女だけど幼馴染女に恋をして彼女になった 第10章:VSサク母


521 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2013/02/04(月) 20:59:21.57 ID:GrsnLXPH0
   こんばんは。 
   中々来れる時間なくて本当にすいませんでした。 
   お別れの挨拶と最後の報告に来ました。

522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/02/04(月) 21:04:27.33 ID:dNxqre4Oo
  ゥゥ。・(つд`。)・。

   >>522 
   ごめん。 
   泣かないで。 

523 : 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/02/04(月) 21:05:57.52 ID:MdHPgcji0
  お!待ってたよ~

  お別れか・・・

   >>523 
   待たせてごめん。 
   お別れですね。

524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/02/04(月) 21:07:52.91 ID:mHc4i5UDo
  お別れだなんて言うなよー( ; ; )

   >>524 
   じゃあまたいつか会うまでの準備するのでそれまでお元気で。

526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/02/04(月) 21:13:16.60 ID:c1ecYOITo
  最後か… 今まで楽しかったよー(´∀`)

   >>526 
   此方こそ楽しかった。 
   ありがとう。 
   
   あといきなりやけど報告しますね。

528 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2013/02/04(月) 21:25:27.33 ID:GrsnLXPH0
   記念日の前の放課後にサクと待ち合わせしてたけどサクは来なかった。 
   連絡なし、連絡しても返事が来ない。 
   二時間くらい待ったあとサクの家に行った。 
   インターホン鳴らしたらサクのお母さんの彼氏さんが出てきた。 
   
   サクのお母さんの彼氏さん「こんばんは」 
   ヒ「こんばんは。サクいますか?」 
   サクのお母さんの彼氏さん「あー…実はさ」 
   
   サクのお母さんが奥から何とも言えない表情で来た。 
   それで私の腕を掴んで家の中に引っ張って玄関の鍵閉めた。 
   私は訳も分からずびくびくしてた。 
   
   サクのお母さん「なあ、ヒマちゃん」 
   ヒ「はい?」 
   サクのお母さん「サクと付き合ってるってほんま?」 
   ヒ「え」 

529 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2013/02/04(月) 21:33:00.16 ID:GrsnLXPH0
   話の経緯はサクのお母さんから聞いた。 
   ちょうど私とサクの記念日の日にサクのお母さんの彼氏さんと久々に食事に行こうってサクに言ったらしい。 
   そこでサクが「友達と遊ぶ」って断ったらしいけどサクのお母さんは「大事な話をしたい。その遊ぶのは今度じゃあかんの?」って聞いてきた。 
   サクは悩んだけど私と一緒におる時間を優先したくて「そっちこそ今度でいいやん」って言ったらしい。 
   そこから二人の口論が始まって途中でサクが「ヒマと遊ぶからあかんの!お母さんらの都合で振り回さんとって!」って言って、
   サクのお母さんが「ヒマちゃんとなんていつでも遊べるやろ!」って言い返したときにサクが「記念日やねんもん!」って口滑らしたらしい。 
   そこで「なんの?」って聞いて「お母さんには知っておいてほしい。ヒマと付き合ってる」っていう話を聞いて
   サクのお母さんが混乱して彼氏さん呼んだらしい。 
   それで彼氏さんも説得してサクも収まったみたいやけど部屋に閉じこもりっぱなし、という状況やった。 
   説明聞いた私はぽかーんとしてた。 

531 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2013/02/04(月) 21:40:25.06 ID:GrsnLXPH0
   サクのお母さん「ヒマちゃんほんまなん?嘘やんな?だってヒマちゃんもサクも女の子やで?」 
   ヒ「…」 
   
   ここで肯定してもいいのか分からんかった。肯定したらきっとサクのお母さんの動揺を激しくさせるだけやし、
   否定したらサクを裏切ることになると思って何も言われへんかった。 
   するとサクのお母さんの彼氏さんが笑顔でこう言った。 
   
   サクのお母さんの彼氏さん「まあまあ。聞きたいのは分かるけど、二人を話し合わせてあげたほうがいいと思うで。その後に話を聞こう」 
   サクのお母さん「でも!」 
   サクのお母さんの彼氏さん「さっきも言った通り、サクちゃんがどんな気持ちで言ったのかは分からんやろ?
                それを責めるのはサクちゃんが可哀想や。今は待つしかないよ」 
   サクのお母さん「…分かった。ヒマちゃん、サクと話す?」 
   ヒ「はい。部屋ですよね?お邪魔します」 

