百合指南求む パート4 第7章:凛のターン


649 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/08(土) 21:25:04.63 ID:vo22z.DO
   後輩をお風呂から上がらせて、私も出た
   
   一瞬立ちくらみがした
   
   私のぼせやすいし酔いやすいんだった
   
   
   私がアロマキャンドルを消そうとしたら
   
   「あの…それ、あっちに持って行くのは…無理ですか?」
   私「えっ…あー、行けるんちゃう?」
   
   私は体をさっと拭いて、火を点けたままベッドサイドに置いて脱衣所に戻ってきた
   
   
   後輩は頼りなげにボーッとしてた
   
   
   ほんとに後輩がかわいくて、
   凛、お前がリードしないとダメだぞ、ともう一度自分に言い聞かせた

672 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/08(土) 21:46:30.03 ID:vo22z.DO
   素直に年下の方の多さに驚いてます、凛です
   
   
   
   私「だいじょーぶか?」
   「あ、はい…(ニコニコ)」
   
   ニコニコしつつ目そらす後輩
   …照れてる……
   
   
   私は後輩の髪をわしゃわしゃ拭いた
   やはり、あらっぽく
   
   後輩は笑ってたけど、目は合わせてくれない
   
   
   初めて見る裸の後輩の立ち姿に、顔が熱くなる
   
   
   
   後輩が私に背を向けたとき、肩につけたキスマークが目に飛び込んできた
   
   
   お風呂では暗いからわからなかったけど、
   
   ものすごくクッキリ残っていたのだった
   
   そりゃ痛かったわなぁ…、ごめんな加減わかってなくて…

679 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/08(土) 22:01:06.26 ID:vo22z.DO
   私はこの(裸の)ままベッドに行くつもりだったけど、後輩が服を着始めたため何も言わずに自分も着た
   
   リビング(つーてもワンルームですが)で2人、化粧水と乳液をぱちぱちつける
   
   後輩は相変わらずTシャツに短パン
   そしてやっぱり透けてる…
   
   私もちょっと暑かったのでタンクトップにスウェット(ユニクロ)、肩にタオルかけてる
   
   私はドライヤーを勝手にリビングに持ってきて、後輩の髪を乾かしてあげた
   
   私はベッドに、後輩は床に座って
   
   ものすごい髪型ながら指通りはするっとしてて、毛が細くて柔らかいので触り心地がいい

682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/03/08(土) 22:06:41.13 ID:jc45QOs0
  ああぁぁぁぁ
  そこで強引にベッドへ連れて行けば
  主導権を取れたものを。。。。

   >>682
   なんかかわいそうだったから…

683 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/08(土) 22:15:56.64 ID:vo22z.DO
   ドライヤーかける時もキスマークがちらちら見えてた
   
   後輩の髪が乾いたら、いつもの変な髪型に近いものに戻ってた
   
   自分の髪も適当に乾かした
   
   その後、2人で歯を磨いた
   
   この間、ほとんど会話なし
   
   洗面所からリビングに戻るとき、後ろから抱き締めてみた
   
   「…………………」
   私「ぬくい…………」
   
   私は後輩より少し背が高いので、ちょうどいい具合
   髪逆立てたら同じぐらいだけど
   
   柔らかくて温かい体に、安心感をおぼえる

692 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/08(土) 22:31:39.33 ID:vo22z.DO
   寒くなってきたので、上にロンTを着た
   
   後輩が電気を消した
   
   アロマキャンドルの炎が浮かび上がる
   
   あ、そういや置いてたな、と思い出す
   
   お風呂ほど籠もってはないから、いい感じに薔薇の匂いが部屋に広がってた
   
   
   私「どうぞ」
   
   ベッドの奥側に入る後輩
   私も手前側に入る
   相変わらず後輩は右、私は左
   
   2人の中で、一緒に寝ることが普通になってた
   
   
   体が火照って心臓は高鳴るばかりだったけど、頭はいたって冷静な私がいた
   
   
   いつも通り、しばらく沈黙
   
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/03/08(土) 22:33:31.21 ID:9nb9cgs0
  凜が成長しとる

710 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/08(土) 22:48:09.76 ID:vo22z.DO
   私はほんとに冷静だった
   
   
   私「つづき…どうする?」
   「……………………」
   私「無視かよ…」
   「……………………」
   私「…いや、無理なら全然…」
   「いえ………」
   私「…もしかして嫌?」
   「いえ…そうじゃないんですけど…」
   
