527 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 18:08:47.62 ID:+L9hoJ+v0
お腹痛い…。
じゃあ報告していきます。
528 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 18:09:11.97 ID:+L9hoJ+v0
昨日の夜に考えてた。
サクとこれからどうするべきか。
サクとまずは何から話し合わないといけないか。
考えても結局はサクと話してみないと分からんことだらけで。
布団の中で考え込んでいるうちに寝てた。
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/10/29(月) 18:09:16.37 ID:s3FX+lz90
無理せんでいいよ
>>529
多分今日キャラメルポップコーン食いすぎたからかも…。
胸焼けやばい。
530 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 18:11:52.81 ID:+L9hoJ+v0
起きると7時。
完全に遅刻やった。
シゲアキも夜中まで起こしてたからか知らんけど一緒に遅刻。
急いで準備して家出て自転車を見るとパンクしてた。
なんでこんなタイミング…と思いながら走ろうと思ったときに隣の家の玄関が開いた。
サ「あ、ヒマ。おはよう」
ヒ「あ、うん。おはよう」
サ「…遅刻?」
ヒ「うんw寝坊した…あー、もう間に合わんしいいや」
サクの隣に立った。
532 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 18:15:53.20 ID:+L9hoJ+v0
ヒ「サクも出るの遅くない?」
サ「え…うん。なんかあんま学校行く気せんくてさー」
もしかして向井くんと会いたくなかったりするんかな?と思った。
だから歩きだそうとするサクの手を握って引き止めた。
ヒ「じゃあさ…今から二人で学校サボらへん?」
サ「え?」
ヒ「あ、いや…サクが嫌やったら別にいいけど…」
サ「サボってどこ行くん?」
ヒ「んー。適当に電車乗り継いで行って、全然知らん場所に行ってみるとか?w」
サ「なにそれw…うん、でもそんな気分かもしれへん。じゃあそうしよっかなw」
ヒ「あ、待って!じゃあ学校に連絡入れるから!」
サ「はいはーい」
私はその場で携帯電話を取り出して学校に「風邪で休む」って伝えた。
533 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 18:29:52.25 ID:+L9hoJ+v0
二人で見合って笑ってるとシゲアキが家から出てきた。
シ「あ、姉ちゃん。それにサクちゃん…」
シゲアキは昨日の夜に事情全部話したから知ってる。
サクが向井くんに惹かれてるってことも。
シゲアキはしばらく私とサクを交互に見てた。
シ「何や、いいやん」
そう言って笑った。
534 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 18:30:13.50 ID:+L9hoJ+v0
サ「?」
ヒ「は?何が?」
シ「こっちの話。てか姉ちゃん急がへんと遅れるやろ?」
ヒ「あー、もう今日サボることにしたわ」
シ「は?wwずっるwwえ、なに。サクちゃんと一緒にサボんの?」
ヒ「うん」
シ「へー」
シゲアキのにやにや顔きもい。
535 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 18:30:38.68 ID:+L9hoJ+v0
シ「良かったやん」
ヒ「うるさい。さっさと学校行け」
シゲアキがにやにやしながら頭ぽんぽんってしてきたから手を払い除けた。
シ「帰ったら話聞かせろよw」
私に小声でそう言ってから自転車こいで学校に行った。
サクは「シゲアキどうしたん?」ってずっと不思議そうやった。
それでも「シゲアキに付き合ってることバレた」っていうのは今はまだ言われへんから「なんでもない」って誤魔化した。
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/10/29(月) 18:33:45.01 ID:s3FX+lz90
そうか経緯をはなすとスレバレにもなるんか
>>536
ここがきっかけで付き合えたからな。
538 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 18:36:45.12 ID:+L9hoJ+v0
そのあとサクと二人で駅に向かって電車を乗り継いでいった。
途中で海が見えたから全然知らん駅で降りることにした。
しばらく歩いて海岸線近くの階段に二人で座った。
ヒ「そういえば電車内でめっちゃサクの携帯鳴ってへんかった?」
