百合指南求む　パート5　第8章：後輩二人に遭遇

730 ： ◆iKDM7hlrsA2008/03/13(木) 21:02:06.41 ID:5dMNOYDO

   ３時のおやつを食べ終え、店を後にした
   
   その足で、フラリと某雑貨屋さんビルに
   
   １階から最上階まで遊び尽くす私たち
   
   変なステッカーを買った
   
   
   某巨大雑貨屋さんを出ると、
   
   入って来ようとする後輩２人組(私の１こ下で桜の１こ上)とバッタリ鉢合わせ
   
   Ａ、Ｈとしましょう
   
   
   私「…あ！」
   Ａ「あー！」
   「あっ……」
   Ｈ「あー！」
   
   ４人でお互いを指差し合い
   
   「お疲れ様で〜す(ニコニコ)」
   Ａ「…びっくりしたー！笑」
   私「いや、こっちがな！笑」
   Ｈ「てか、２人ですか？どーゆー２人ですか!?笑」
   私「ぅえ……っ」
   Ａ「なんで凛さんと桜が…意外な組み合わせですね！笑」
   
   確かに、部活ではあまり関わらないようにしてるからな、私が
   
   「………。(ニコニコ)」
   私「なんとなく…そう、今日部活んとき、なんとなく、暇やーって言ってたら、なんとなく！…な！笑」
   「はい！(ニコニコ)」
   Ｈ「へぇ〜。てか凛さん私服かわいーっすねw」
   私「ふつーや。あんたら何しに来たん？」
   Ａ「普通に、買い物です〜」
   私「ふ〜ん、あっそ」
   Ｈ「興味ないんですかww」
   私「まー楽しんでくれ、じゃーなーw」
   ２人「お疲れ様で〜す、桜ばいばーいw」
   「あ、お疲れ様です〜。(ニコニコ)」

733 ：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]：2008/03/13(木) 21:08:03.06 ID:KE5W2IAo
　　実はその２人も・・・

   >>733
   いや、普通に友達同士でしょw
   たぶん…

734 ： ◆iKDM7hlrsA2008/03/13(木) 21:10:27.14 ID:5dMNOYDO

   私「…はぁ……」
   「びっくりしましたね…」
   私「ああ……」
   「…やっぱり意外なんですかね？」
   私「…まーな、たぶんな…あの２人、いっつもめちゃ仲良いけど、普通に遊んだりもすんねんな〜」
   「そうみたいですね〜」
   私「ＡとＨって、私服似てんな〜」
   「かわいかったですね！」
   私「ん〜」
   
   
   私は内心、
   あ、あれでよかったのか受け答えは？
   変じゃなかったかな？
   密着とかしてなくてよかったー…
   とか、ちょっと動揺してた

737 ：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]：2008/03/13(木) 21:14:33.33 ID:Q829pmMo
　　てかカミングアウトはする気ないのか？

   >>737
   女の子同士だからというよりは、
   同じ部活内なので無理です…

739 ： ◆iKDM7hlrsA2008/03/13(木) 21:22:31.41 ID:5dMNOYDO

   そして、次は某大型スポーツ用品店へ
   
   私「これかっこいーなぁ…」
   「でもア○ィダスって日本人の足に合わないって言いますよね〜」
   
   真剣にスパイクを物色する女子大生２人組w
   体育会の性です……
   
   
   他にもゲームシャツやアンダーを見回る
   
   なぜか私服見回るときより真剣w
   体育会の性です……

744 ： ◆iKDM7hlrsA2008/03/13(木) 21:37:13.60 ID:5dMNOYDO

   店を出て、細い路地をぼーっと歩いた
   
   繁華街の路地裏の、静かで人通りの少ない道
   
   
   私はなんとなく後輩の帽子をとって、自分でかぶった
   
   「…似合ってます。かっこいいです(ニコニコ)」
   私「これいーなぁ」
   
   
   そのまま歩く
   
   後輩の半歩前を
   
   
   「あの、凛さん…」
   私「ん？」
   
   軽く振り返ると、後輩は恥ずかしそうに少し目をそらした
   
   「手…つないでも、いいですか？」
   
   
   
   私「……………………」
   
   
   
   ドキリとした
   
   …私も実はつなぎたかったけど、
   さっきあの２人と会ってからちょっとためらっていた
   たぶん、無意識に
   
   …あんまり仲良くしてるとこを見られるとまずい
   
   そう思ってた
   
   
   後輩も同じことを思ってたのかな？
   
   だから遠慮してたのか？

747 ： ◆iKDM7hlrsA2008/03/13(木) 21:44:37.70 ID:5dMNOYDO

   …なんとなく居たたまれなくなって、
   
   
   私は帽子を深くかぶり、
   
   左手で後輩の右手をつかんだ
   
   
   顔は前を向いたまま
   
   そのままの速度で歩きながら
   
   その手の感触と体温に、
   
   顔が火照るのを隠すために
   
   
   「…………………」
   私「…なに？」
   「…いえ……」
   
   
   気になって、少し後ろを振り返った
   
   
   
   ら、
   
   後輩も顔を少し赤くして目を泳がせていた
   
   
   
   私「…………………！」
   「……………………」
   
   
   無言のまま、歩き続けた

749 ：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/03/13(木) 21:46:29.10 ID:4zhAqm6o
　　どっちも可愛すぎて涙でそうｗｗ

750 ：以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]：2008/03/13(木) 21:46:38.96 ID:Q829pmMo
　　二人ともあんだけえろいことしてたのに照れてるのか・・・・ｗｗ

758 ： ◆iKDM7hlrsA2008/03/13(木) 21:59:02.76 ID:5dMNOYDO

   「凛さん…」
   私「…………………」
   「凛さん！」
   私「…っえ？何？」
   「歩くの、ちょっと速いです……笑」
   私「あ……ごめ…」
   
   いつのまにか、ずんずんずんずん早歩きして
   ぐいぐい後輩を引っ張っていたらしい
   
   
   恥ずかしくなって手をほどいたら、
   
   すぐにつなぎ直された
   
   
   私「…………………」
   「…凛さんの手って…色っぽいですよね！(ニコニコ)」
   私「…はぁ？(ななな何を言うんだね君は！いきなり！)」
   「手のひらが薄くて指細くて…あ、ほら、この血管とか、めちゃ色っぽいですよ！(ニコニコ)」
   私「…あっそ！意味わからん…」
   
   
   …だっから、こんな外で歩いてるときにスパークさせようとするな！
   
   
   
   
   …私は、君のスラッと長い指のこと、死ぬほど好きなんだよ……

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