を絶ちません。
若者が育たない国に未来があるはずがありません。
これが影で世界を動かしている人たちのやり方なのです・・・。
第4章では、刑務所ビジネスについて書かれています。
刑務所では、当たり前のように、第3世界のような不当な賃金で働かせ、
刑務所にアウトソーシングした民間企業が潤っています。
刑務所も営利目的の民間企業が運営しています。
トーマス・フリードマンさんが”フラット化する世界”で、
インドなどにコールセンターをアウトソーシングし、
利益を上げているという内容を書かれていました。
しかし、現在はそれよりも安い賃金で国内にアウトソーシングしています。
英語も母国語なので問題ないというわけです。
もちろん、オペレーターの仕事だけが、
アウトソーシングされているわけではありません。
ベンジャミン・フルフォードさんが、最近、アメリカでは、
ホームレスが刑務所にどんどん収容されているとおっしゃっていました。
なぜそんなことをするのだろうかとずっと疑問だったのですが、
1つにはこのようなビジネスが関わっているのだろうと思います。
CDSの問題も手をつけておらず、ドル暴落も目前と言えそうです。

   2010.3.24     ★★★★★


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2010年03月24日 20:53