ジョフ・コルヴァン
いろいろな偉人がいるのですが、なぜ偉人と呼ばれるのかというと、
ものすごい才能に恵まれていたからではなく、
血の滲むような努力をしてきたからというのが本書の趣旨です。
エジソンも『1%の才能と99%の努力』という言葉を残しているように・・・。
達人になるには、究極の鍛錬をする必要があります。
究極の鍛錬とは以下の特徴をもっています。
1.しばしば教師の手を借り、実績向上のため特別に考案されている。
2.何度も繰り返すことができる。
3.結果に関し継続的にフィードバックを受けることができる。
4.チェスやビジネスのように純粋に知的活動であるか、スポーツのように主に
肉体的な活動であるかにかかわらず、精神的にはとてもつらい。
5.あまりおもしろくもない。
これらを満たした鍛錬を日々黙々と積み重ねた者が、
偉人と呼ばれるような業績を残すことが出来るそうです。
実際、さまざまな分野で記録が塗り替えられていますが、
この短期間で人間が種として成長したということはありえないので、非常に頷けます。
他人のことをうらやむ時間があったら少しでも正しい方向に努力したいと思います。
2010.10.2 ★★★★★
最終更新:2010年10月06日 21:42