百合指南求む パート7 第1章:ラブ履歴書


1 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/24(月) 21:46:26.68 ID:tQh16oDO
   なんだかんだで7まできてしまいました
   
   R
   21歳大学生
   アホ
   レポートを書いてる人
   
   S
   19歳大学生
   Rの後輩
   天然
   ドS
   
   《あらすじ》
   惑いしも 嬉々凛々と 双眸に
   映えるはいとし ひとひらの桜

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/03/24(月) 21:51:23.72 ID:xVduaAEP
  スレ内ルール

  ここではスレ主が凛や桜と書いても名無しの我々はR、Sと呼ぶようにしましょう。

30 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 13:40:25.55 ID:8gKpYEDO
   たぁだいまぁ
   
   前スレwww

32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/03/25(火) 13:41:18.96 ID:BVyjjmoo
  おかえりー

  こんな時間までスパークしてたのかww

36 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 13:42:56.72 ID:8gKpYEDO
   ちげえよ、就活行ってますた
   
   何から書こうか…

38 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 13:51:52.19 ID:8gKpYEDO
   ピンポーン
   
   来た…!
   とりあえず履歴書を真面目な封筒に入れる
   
   がちゃ
   
   私「よぉ」
   「お久しぶりです。(ニコニコ)」
   
   あ、香水つけてるなこいつ
   
   私「ついさっき会ったやろw」
   「でも久しぶりな気がするんです。…おじゃまします〜(ニコニコ)」
   
   いつもニコニコしてるけど、
   君の笑顔にはほんと癒される
   かわいいなぁ………
   
   
   部屋に入る
   
   私「あのさぁ、ちょっと見てほしいもんがあんねんけど…」
   
   封筒を出す
   
   「…何ですか?」
   私「エントリーシートねんけど」
   「あ、見てみたいです〜(ニコニコ)」
   私「おかしいとこないか添削してみてくれんかなぁ?」
   「あ、はい。(ニコニコ)」
   
   封筒を後輩に渡す

43 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 14:05:43.96 ID:8gKpYEDO
   ウケ狙い行動が大好きな私は、特に何も考えていなかった
   若干恥ずかしいけど
   
   私「…………………」
   「…………………」
   
   …………………………
   
   「これ…、………笑」
   私「…凛さんの履歴書、です。笑」
   
   笑いながら、ゆっくりと目で読み進める桜
   
   「おもしろいです…桜初段て。笑」
   私「あんたの扱い初段てことやw もうすぐ二段w」
   
   桜の目が少し下にいく
   
   「……………………………………………」
   私「…?」
   
   覗き込むと、
   
   『初めて君を見た時から、
    ずっと好きでした。
    あいしています。』
   
   
   ……しまった…、そんなことも書いてたなぁ…
   
   「………………………………………………………」
   
   めっちゃ照れてる後輩
   
   私「……………………………………………………」
   
   その反応に、顔に血を集める私
   
   
   
   …そういえば…こんなこと、ちゃんと言ったことなかった

48 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 14:16:13.65 ID:8gKpYEDO
   ただ笑ってもらうつもりだったのに、
   変な空気になってしまった
   
   
   気恥ずかしさに耐え切れず、
   私は、わざと真面目な調子で茶化して言う
   
   
   私「…それが私の気持ちです、姫。」
   
   「………………………」
   
   
   
   
   …っちょおおぉぉ、真面目に照れるなぁああああああああ
   そこはさらっと流すか、ツッコミでぶった斬れよぉぉおおおお
   
   
   
   
   っあああああああああああああああああああああああああああああ

51 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 14:25:53.08 ID:8gKpYEDO
   「…ありがとう…ございます。」
   私「…え、いや、そんな普通に…」
   「……………………」
   
   ちゃぶ台越しに向かい合って顔を赤くしている2人
   後輩の手にはふざけた履歴書
   
   …どんな図だよw
   
   
   私「…何かつっこめよ…」
   「あ…えと……」
   
   目をそらされる
   
   私「いや、こっちが恥ずかしいから…!!w」
   「あ、すいません…」
   私「もっもういいからしまえ!」
   「あの…これ、もらっていいですか?」
   私「うぇ……、あっそ、じゃーやる!」
   「…ありがとうございます。(ニコニコ)」
   
   はにかむなぁああああああああああ

54 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 14:35:56.71 ID:8gKpYEDO
   私「……………………」
   「……………………」
   
