リチャード・スミッテン
1929年の世界恐慌の頃にウォール街のグレートベアと呼ばれた
ジェシー・リバモアさんの破天荒な生涯をまとめた本です。
ジェシー・リバモアさんは生涯で3回結婚し、
4回破産しており、最後は自殺してしまいます。
破産したときは、決まって自分が定めたルールを破った時であり、
そのルールは当時ではおそらく革新的なルールだと思います。
株取引の要諦は『タイミング・資金管理・感情の制御』だそうです。
「ウォール街に、あるいは株式投資・投機に新しいものは何もない。
ここで過去に起こったことは、これからも幾度となく繰り返されるだろう。
この繰り返しも、人間の本性が変わらないからだ。
人間の知性を邪魔するものはつねに、人間の情緒であり情動である。
わたしは以上のことを確信する。」という名言も残しております。
ただ、自身が語っておりますように、お金を稼ぐことが必ずしも
人生を豊かにするということではありません。
それをわかっていれば、もっと違う人生になったのかもしれません。
わかっていても、同じ人生を歩んでいたのかもしれませんが・・・。
2010.11.27 ★★★★★
最終更新:2010年12月04日 10:33