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                                       柴田 明夫

資源をテーマに本を書かれている丸紅の柴田さんの米に関する本です。
日本は食料自給率が先進国の中でも特に低く、
また、穀物自給率は27%で論外といった低さです。
今は、日本製品がまだ売れているので、稼いだお金で食料を買うことが出来ていますが、
いつか技術がキャッチアップされた日には餓える日が来るかもしれません。
現在、農業従事者は、65歳以上の人が60%に達しており、
平均年齢から考えると、あと10年以内に崩壊することは目に見えているのが現状です。
農業従事者をもっともっと増やし、それだけで営んでいけるように、
政府が支援していく、または、法律を変えるべきです。
大きな2つの問題点があります。
1つ目は、農業の外部参入が難しい、つまり、閉鎖的だということです。
これには、外部参入をしやすいように、早急な整備をしていく必要があると思います。
2つ目は、米の場合、作れば作るほど赤字が出るということです。
果物を作っているところは、利益がでようですが、
米を作っている農家は1俵1万8000円にならないと利益が出ないそうです。
政府が生産調整をしているせいで、価格が統制されており、
現在は、1俵1万4000円という水準だそうです。
作れば作るほど赤字が出るビジネスは辞めるしかないのですが、
農業はビジネスではないので、真剣に向き合う必要があると思います。
これから食料の奪い合いになるという時代に直面しているにもかかわらず、
このような政策しかとれていないのはお粗末としか言いようがありません。
農業に力を入れ、国際的な競争力を持たないと悲惨な末路しか見えないのではないでしょうか。

   2009.12.27     ★★★★★


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最終更新:2010年02月18日 22:11