   後輩は顔あっち向けてる
   
   私「こっち向けよ〜」
   「……………………」
   私「さーくらちゃーん」
   
   ↑ふーじこちゃーん口調で
   
   「……………………」
   私「無視すんなよぉ…」
   「……………………」
   
   
   私は半身起こして、後輩の上にのしかかった
   
   そのまま顎を掴んでこちらを向かせ、触れるだけのキスをした

717 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/08(土) 23:00:00.04 ID:vo22z.DO
   もー、エロいことばっか書いてたら履歴書にもべがあああああとか書きそうになる

728 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/08(土) 23:17:06.82 ID:vo22z.DO
   キスしてたら意識がふわふわしてくるけど、なんとか耐える
   
   何度も離れてはくっつけ、
   徐々に深くしていった
   
   「…………………!」
   私「………」
   「………っんぁ、苦しい…です…」
   私「ぅえっ…、あ、ごめん…」
   「ー…………………」
   
   息を大きく吸って、吐く後輩
   
   もっかい唇を近付けた
   
   次からは応えてくれた
   
   
   私の意識が先にどっかに飛んでいきそうなのを必死に耐えて、繰り返した
   
   
   何度めかのときに目を開けたら、後輩がトロンとしてるのがわかった

733 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/08(土) 23:22:39.93 ID:vo22z.DO
   私はごく自然に服に手を入れ、胸、そして唇、耳、首などを思うままに攻めた
   
   
   「……………………!」
   私「……………………」
   「……………………!」
   私「っ…かわいい…」
   「…………………!!」
   私「かわいい!」
   「………………!!!」
   私「かわ、いい…!」
   
   
   
   
   うわおわわあああああがががわわわわわああああ

747 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/08(土) 23:36:01.15 ID:vo22z.DO
   なんかもう攻めてる時のほうが必死で記憶がない…
   
   
   私は、いつのまにか後輩のTシャツをたくし上げ、胸に唇をつけていた
   
   ほんとに、いつのまにか
   
   人のせせせ先端をなな舐めるのは初めてではなかったから、なんか特に何も考えなかった
   
   後輩は声を震わせながら身をよじっていた
   
   
   後輩の体が跳ねるたびに、何故か私にも電撃が走る
   いわゆる、スパーキン
   
   
   そして、後輩の肋骨をゆっくりと舌でなぞった

755 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/08(土) 23:46:43.51 ID:vo22z.DO
   私「……どーゆー感じ?」
   
   
   肋骨を舌で撫でながら、目線だけ上に向ける
   
   
   「……………………!」
   私「言ってよ」
   「……………………!」
   私「…これ、あんたがやってきたんやけどなー…」
   「…………………!!」
   
   死ぬほど恥ずかしそう
   
   いや、私もなんだけど
   
   
   「……ぞわぞわ…します…っ」
   私「…し…、知っ…てた?」
   「……んぇ……よく……」
   私「…なんとなく?本能?」
   「っ………なんとなく…で、す」
   私「あ、っそ……」

761 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/08(土) 23:54:11.11 ID:vo22z.DO
   なんか声のトーンが半端じゃなくなってきた
   
   
   慎ましやかな、でもよく通る声が
   
   
   桜色の唇から
   
   
   途切れ途切れに
   
   
   
   ………わわわわわわわわわわわ……じゃがあああああああああああうあうあああ
   
   
   いつしか
   
   
   
   私は、後輩の短パンも下着も通り越して
   
   
   そのまま一気に左手を滑り込ませていた
   
   
   
   
   
   …何も言わずに
   ごく…自然に

767 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/09(日) 00:00:14.54 ID:Qn.ih6DO
   っつああああ………………………………………………………………………………………

775 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/09(日) 00:08:10.68 ID:Qn.ih6DO
   「………………………………………………!」
   私「っ…………あ…………………」
   
   
   
   
   そこがどうなっていたらどうだなんて
   
   
   
   もちろん自分視点でしかわからなかったけど
   
   
   
   
   初めて触れた他人のそこは
   
   
   
   たぶん、
   
   
   
   
   
   
   そうだったんだろう

781 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/09(日) 00:15:24.24 ID:Qn.ih6DO
   後輩の顔を見た
   
   
   涙ぐんで…いや、泣いてる
   
   
   