   テレビの音だけが部屋に流れている
   
   私「……おいで。」
   「…はい……」
   
   私の側に移動し、肩をくっつけて隣に座る後輩
   
   肩に頭をもたせられ、シャンプーの香りにドキリとする
   
   私「…髪、くすぐったい」
   「…すいません。」
   私「…………………」
   「…凛さん」
   私「ん?」
   「……、惚れ直しました」
   私「…………………」
   
   
   スパーク
   
   
   私「……あっそ。」
   「…やっぱり凛さんはかっこいいです。」
   私「いや、ウケ狙いやってんけど…」
   「でもドキドキしました。(ニコニコ)」
   私「あっそ…」
   「もう……、めっちゃ…、すきです。」
   私「………………………………………」
   
   
   スパーク

56 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 14:45:09.69 ID:8gKpYEDO
   「…でも、『王子様』って。笑」
   私「うるさい…、言うな…」
   「『君の心の中』って。笑」
   私「あーあー!うっさい!笑」
   「キザすぎですよ〜!(ニコニコ)」
   私「もう、忘れろ!」
   「…凛さんが言ったらかっこいいんですけどね。(ニコニコ)」
   私「……………あっそ…」
   「……恥ずかしいんだったら書かないでくださいよ…笑」
   私「うるさいなぁお前は……かわいくない…」
   
   
   し、し、し、死ぬかと
   
   
   
   「じゃあ王子様、お風呂先どうぞ〜。(ニコニコ)」
   私「黙れ!笑」

57 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 14:47:19.42 ID:8gKpYEDO
   ちょっと、出掛けますぜ
   
   そそくさ

58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/03/25(火) 14:49:51.02 ID:BVyjjmoo
  いってらっしゃい

62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/03/25(火) 14:53:06.86 ID:bV4Rdys0
  百合指南成功だな

66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2008/03/25(火) 16:04:03.22 ID:pQXdK2DO
  一見事務的に見える履歴書に、恋に落ちるまでの履歴を書いて、相手に渡す…

  それが新ジャンル
  「ラブ履歴書」

80 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 19:54:20.73 ID:8gKpYEDO
   私はちゃっちゃとお風呂に入った
   
   私「(ああああああ……、はずかし)」
   
   お風呂を出て気付いた
   
   …あ、服忘れた
   
   ※普段一人のときはタオルだけ持って行って、裸で部屋に行って部屋で着替えるため
   
   
   私「(どうしよ…)」
   
   でも下着とか取ってもらうのもなんか嫌だったので、バスタオル巻いて出ることにした
   しゃーなし
   
   …このとき、正直、心のどこかでは思ってしまっていた
   すでに負け組なことを
   
   私「(…誘ってると思われたらどうしよう……)」
   
   
   私の脳は沸いてるのか
   
   
   
   私「(…いや、さりげなく。何事もないかのように出て、普通に着替えてやる)」
   
   とりあえず、出た

85 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 20:10:02.60 ID:8gKpYEDO
   くっそ、今日に限って家で一番短いバスタオルだ
   上下ともかなりギリギリチョップ
   
   脱衣所のドアを開け、顔色を変えず部屋に足を踏み入れた
   
   「え……」
   私「…服忘れた。」
   「あ、そうですか。」
   私「…………………」
   「…………………」
   
   体から湯気が出そうだった
   …いや、実際出てたんだけど
   
   タンスから下着を出し、タオルを巻いたままはく
   プールで着替えるときみたいに
   
   桜は何も言わなかったけど、
   なんとなく背中側から視線を感じていた
   …思い込みかもしれんけど
   
   私「…見るなよぉ…」
   「いえ、見てませんって。」
   私「……………………」
   
   
   それでも視線を感じて、恥ずかしさに死にそうになる
   ほんとに見てるかどうかもわからないのに

88 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 20:18:39.50 ID:8gKpYEDO
   足を上げると100%下着が見える
   
   けど、頑張って下をはく
   
   死ぬ…
   
   上に薄いパーカーを着て、タオルをとった
   
   私「……………………」
   「……………………」
   
   タオルを脱衣所に掛けに行って、戻ってくる
   
   ずっと視線を感じる
   
   いや、桜はテレビ見てる…はず…
   
   あああああ自意識過剰なのかあああああ
   
   「じゃー入りますね。(ニコニコ)」
   私「行ってらっしゃい…」
   
   いつもより強く化粧水を顔に叩きつけた
   
   
   私「(なに悶々としてるんだ凛…アホの子かお前は!)」
   
   
   体がボーッとしてくる

91 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 20:28:31.97 ID:8gKpYEDO
   桜が出てきた
   いつものTシャツ短パンで
   