サ「あ、うん」
ヒ「見ーひんの?」
サ「あー、じゃあ今見る」
サクが携帯を見たときにくすって笑った。
ヒ「だれ?」
サ「あ、うん。友達らが心配してメールくれたみたい」
ヒ「そっか。…向井くんも?」
サ「え、あ…うん」
ヒ「ふーん」
我ながら嫉妬が醜いです。
それでも聞かずにはおられへんかった。
私の知らんとこでサクが向井くんとどんな形であっても繋がってるのが嫌やった。
539 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 18:37:20.13 ID:+L9hoJ+v0
ヒ「さすがに海の近くなだけあって寒いな」
サ「うん、風がすごいし」
ヒ「場所間違えた」
サ「ヒマが選んだんやろw」
ヒ「だって海きれいやーん!」
サ「えー、なんか磯臭いからあんま好きちゃう」
ヒ「ひどいwあー、歌いたくなってきた」
サ「は?」
ヒ「うーみーはー広いーなー大きーいーなー!」
サ「ばかっ、やめてよw恥ずかしい!w」
また口を両手で塞がれた。
540 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 18:39:14.90 ID:+L9hoJ+v0
ヒ「でもさ。ここらへんって人おらんよな」
サ「うん。後ろ道路やしなー」
ヒ「私ここに住む!」
サ「なんで?w」
ヒ「えー、なんか私将来的にひっそり住みたい派やから」
サ「意味分からんwでも分かるかも」
ヒ「そう?」
サ「うん。好きな人とずっと一緒に、ひっそりと住みたい」
ヒ「…」
サ「…」
何この気まずい空気…。
気まずかったから叫んでみた。
541 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 18:40:52.60 ID:+L9hoJ+v0
ヒ「サクー!だいすきー!」
サ「え、ちょ」
ヒ「あいらーびゅー!!」
サ「は、ちょ、ばか」
また後ろから口を塞がれました。
でもサクは笑ってた。
サ「なにしてんのwアホちゃうんw」
ヒ「いやwなんか叫びたくなってw」
サ「あほなん?ww」
ヒ「うん、あほやww」
サ「そういう意味分からんとこはヒマらしいけどさww」
ヒ「ありがとww」
サ「褒めてへんからww」
このやりとり若干懐かしい。
前も…いや、そんな前ちゃうけどこうやってバカやってたのに最近私って根暗なんよ。
でも叫ぶとスッキリした。
542 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 18:41:46.18 ID:+L9hoJ+v0
お腹空いたからコンビニを探して歩き回ってセブイレがあったから中に入った。
中に入ったら小さい男の子がレジの前で店員さんに何か言われてた。
「あと~円足りないよ」とか言われてた。
男の子はぽけーっとした顔をしながら自分の持ってる小銭を見て首を傾げてた。
サ「ヒマ、どうしたん?」
ヒ「あー、うん。サク私の分も選んどいて」
サ「え。何がいいん?」
ヒ「パンがいい。とりあえず適当に選んどいてw」
サ「うん、分かった」
543 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 18:59:06.54 ID:+L9hoJ+v0
ご飯選びはサクに任せて私は男の子の傍に行った。
男の子の隣でかがんで目線を合わせた。
ヒ「どうしたん?」
男の子「お菓子が買えないって…」
レジを見たら結構の量のお菓子。
ヒ「今何円持ってるの?」
男の子「こんだけ」
見せてきた小銭を数えると25円。
あんな量は買えるはずがなかった。
544 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 19:01:19.70 ID:+L9hoJ+v0
ヒ「んー、それじゃあ買われへんな…。どれか我慢できひん?」
男の子「嫌…お姉ちゃんが、あのお菓子好きって言ってたもん」
ヒ「お姉ちゃん?君のお姉ちゃん?」
男の子「うん…お姉ちゃん、今お熱出してる」
なんてええ子なんや…。
546 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 19:03:42.17 ID:+L9hoJ+v0
ヒ「あの、何円ですか?」
店員「あ、156円です」
ヒ「じゃあ…私が払います」
店員「あ…えっと…あ、はい。では200円お預かり致します」
ヒ「あ、待って下さい。なにか欲しい飲み物と、そのお姉ちゃんへの飲み物取っておいで」
男の子「いいの?」
ヒ「うん、ほら取っておいで」
そのあと会計を済ませて男の子に袋を渡した。
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/10/29(月) 19:04:41.56 ID:lGtxSTLBo
ヒマ男前!!
