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                                       江口 克彦

江口さんはPHPの社長をやっておられた方で、
松下幸之助さんに23年も仕え続けてきた方でもあります。
そんな江口さんの視点から見聞きした、
松下幸之助さんの所作・言動についてまとめた本です。
タイトルの『猿は猿、魚は魚、人は人』というのは、
『「猿は下等で人間は上等」という発想をするのはおかしい。
 猿は猿だし、人間は人間なのだ。当然、区別して処遇しなければならないが、
 差別してはならない。いや、差別以前に、比べられるものではない。』
という深い意味の言葉です。
以下が、本書であげられている30のメッセージです。

01.声をかけよ
02.耳を傾けよ
03.雑談をせよ
04.区別をしても、差別はするな
05.小声で話をするな
06.秘密を作るな
07.仕事を任せきれ
08.叱った後は、必ずフォローをせよ
09.必ず具体案を示しつつ、指示を出せ
10.大きな方針を全員に示せ
11.一〇年後と二〇年後を読んで対策を立てよ
12.仕事と体で実践しなければ、知恵は本物にならない
13.部下と「横の関係」を作れ
14.リストラは無能社長の照明である
15.理屈と感性で「なぜ」を説明せよ
16.「見える要因」より「見えない要因」に取り組め
17.笑われてもいい、夢を語れ
18.ビジョンある経営者の会社に、寿命はない
19.「一〇〇〇%の情熱」と「魂の言葉」を社員にぶつけよ
20.報告者たちを同時に社長室に招き入れよ
21.「秘書役」と「参謀役」と「補佐役」の三本柱を持て
22.社長の決断が遅い会社は、一瞬でつぶれる
23.BSもPLも読むな
24.ライバルは他社ではない、「昨日の自社」だ
25.外部とのトラブルを必ず引き受けよ
26.矢玉を浴び血を流して、率先垂範せよ
27.真剣に考えても、深刻に考えるな
28.人を育てない経営者に、成功なし
29.どんな出来事も、幸運の証である
30.九つの要因が企業を発展させる

松下幸之助さんの本は何冊か読んだことあるのですが、
この本を通じて、また、松下幸之助さんの器の大きさを知ることが出来ました。
また、江口さんも師の教えをしっかり取り込み、
会社を発展させた非常に立派な方でした。
松下さんの人を見抜く力は本当にすごいと思いました。

   2010.7.17     ★★★★★


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最終更新:2010年07月19日 10:53