藻谷 浩介

結構、売れた本ですので読まれた方も多いかもしれません。
私が本書で特に印象に残ったのはいかにしてブランドを築くかということです。
おそらく日本の技術は世界一だと思っておりますが、
しかし、人件費等の関係で海外の発展途上国等に押され気味です。
フランス・イタリア・スイスのように、ブランドを構築すれば、
失礼な言い方をすると、技術はそこそこでも高額で買ってくれるわけです。
ルイヴィトンは塩ビにデザインを施しただけで、
あの強気の価格で売っているわけですし・・・。
日本も技術だけに頼るのではなく、
いろいろな方向性を探っていく時期にきたのかなと感じました。

   2011.1.22     ★★★★☆


最終更新:2011年05月05日 10:57