百合指南求む パート6 第10章:(第5章続き)スイドリーム


631 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/23(日) 13:37:06.96 ID:7PN5pkDO
   さて…、一昨日のを書きます。

634 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/23(日) 14:00:25.16 ID:7PN5pkDO
   夕方から会って、一緒にごはん食べに行った
   
   後輩んちの近くの、私たちがよく行くパスタ屋さん
   
   何回食べてもおいしー
   思い出すと今でも食べたくなる
   しかも「本日のデザート」がティラミスで最高
   
   私がおごっといた
   
   
   お店から後輩の家まで、にぎやかな中を歩く
   2人、横に並んで
   
   ちょっと寒かった
   
   私「さむ…マフラー貸してよ〜」
   「ええー……あ、一緒に巻きますか?(ニコニコ)」
   私「なんでやねんw」
   
   はずかし

636 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/23(日) 14:36:23.91 ID:7PN5pkDO
   後輩家に到着
   
   私は部活バッグを肩に掛けて左手で持ってた
   
   エレベーターに入ると、すぐに右手を取られ、
   無言で手をつながれる
   
   最初の接触に、ちょっとドキッとした
   
   手をつなぐ時に後輩の方を見ると、
   笑顔をこちらに向けてくれる
   
   私も、照れながらも微笑み返す
   
   
   部屋まで手をつないで行った
   
   後輩が鍵を開ける

639 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/23(日) 14:51:53.94 ID:7PN5pkDO
   入ってすぐに荷物をドサリと置き、
   後輩が玄関の電灯をつける前に、軽く抱き締める
   靴を履いたまま
   玄関の狭いスペースで
   
   「わ…」
   私「……はー、やっぱ抱き心地いーなー」
   
   もちろん恥ずかしいけど、
   今日はリードするぜ、私のペースに乗せるぜ
   と固く決意していたので、頑張る
   …まぁ常に思ってる…はずなんだけどねぇ
   
   「…電気、つけますね」
   私「ん、ああ」
   
   離れて、部屋に入る
   
   2人で手洗い、うがい
   
   私「お風呂入ろ〜」
   「えっもう入るんですか?」
   私「うん、早く入っとこうよ」
   「いいですけど…」
   私「先入って後でゆっくりしよーよ」
   
   お湯を張りにいく後輩
   
   
   私「(うーむ…一緒に入るべきか、お風呂はとりあえず落ち着いて後で頑張るべきか…)」

648 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/23(日) 18:36:07.91 ID:7PN5pkDO
   テレビをつける
   
   座って見てると、後輩が帰ってくる
   
   私が膝立てて座ってる前にちょこんと座る後輩
   膝と膝の間に入り込んで、私に背を向けて
   
   私の膝を肘置きにしてきやがるから、
   
   私「ういーん」
   「あ…」
   私「リクライニングシートでございます」
   「………。笑」
   
   そのまま角度をゆっくり減らし、床にぺたんと背中をつける
   
   私「…………………」
   「…………………」
   私「…テレビ見えん。どいて」
   「自分で上がってきてください。(ニコニコ)」
   私「んぎぎ………!」
   
   腹筋をフルに使って、元の状態になる
   
   またもたれてくる後輩
   
   
   後ろから腕を回し、軽く抱きしめる

650 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/23(日) 18:56:01.33 ID:7PN5pkDO
   何気なく前にいる子の胸に手を滑らせ、両手で包む
   
   私「…はぁ…いいなぁ…」
   「…あ、はい。(ニコニコ)」
   私「おっきいなぁ…」
   「あ、はい。(ニコニコ)」
   私「…………………」
   
   このやろう…、
   
   やわやわと揉みながら、後ろから耳を甘噛みする
   
   「きゃ…」
   私「…………」
   「っくすぐった…!」
   
   肩をすくませる後輩
   
   私「逃がすかw」
   
   腕の力を強め、首や耳を舌で撫でたり息をかける私
   
   や、やっぱ後ろ向いてたら攻めれるんだな…
   
   「あ…、もう…、凛さんのすけべ…(ニコニコ)」
   私「すけべ言うな。笑」

653 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/23(日) 19:21:29.00 ID:7PN5pkDO
   そのまま首や肩、耳を攻め続ける
   手は胸に
   
   後輩は時々こちらを向こうとするので、目が合うことがある
   
   その仕草が何を意味するのか察しはついていたけど、
   
   構わず続けた
   
   
   「……………………」
   私「…かわいいなぁ」
   「もう…、………」
   私「………」
   
   何かを訴えてくるけど、知らん振り
   
   
   わかってる、
   
   
   
   私なら、ここでキスしてほしいだろうから

656 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/23(日) 19:33:21.05 ID:7PN5pkDO
   いちゃいちゃしてたら、給湯器が鳴ったので後輩がお湯を止めに行く
   
   帰ってきた後輩にキスされそうになったが、顔をそらして避ける
   
   あ、危ねぇ
   
   「…………」
   私「まー落ち着けって。お風呂あがったらな」
   「…お風呂、一緒に入りましょうよ」
   
   うっ…
   
   いや、待て、今濡れ肌を見るとスパークは避けられない、
   
   私「え〜、さくらちゃん、すけべ〜w」
   「なっ……、笑」
   私「すけべな子とは一緒に入りませーん」
   「…すけべじゃないですから。」
   私「ほら!先入っといで!」
   
   後輩の服に手をかける私、
   咄嗟に服を押さえる後輩
   
   「…自分で脱げますから!」
   私「んじゃ、いってらっしゃーいw」
   「……………………」
   
   しぶしぶ、でも素直にお風呂に向かう後輩
   
   私「……………」
   
   
   
   やっべぇ一瞬かわいい顔にペースを乱されそうになったけど…、
   よくやった私


660 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/23(日) 19:47:30.03 ID:7PN5pkDO
   後輩がお風呂に入ってるとき、
   
   なんとなく部屋をぼーっと見つめてたら、
   
   後輩がアクセサリーをたくさん置いてるタンスの上の、
   水色の小さなボトルに目がいった
   
   
   あれ…?
   