>>547
可愛い子には目がありません。
548 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 19:07:15.76 ID:+L9hoJ+v0
男の子「お姉ちゃん、ありがとう!」
ヒ「いいよー。君のお姉ちゃんも早く治るといいな」
男の子「うん!」
ヒ「ちゃんと持って帰れる?」
男の子「うん、大丈夫!」
ヒ「おし、良い子」
頭撫でたらきゃっきゃっ言いながら喜んでた。
そのあと「ばいばい!」って言って走って行ったけど途中で何回も振り返ってこっちに手を振ってきた。
やっぱ小さい子は可愛い。
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/10/29(月) 19:10:31.17 ID:BQIKSs1to
お姉ちゃんの為にお菓子買いに来るなんて泣けるじゃないか…
>>550
ほんまに良い弟を持ったと思う、そのお姉ちゃん。
552 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 19:12:19.97 ID:+L9hoJ+v0
お店の中に入ったら会計済ませたサクが出てきた。
サ「はい、これヒマの分」
ヒ「あ、ありがとう。ごめん、お金返す」
サ「いいよwこれ奢り」
ヒ「え、でも」
サ「うん……あたしヒマのそういう部分を好きになったんかもしれんな…」
ヒ「そういう部分?」
サ「んー、さっきの男の子にしてたみたいなこと?w」
ばっちり見られてた。
それで思い出した。
「ヒマのそういう部分を好きになった」
心の底からぐわーっと嬉しさがこみ上げてきた。
嬉しくて笑った。
553 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 19:14:06.71 ID:+L9hoJ+v0
サ「なんで笑うんよーw」
ヒ「いやwごめんw嬉しくてwwあーもー、あかん!ww」
サ「ヒマ落ち着けw気持ち悪いw」
ヒ「うるさいww」
そのまま笑いながら歩いてると公園があった。
真ん中に噴水があってサクが「自然が多い!ここでご飯食べよう!」って言ったからそこでご飯食べることにした。
二人でベンチに座って袋の中を開けたら私の好きなもんばっかり入ってた。
554 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 19:14:49.66 ID:+L9hoJ+v0
ヒ「サク…ありがとう」
サ「は?何が?」
ヒ「いや、なんか私のすきなもんばっかやからw」
サ「あー、うん」
サクはそれ以上何も言わずにパンを食べてた。
その間こっちを見んかったから絶対あれ照れてる。
そのまま私もご飯食べてるとサクの携帯が鳴った。
ヒ「携帯鳴ってるで」
サ「ん、えーっと。あ、電話や」
ヒ「嘘…まじで?誰から?」
サ「…」
サクは無言で表示名を見せてきた。
中学のときの知り合いの名前やった。
555 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 19:15:59.88 ID:+L9hoJ+v0
ヒ「あー…心配してくれて電話か…良い友達やな」
サ「いや、多分これ出たら向井くんも出てくると思う」
ヒ「は?まじ?」
サ「うん。今までも何回かそういうことあった」
ヒ「…周り必死すぎ」
サ「…うん」
ヒ「…でーへんの?」
サ「出たほうがいい?」
ヒ「さあ、サクが決めたら」
サ「じゃあ向井くんと喋ってもいいん?」
ヒ「知らん。向井くんも心配してるかもしれんやん」
サ「…」
ヒ「向井くん優しいもんなー」
サ「…むかつく。そんなこと言ってたらほんまに出るで?」
ヒ「…」
いや、さすがにそれは困る。
556 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 19:16:49.60 ID:+L9hoJ+v0
サクの手を握った。
ヒ「それは…困る…。サクとの時間はあんま邪魔されたくないし…」
サ「…あっはっはっはっはww」
ヒ「ちょ、なんで笑うんよ!w」
サ「ごめん、ごめんwなんか久々に素直なヒマ見たwうん、大丈夫。ぶちっとな」
そう言ってサクは携帯の電源切った。
557 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 19:17:28.09 ID:+L9hoJ+v0