   私「…………………!!」
   「………………っ…!!」
   
   
   左手の中指の先に感じる、
   
   
   その感触に
   
   
   声が出てくれない
   
   
   
   
   体が痺れてくる
   
   
   私「…………………!」
   「……………………!」

782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/03/09(日) 00:17:11.55 ID:d7A5bYU0
  だめだ、もはや美しい

789 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/09(日) 00:24:03.90 ID:Qn.ih6DO
   私「んっ………大丈夫?」
   「……………………!」
   私「…そう………痛く、…ない?」
   「……………………!」
   
   私「そう………」
   
   
   
   軽く撫でながら、キスをした
   
   
   口内もものすごく
   
   熱くて
   
   
   人間の、
   
   
   内臓……
   
   
   
   内側、を触ってるんだ
   
   
   
   私…

797 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/09(日) 00:30:57.80 ID:Qn.ih6DO
   キスをしながら、後輩の上に移動して
   
   左手を利き手にスイッチした
   
   
   
   私「…大丈夫?」
   「……………………」
   私「…………………」
   
   
   涙を舌で拭った
   
   左目、
   
   右目
   
   舐めても舐めても無限に溢れてくる
   
   
   
   
   私「…いい?」

804 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/09(日) 00:38:06.55 ID:Qn.ih6DO
   少し 指を進めた
   
   
   「…………………っ!!」
   
   
   私「痛く…ない?」
   「……………………!」
   私「ん……」
   「……………………」
   私「…大丈夫。結構大丈夫なもんやで」
   
   後輩の状態から推測しての、素直な言葉をかけた
   
   
   
   私の顔を瞬きも息もせずに真っ直ぐ見つめてくる瞳に、
   
   笑顔を向けて。
   
   
   
   
   
   
   
   涙を止めてやりたい一心で

809 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/09(日) 00:46:28.67 ID:Qn.ih6DO
   埋める
   
   
   
   
   「……………………!」
   私「……………………」
   
   
   
   
   埋まる
   
   
   
   
   「……………………!」
   私「……………………」
   
   
   
   
   震える唇にキスを落とす
   
   本当に、見てわかるほど震えている
   
   
   私「息、吐いて…」
   「ー……………………」
   私「そう…がんばれ」
   
   「………………………」
   
   
   
   
   埋める

821 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/09(日) 01:01:08.36 ID:Qn.ih6DO
   私の右中指の付け根までが、
   完全に埋まった
   
   
   
   
   あつい
   
   
   
   
   
   言葉にできない、不思議な感覚だった
   
   
   
   
   「……………………」
   私「……………………」
   
   
   
   私は、必死にしがみついてくる桜の肩に顔を埋めた
   
   
   
   私「…もう大丈夫」
   「………………………」
   私「ほら、痛くなかった」
   「………………………」
   私「力、抜いて?」
   
   素直に力が抜かれた
   
   
   
   私「よしよし。泣くな〜」
   笑いかけながら、
   左手でくせっ毛の髪を撫でた
   
   …体勢的に必死だったけど
   
   
   
   「〜っ………………」
   
   
   
   号泣された

829 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/09(日) 01:07:15.70 ID:Qn.ih6DO
   私「泣くなよ〜さくらちゃ〜ん」
   「……………………」
   
   軽く髪をかき上げておでこにキスする
   
   私「…初めてやもんな〜、…わかるよ」
   「……………………」
   私「あ、あれ……もしかして…、痛い?」
   「……………………」
   私「……………………」
   「いえ……………」
   私「ん?」
   
   
   
   
   
   「うれしくて…」

840 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/09(日) 01:16:29.83 ID:Qn.ih6DO
   胸の奥から、燃えるように熱いものが湧いてきて
   
   
   
   
   私は涙を抑えることができなかった
   
   
   
   桜の頬に、額に、私の涙が落ちる
   
   
   
   私「あ……っごめ………」
   
   
   
   「凛さん」
   
   
   
   
   瞳の中で、
   
   炎が揺れた
   
   
   
   
   
   
   「すきです。大好きです」
   
   
   
   
   
   「−−−……私もです…」
   
   
   
   
   
   おでことおでこをくっつけて、
   
   
   そのまま

841 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/09(日) 01:16:44.85 ID:Qn.ih6DO
   しんだ

842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/03/09(日) 01:17:24.74 ID:QLiHguEo
  しんだ











最終更新:2010年02月07日 00:29