   
   私「…透けてるんですけど…」
   「あ、胸大きくてすいません。(ニコニコ)」
   私「言ってない」
   
   しかし、やはり、何回も書いてしまうけど、大きい
   Tシャツ着てても、胸と胸の間に大きくシワの谷がある
   
   私「…あんた、合宿とかでもそんなん?」
   「いえ、合宿の時はちゃんと付けますよ〜。ほんとに寝る時までは(ニコニコ)」
   私「あっそ…よかった。エロすぎやねん」
   「あ、胸大きくてすいません。(ニコニコ)」
   私「言ってない」
   
   
   ドライヤーかける後輩
   
   
   …脚きれいなぁ…
   太ももエっロ……
   
   
   
   
   …………………!
   
   ……見てるのは私か!!
   
   
   
   ああああああああヘンタイかぁぁぁぁぁぁああああ

94 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 20:41:05.19 ID:8gKpYEDO
   体が熱い……
   お風呂上がりのせいだけではない、たぶん
   
   私はベッドに寝転んで、雑誌を読んでた
   ラブレターのことが書いてあったやつね
   
   女の子雑誌には付き物の、エッチのタイプ診断…みたいなページで
   
   たくさんの質問に頭の中で答えてチャートを辿ると、
   
   
   『あなたはH濃度120%タイプです』
   
   
   あびゃあああああああああああああああ
   
   
   
   俯せで雑誌を読む私の後ろでベッドが沈む
   
   
   どさ
   
   
   私「うわ…」
   「凛さーん♪」
   
   いきなり上に覆いかぶさってきおった
   全身で

95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/03/25(火) 20:41:15.40 ID:oNnhRASO
  仕事で嫌な事あってイライラしてたのですが、凛さんのレスを見たら落ち着きました。
  本当にありがとうございました。

   >>95
   頑張ってください…
   社会人は大変ですよね(´Д`)

98 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 20:52:44.64 ID:8gKpYEDO
   私「重い…」
   
   ああああああ胸が背中に当たってあああやわらかああああああああ
   
   「ん〜〜♪」
   
   甘えて抱きついてくる
   
   
   ちょ、待て、待ってください
   
   私「暑苦しい!」
   「きゃー!w」
   
   はねのけて、起き上がる
   
   私「もー、お風呂上がりに…、あんた体熱い!体温高すぎ!」
   「だって〜…(ニコニコ)」
   
   ぐっあ
   かわいい
   
   
   
   やばい
   思い出すと や ば い

101 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 21:02:14.01 ID:8gKpYEDO
   私「…………」
   
   私は、ベッドの上で桜の首に両腕を回し、
   そのまま後ろに倒れ込んだ
   
   私が下、桜が上になって向かい合う
   
   
   私「……………」
   「……………」
   
   お互い、ちょっと笑顔で見つめ合う
   
   
   
   私は回した腕を引き寄せ、、桜に口付けた
   
   
   ちょっと長めのキスだった
   
   
   
   頭に、靄がかかってくる

110 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 21:26:44.73 ID:8gKpYEDO
   ちょっとの間、何も言わずにその体勢のまま抱き合ってた
   
   桜の体はほんとに熱い
   お子ちゃま体温…
   
   
   「凛さん……、」
   
   私の首すじに頬をつけ、甘えてくる
   
   私「何よ…」
   
   かわいい
   
   「…………………」
   私「あったかい…」
   
   かわいい
   
   「…ん〜………」
   
   ひたすら甘えてくる
   
   かわいい
   
   私「…桜って、ときどきかわいいよなぁ…」
   「ときどき…ですか。笑」
   私「だって最近生意気やもんw」
   
   
   嘘だった
   
   
   
   いつも死ぬほどかわいいと思ってるよ
   
   
   
   ニコニコ顔で話しかけてくるのも、
   テンポのずれた返事も、
   些細なことで泣いちゃうところも、
   時折見せる真剣な表情も、
   変な髪型も、
   ちょっと(?)鬼畜なところも
   
   
   
   全部、かわいい
   
   
   全部、いとおしい

111 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 21:29:31.31 ID:8gKpYEDO
   うああ……、誰か冷えピタをくれ………、沸騰する…!

