仮想敵の設定の応用

☆素早さの重要性

シングル対戦に於いてはタイマンでの素早さは非常に重要になってきます。
受けられるから仮想敵に置くのは前回やったのですが、必ずしも耐久に努力値を回すだけで対応するのではありません。

極端な例ですが
相手に
ゴウカザルCS252@珠
大文字、インファイト、草結び、めざめるパワー氷
がいるとします。
技は見せていないのでまぁ確定は炎技と格闘技くらいでしょうか。

炎と格闘に耐性を持っているヤドランHB252@残飯をゴウカザルへの仮想として繰り出すとする
ゴウカザルLv50 → ヤドランLv50
技:だいもんじ [珠]
(割合:33.6~40%)

ゴウカザルLv50 → ヤドランLv50
技:インファイト [珠]
(割合:14.8~17.8%)
両方とも余裕で受けきることが出来ます。

では水牽制である草結びを受けると
ゴウカザルLv50 → ヤドランLv50
技:くさむすび [珠]
(割合:60.3~71.2%)

これが交代際で飛んでくると残飯でも回復が追いつきません。さらにゴウカザルの方が速いので、次の草結びで倒されてしまう事になります。


同じく炎格闘に耐性のあるラティオスCS252@火力アップ系を繰り出す。

ゴウカザルLv50 → ラティオスLv50
技:インファイト [珠]
(割合:34.8~41.2%)
ゴウカザルLv50 → ラティオスLv50
技:だいもんじ [珠]
(割合:34.1~40.6%)

数値は怪しくなっていますが一応受けきる事が出来ます。

竜牽制であるめざめるパワー氷を受けると
ゴウカザルLv50 → ラティオスLv50
(割合:53.5~63.2%)

ヤドランと同じ確定2発であるものの、ラティオスの方がゴウカザルより速く、次ターンのラティオスの攻撃でゴウカザルが落とされてしまうので、ヤドランと違って倒されることがなく、かつ強制的に流すことが出来ます。

多少耐久数値が少なくても素早さが勝っていて流す技があれば強引に強制交換力を働かせられる場合があり、耐久力があるポケモン以上にやられにくい可能性があります。

後半であればダメージ蓄積で受けられにくくなっても、素早さが高ければしに出しで相手に流すか後続で受けきれないので落とさせるかの二択を選ばさせることが出来ます。


一概にタイプへの耐性と耐久数値が優れているからで受けに行けるというわけではなく、素早さが勝ってないと安定してポケモンで流しに行けない場合もあるということです。

逆に繰り出されるポケモンへの仮想としても素早さは大事で、ゴウカザル→ヤドランの様に繰り出されるポケモンに素早さが勝っていれば強引に牽制技で突破することも可能であるということです。(役割破壊)
最終更新:2012年12月28日 16:31