「夜だにゃー。暇にゃー」
naviaは校長室のふかふかの椅子に座って、伸びをする。
「まあ、このペースなら明日か明後日には終わるかにゃー。……お?」
光点が、ある場所へと集まり始めていた。その数は七つ。
「これは、案外今日中に終わるかもにゃー」
naviaは、愉しそうに機器を弄り始めた。
【残り13人】
「学校とは、盲点だったにゃんね」
「宿直室とか保健室とか、色々あるやろ」
「うん、言われてみればそうかも」
gemini、まな、andanteの二人と一匹は、夜の闇に紛れて学校に戻って来ていた。
足音を立てないよう、そろりそろりと保健室へ忍び込む。
「ふかふかベッドにゃー!」
忍び込むまではそろりそろりとしていたが、保健室に入るなりandanteはいきなりベッドにダイブした。
「ぼうんぼうんにゃー! にゃー!」
ベッドの上でぼふんぼふんと跳ねる。
「いや、保健室のベッドって、割と固い方やと思うで」
「わーい、ベッドベッドー」
まなもそれに続いて、andanteの上にダイブする。
「オブバッ! ……きゅう、にゃー……」
ぐったりと伸びるandante。
「まあ、あんまり騒ぐのはよくないで。いつ、人狼が襲ってくるかも分からんし」
「でも、まさかスタート地点に戻って来てる人なんていないよね?」
「にゃー。いないと思うにゃー」
andanteはすぐに復活し、ごろごろごろごろごろごろごろしだす。気持ち良さそうだ。
「まあ、一応電気は消したままで。俺、校舎を見回ってくるから」
「いってらっしゃーい」
「防弾チョッキ分働けにゃ! 何かあったら叫びながら囮になって逃げろにゃ! 俺達はその間に逃げ出すからにゃっ」
「あいよ」
geminiは苦笑すると、保健室を出て行った。
【残り13人】