浅川 芳裕

昨今、食料自給率の低下が叫ばれており、
間違っているのではないかと思ったのですが、
タイトルにありますように、実は、日本は世界5位の農業大国だそうです。
食料自給率というのは農水省がおいしい思いをするためだけに作られた、
用意周到に仕組まれた無味乾燥な数字だそうです。
食料自給率という指標は世界で唯一日本でしか使っておりません。
GDPで考えると世界5位(先進国では2位)だそうです。
食料自給率というのは、食料をたくさん生産すれば、
もちろん、パーセンテージが上がるのですが、
輸入を止めてもパーセンテージが上がります。
つまり、貧困国だと食料自給率が高いということになります!!
農水省が国産にこだわらせるためという意図もあるそうです。
輸入して少し日本で引き続き飼育・栽培等しただけで、
国産とうたっている商品に価値はあるのでしょうか?
また、日本の厳しい審査を受けている輸入品は立派なものも多く、
国産信仰をやめるべきだと思います。
輸入品に高額な関税をかけ、日本の農家を助ける、
また、価格統制をするというのは長期的に考えて一つもメリットのない戦略です。
農業も普通の商売と一緒で、頭を使えば、成功するそうです。
収入の分布もサラリーマンと同じような分布になっているそうです。
日本の農業を強くしていかないことにはいつまでたっても、
同じ議論の繰り返しだと思いました。

   2010.9.3     ★★★★★


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最終更新:2010年09月10日 20:41