仮想敵の設定の基本

で、結局仮想敵ってなんなのよ。

☆仮想敵設定の基本☆

具体的に言うと仮想敵は
  • 繰り出すことの出来るポケモン
  • 繰り出される可能性のあるポケモン
  • 役割関係はないが、環境で流行っていてエースが先発やしに出しで対峙する可能性が高いポケモン

この3点があげられます。

一番下は重要ではあるのですが、ポケモンの採用理由以外の面での影響が強いので軽くだけ説明して割愛。
例としては
ガブが流行り出す→ガブを受けるポケモンの対策を相手がしているのでタイマンで潰せるように調整しておく。
等が挙げられます。

  • 繰り出すことの出来るポケモン
細かいものはダメージ計算しないといけませんが、
基本的にはタイプ受けと数値受けというものがあり

 タイプ受け→タイプの半減、1/4、無効を生かして受けにいくポケモン
 数値受け→圧倒的な耐久値を生かして受けに行くポケモン

 流し→タイプ受け数値受けしつつ、そのポケモンへ大打撃を与える技を持っていて相手の交代を誘える(強制交換力のある)ポケモン
 (例で言うとミロカロスに対して水氷に耐性のあるスターミーが受けにいく。スターミーは10万ボルトがあるのでミロカロスに強制交換力が働く)

があります。
数値受けできるポケモンは少なく(ハピナス、クレセリア、カバルドン程度)、基本はタイプ受けで物を考えます。


後、第4世代で物理と特殊に分類があったとは言え、メインの火力の差や技の豊富さに差がある為、タイプに寄って物理か特殊に優れているか確認出来ます
わかりやすいので言うと岩。
基本的に岩技を持つポケモンは攻撃に種族値が高いポケモンが多く、尚且つストーンエッジや岩雪崩が技マシンである為、多くのポケモンの岩技がストーンエッジ(威力100)を選択していることが多いです。
岩の特殊は岩石砲を除いて、パワージェム(威力75)、原始の力(威力65)程度しかなく、しかも覚えるポケモンが極端に少ない為、ほとんど岩技への仮想の持ち方は物理と断定して良いです。
格闘も同じで、格闘ポケモンの多くは攻撃種族値が高く、インファイトや飛び膝蹴りが強力である為、物理を意識します。
特殊は気合い玉が威力120で技マシンにもあるのですが、命中が70しかなく、範囲は大きく取れるのですがメインとしては心細く、鋼半減をメインウェポンとするポケモンの相性補完として用いられることが多いです。
なので基本岩格闘に耐性のあるポケモンは基本物理に出て行く。と考えてもらって結構です。

勿論半減だからと言って受けられるとは限りません
例えばエルレイド。HP68、防御65で、格闘半減ですが、流石にこの数値だと強力な格闘のタイプ一致技を食らうと押し切られてしまいます。
逆に特防は115と高いのですが、半減耐性が少なすぎる上に等倍を受けにいくには数値が足らなすぎるので、ほとんど役割は持てません。特攻無振りの水技くらいには出て行けると思いますが。

と言った様に一概に言えないので
耐性と種族値や実数値を見て、受けられるか流せるかの判断をして出て行く対象を決めてください。



  • 繰り出される可能性のあるポケモン

これは逆の考え方で技構成でカバーできない範囲が出てきます。
例)ガブリアスは地震逆鱗がメインとすると、半減以下に出来るドータクン、エアームド、数値で受けに来れるカバルドン、ポリゴン2が受けられる相手、ガブは氷耐性が4倍なので冷凍ビームや凍える風持ちのスイクンが流しにやってきます。

決定力についてで書いているように決定力の高いポケモンは繰り出されるポケモンが少ない上に決定力のあるポケモンを呼ばないので、仮想敵を楽に絞りつつ対策を取りやすく出来ます。
後はどのポケモンが耐久値と耐性があるのかを把握出来ていれば楽に仮想できるんじゃないでしょうか

今までの補足でしかないけど
仮想敵の決定方法はこんな感じ。
どういうポケモンに繰り出していって、ポケモンが繰り出してきてくるのか。これを考えるのが育成論の基本となります。


繰り出すポケモン、繰り出されるポケモンそれぞれに流行っているポケモンや一気に崩壊させてしまうような単体性能が高いポケモンから対策を練る必要があります。
最終更新:2012年12月28日 16:40