サ「ほら、これならもう誰にも邪魔されへん」
ヒ「…いいん?」
サ「…あたしさー、向井くんとカフェ行ったりしたやん」
ヒ「急やな」
サ「その時もなんか言うの恥ずかしいけど…ヒマが隣におらんとしっくりこーへんかった」
ヒ「…一緒に帰ったくせに?」
サ「あれは皆の手前もあったの。周り必死すぎやし。それにあの後向井くんにきっぱり言った」
ヒ「え、なにを?」
サ「付き合ってる人を大切にしたいって。だから向井くんの今の好意は迷惑やって言った」
ヒ「い、言い方…w」
サ「でもそれくらい言わんと男って未練たらしいやん」
ヒ「そうやけど…そっか…うんwえ、でも昨日の反応微妙じゃなかった?」
サ「だって…なんか自分がしてたことに自己嫌悪中のときにヒマが来るねんもん…タイミング悪すぎ」
ヒ「えー…いや、だってそうとは知らんやん…ごめん」
サ「いや、ヒマが謝ることちゃうし…こっちこそ曖昧な態度取ってごめん。でも一応言い訳を聞いてほしい」
558 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 19:18:54.31 ID:+L9hoJ+v0
それから長くなるけどサクの言い訳を聞いた。
昔から家にお父さんがおらんのもあったしあまり男子と遊んだこともなかったけど
高校に入って急に男子と接することが多くなって戸惑った。
その中でも一番優しくしてくれたのが向井くんやった。
だからそんな向井くんに惹かれていったのはあった。
けど好きかどうか考えてて向井くんをそういう対象に見たときにしっくりこーへんかったらしい。
それで私のことを考えて向井くんからの告白をキッパリ断ったけど、
私に対する今までの態度が自分でも最低やと思ったから私と絡みにくくなった。
でも今こうやって隣に私がおると楽しくなる。
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/10/29(月) 19:20:18.31 ID:Gjj8k/TPo
あー…これで安心して家に入れる。
続きは明日の朝に読ましてもらうわ。
>>559
何だか申し訳ない。
ありがとう。
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/10/29(月) 19:25:28.56 ID:pa1eOd7jo
コンビにの男の子は天使だな
>>563
もしかしたらキューピッドとかな。
恥ずかしいわー。
564 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2012/10/29(月) 19:26:22.68 ID:+L9hoJ+v0
サ「私はヒマに最低なことした。でもやっぱりヒマの隣におりたい」
ヒ「あほ…そんなん気にせんでいい。私だって無理やりにでもサクのことを引き止めたら良かったのに…ごめん」
サ「ヒマ、謝らんといてよw…これからもヒマの傍におってもいい?」
ヒ「うん、もちろん。私もこれからサクの隣におるからな」
サ「うん…」
ヒ「…サク、大好き」
そう言ってサクにキスした。
今までは緊張したけどこのときは自然に出来た。
自然とサクにキスしたいと思って行動してた。
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/10/29(月) 19:27:31.72 ID:IghdjIl+o
仕事終わって見たら解決してたか! 不安が疲れとともに吹っ飛んだわw サクとヒマにはいつもエネルギー貰ってる ありがとーな
>>565
此方こそありがとう。
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/10/29(月) 19:28:40.50 ID:s3FX+lz90
乗り越えたなぁ・・・;;
ほんまによかった!
>>567
相談に乗って貰えて嬉しかった。
ありがとう。
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2012/10/29(月) 19:29:59.55 ID:lGtxSTLBo
ずっとずっと2人のことを考えてしまってたよ!!本当にもう!!よかった!!!
>>571
ありがとう。
最終更新:2013年04月30日 19:53