117 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 21:46:31.89 ID:8gKpYEDO
   猫のように丸くなってゴロゴロと甘えてくるので、
   頭や背中を撫でてやる
   
   時々目が合うと、はにかむ後輩
   
   なんだこれ…、照れてるのか?
   
   とにかくかわいいので、私もよしよしとかわいがった
   
   母性本能を刺激しまくられ、たまらなく愛しくなる
   
   やっぱり君はまだまだ子供だなぁ…
   
   
   後輩は私の胸に顔を埋める
   
   「なんか…安心します…」
   私「ん……私も」
   「凛さん…」
   私「ん〜?」
   「すきです」
   私「…、うん…私も」
   
   
   
   ………………………!

119 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 21:47:56.02 ID:8gKpYEDO
   うおああ…………、ああ………!!

126 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 22:02:18.63 ID:8gKpYEDO
   「凛さん…、桜ね、ほんとに凛さんのこと、好きなんです」
   私「………」
   「いっつも凛さんのことばっかり考えてる…」
   私「………」
   「部活のときも凛さんのことばっかり見てしまうし…」
   私「………」
   「『凛』っていう字見るだけでドキッとするし…笑」
   私「…あー、私もそれはよくある。桜の写真とか桜味のもん見るだけで…笑」
   「じゃー『桜』関係っていっぱいあるから大変ですねw」
   私「うんw」
   「…あー……、ほんとに、好きすぎて…」
   私「……………」
   
   
   好き好きラッシュ
   
   
   私はスパークラッシュ

130 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 22:17:12.73 ID:8gKpYEDO
   「…ちゅーしてください。(ニコニコ)」
   私「ん…」
   
   
   やさしく触れるキス
   
   
   …もう、ほんとにこの子は甘え上手
   
   私からこんなことを言わせてしまうのだから
   
   
   私「…あいしています。」
   「…………」
   私「初めて君を見た時から、ずっと…好きでした。」
   「…………………」
   
   
   激しく照れて、私にしがみつき、更に顔を埋める後輩
   
   
   私「……っあー、くっせ!私くっせー!笑」
   「………はい。笑」
   私「うるさいわw」
   
   
   
   死ぬ ほど 恥ずかしかった

134 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 22:29:00.06 ID:8gKpYEDO
   「…履歴書、ありがとうございます。うれしかったです。笑」
   私「…あれは…ラブレター…というやつです。笑」
   「ああ…なるほど…ラブレターですか。…直球でしたね。笑」
   私「……、うっさいな…!笑」
   
   
   2人、寝る用意を整え、電気を消す
   
   
   そしてもう一度ベッドに入る
   いつもの配置で
   
   
   入ると同時に、自然と手をつなぐ
   
   「凛さんの手、冷たい…」
   「桜が熱いんやろー…」

135 : ◆iKDM7hlrsA2008/03/25(火) 22:37:22.27 ID:8gKpYEDO
   そして、そのまま私の肩に顔を置いてきた
   
   「…今日は…ずっとこうしてて、いいですか?」
   私「…うん」
   
   
   接触はほんとに恥ずかしいし、ドキドキする
   
   でも、ドキドキしながらも、物凄く穏やかな気持ちだった
   
   
   甘えんぼな君に、メロメロです
   
   
   
   念のために、聞いておく
   
   私「…もう寝る?」
   「寝ません……か?笑」
   私「…………、いや、寝る。笑」
   
   
   私は愛しい女の子の頬にキスをした
   
   私「…おやすみ」
   「おやすみなさい…」
   
   
   
   どちらが先に寝たかわからなかったけど、気付いたら眠りに落ちていた

141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/03/25(火) 22:47:10.28 ID:aCJhJ.AO
  次の就活でその履歴書間違って出せばさらにネタが増えたけどSに渡しちゃったんだった・・・
  とっとけばまた何かに使えそうなのにwww

   >>141
   ねーよwwwwww

142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2008/03/25(火) 22:49:40.39 ID:O6RiJyAo
  ホントは凛が寝た後にエッチないたずらしちゃってたに冷えピタ20枚

   >>142
   想像したら……、や ば い










最終更新:2010年02月14日 23:31