武田 邦彦
武田さんは、地球温暖化は嘘ではないかという丸山茂徳さんと同じ立場にいる教授の一人です。
バイオエタノールの実態、京都議定書の無意味さ、世界の食料事情などが書かれています。
よく言われていることですが、トウモロコシからバイオエタノールを作るということは、
貧者から食料を取り上げるのと同じことになります。
このまま何も変化がなければ、食料はお金のある人しか手に入れることが
出来なくなる時代が、遅かれ早かれ到来すると思います。
地球温暖化のために、割り箸削減やレジ袋を削減したところでさほどの効果は
期待できず、他にもとお議論するところがあるのではないかと武田さんは考えています。
実際、材木として利用されず残った部分を紙や割り箸として使用しています。
つまり、割り箸として使用されなくても木は切られているわけです。
私は、ダイオキシンについてはよく知らないのですが、
ダイオキシンの認識不足によるロスが出ているみたいです。
日本のマスコミのレベルの低さ故の認識不足あるいは誤解というのはあると思いますが、
一人一人がもっと本質を見据えて一丸となって取り組んでいかなくてはいけないと思います。
最後の章に、私たちが生き残っていくためにはどうしたらいいのかが載っていて、
それが個人的にすごく面白かったです。
やはり、日本の食料自給率40%という数字は先進国の中でも特に低く深刻な問題です。
日本は政策がまずく農業そのものが機能しておりません。
東京・大阪・神奈川の食料自給率はそれぞれ1・2・3%だそうです。
資源もないくせに、農業従事者の高齢化が進む今、日本は豊かな海洋資源に目を向けるべきだそうです。
日本はアメリカ・中国の国土の1/25ですが、200海里経済水域を足し合わせると、
アメリカ・中国はそれぞれ日本の2倍・3倍だそうです。
さらなる技術革新を進めて海洋からエネルギーが取り出せるようになりさえすれば、
バイオエタノールのような概念もなくなり現在の世界の人口でありさえすれば、
なんとか食料をまかなっていけると思います。
2009.11.23 ★★★★★
最終更新:2010年02月18日 22:06