   これ…私ここに持ってきたっけ?
   いやそんなこと絶対にない。
   
   こんなの前あったっけ?
   
   
   手にとってみると、やはり
   アナスイ スイドリームと書いてある
   
   
   …間違いなくそれは
   
   私が使ってる香水。
   
   
   私「……。(……?)」
   
   
   まだ全然減っていないそれを、
   なんとなく、手首につける
   
   いつもの香りが広がる
   
   
   
   私は香水は普段あんまりつけない
   私服で外出時ぐらいか
   自分で買ったことも1回だけ
   
   スイドリームは誕生日のときに友達にもらったやつで、大学から使ってる

664 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/23(日) 20:00:58.87 ID:7PN5pkDO
   後輩がお風呂から上がってきた
   いつものような格好…上はタンクトップ1枚で
   
   ……………っ!
   
   思わず、白い肩やすらりとした腕、脚、そして胸に目がいってしまう
   
   
   少し目線を外して言う
   
   私「あのさぁ…、」
   「はい?」
   私「これ…桜の?」
   
   小瓶を見せる
   
   「あ、はい。」
   私「…いつ買ったん?」
   「つい最近ですよ?…この部屋めっちゃ匂いしますね」
   私「あ、今ちょっとふいたから。…ふーん、私もこれ持ってるから、自分のかと思った」
   「知ってます。だって凛さんの真似して買ったんですよ。(ニコニコ)」
   私「えっ…私、言うたことあったっけ?」
   「いえ、ないです。(ニコニコ)」
   私「なんで知ってんの?」
   「凛さんの匂いと…、この前凛さんちに行ったときに置いてあったから…(ニコニコ)」
   私「まじか。よくそんなん見てるなぁw」
   「…凛さんとお揃いの匂いにしたかったんです。凛さんいっつもいい匂いするから…(ニコニコ)」
   私「(……!)この匂いいいよな〜、好きやわ」
   「これつけたら凛さんの匂い思い出して、ちょっとドキドキするんですよ。(ニコニコ)」
   私「(……………!)…あっそ」
   
   
   
   
   ぬがああああああああああああああああああ
   
   な、なに、このはずかしさ

665 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/23(日) 20:10:42.77 ID:7PN5pkDO
   「今日もつけてたんですよ〜。(ニコニコ)」
   私「ふーん…」
   
   自分と同じ匂いだから気付かなかったのか
   …言われてみれば、今日はちょっといつもより大人っぽい匂いがしたような…
   
   私「…入ってくる」
   「あ、服とタオル、これどうぞ」
   私「ありがと」
   
   脱衣所も浴場も、後輩の匂いでいっぱいだった
   
   匂いを意識すると、恥ずかしさでむせそうになる
   
   浴槽につかる
   
   自分の左手首に鼻を近付けると、
   余計に後輩を感じて頭がクラクラしてくる
   
   …自分の匂いのはずなんだけど
   
   
   あー、なんで顔が熱くなる、いや、お風呂だから熱くて当たり前か、
   あー、あー、…出よ

666 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/23(日) 20:23:41.21 ID:7PN5pkDO
   脱衣所で、鏡に目が行く
   
   …CとDって…結構違うもんやなぁ…
   
   ……………………
   
   服に袖を通す
   長袖Tからは、やはり後輩の洗剤の匂い
   
   …やばいやばいやばい
   
   着ると、その香りに体が包まれる
   
   …落ち着け落ち着け落ち着け
   
   
   今日は、私が!!
   
   
   タオルを肩にかけ、部屋へ
   
   堂々と、堂々と、堂々とだぞ凛
   
   私「あがったヨ〜ン様」
   「………。笑」
   
   
   後輩はアイス食べてた
   好きやなぁ…
   てか、大食いなのに、なぜ太らないのか君は
   
   化粧水やら、ぺちぺちつける
   
   私「…アイスちょーだい」
   「あ、どうぞ。」
   
   冷凍庫から出して食べ始める
   
   私「…あ。髪、乾かしてよ」
   「え…?」
   私「私はアイス食べる」
   「あっ!いいですよ〜!(ニコニコ)」
   
   なぜか嬉しそうにされる
   
   めんどくさくないの…?

668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/03/23(日) 20:25:49.35 ID:jH/Lm720
  久々にヨ〜ン様を聞いたw

670 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/23(日) 20:58:24.69 ID:7PN5pkDO
   自分でドライヤーかけるときはわしゃしゃ〜ってやるのに、
   
   物凄く丁寧な手つきで髪を扱われる
   
   「凛さんの髪…ほんとに綺麗ですよね」
   私「……………」
   
   温風越しに後ろから聞こえてくる声
   
   「さらさらストレートで…毛先までほんとにさらさら…」
   私「……………」
   
   後輩の指が、やさしく頭皮や耳に触れるたびに、
   
   背中に一閃がはしり、
   
   息が漏れる
   
   
   私「……丁寧やなぁ…」
   「だって、凛さんの髪ですから。(ニコニコ)」
   私「……………………」
   
   
   
   ゾクゾクが止まらない
   
   早く終わってほしいような、
   
   ずっとされていたいような
   
   
   アイスなんか食ってられねー











最終更新:2010年02月10日 20:15