533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/02/04(月) 21:46:16.30 ID:c1ecYOITo
  よし、母彼いいアシスト

534 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2013/02/04(月) 21:52:19.56 ID:GrsnLXPH0
   サクの部屋に行ってノックした。 
   
   ヒ「サクー。ヒマやけど」 
   
   返事はなかったけどしばらくしてから鍵が開いた。 
   中に入れられたらまた鍵を閉めてた。 
   サクは泣いてた。 
   目と鼻が真っ赤やった。 
   先にサクを抱きしめた。 
   
   ヒ「あほ」 
   サ「ごめん…ごめん…勝手にあんなん言ってごめん…」 
   ヒ「そっちちゃう。一人で抱え込むなってこと」 
   サ「ごめん……」 
   ヒ「謝るな」 
   サ「……ありがとう」 
   ヒ「うん。じゃあ作戦会議しますか」 
   サ「え?」 
   ヒ「え、なに?」 
   サ「別れに来たんちゃうん?」 
   ヒ「は?」 
   サ「だってバレてんで?あたしら付き合ってるのバレてんで?そんなんお母さん許してくれるはずないし、
     絶対ヒマを説得してさ…ヒマも良い子ぶるから絶対それに乗っかって別れに来たんやと思ってた…」 
   ヒ「お前ひねくれすぎ」 
   サ「………ごめん」 

537 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2013/02/04(月) 22:08:22.32 ID:GrsnLXPH0
   ヒ「素直すぎ。別れるなんて考えなかったなー。サクのお母さんは別れて欲しそうやったけどw」 
   サ「……うん。あたしほんまお母さん悲しませてばっかな気がする。お母さんもこんなあたしが子供なんか最悪やんな…」 
   ヒ「…そんなことは思わんよ。でも、誰だっていきなり同性と付き合ってますなんてこと言われたら吃驚するやろ?
     心の準備なんかないし、周りにそんな人おる わけないし。言ったかわりに、分かってもらう時間はかなりかかると思うよ。
     それこそ、やっぱり分かってもらわれへんかったってなるかもしれん」 
   サ「そのときどうするん?」 
   ヒ「普通やったら別れるんちゃう?私は別れるつもりないけど。
     あんな思いして勇気振り絞って告白したのに周りに流されて別れるとか絶対嫌や」 
   サ「……うん、あたしも同じ」 
   ヒ「じゃあ付き合ってることははっきり伝えなあかんな。でも何で口滑らすんよw」 
   サ「……あたしな、ほんまに最近幸せやねん」 
   
   思わず赤面した。 
   あまりにサクが幸せそうな顔して言うねんもん。 

539 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2013/02/04(月) 22:17:41.13 ID:GrsnLXPH0
   ヒ「うん」 
   サ「やっぱり今まで一人が多くて寂しかったから。友達とおって楽しくても家に帰ってきたらすごい虚しかった。
     ヒマも友達付き合いがあるからずっと一緒にはおられへんかったし」 
   ヒ「うん」 
   サ「でもさ、そう考えると、あたしも昔からヒマのこと好きやったんかもな。
     ヒマはさ、付き合ってからも前よりあたしを一番に優先してくれて、ずっと一緒にい…いて…うぅ」 
   ヒ「泣きながら言われても何言ってるか分からんw」 
   サ「だ、だから…ずっと一緒にいてくれるからさ。
     あたしのわがままも聞いてくれるし、あたしが素直になられへんときとかちゃんと叱ってくれるし。
     あたし今までそういう相手おらんかったから。ヒマが大事にしてくれるの分かって、あたしも大事にしようと思って。
     最近ほんまにそういうこと考えてて、そういうこと考えるのが幸せで。
     なんかな、お母さんに『ヒマちゃんとなんかいつでも遊べる』って言われたんが悲しくて。
     多分あたしはヒマとのことお母さんに認めてほしかってん。
     あたしが初めてほんまに好きになった人で、あたしのことちゃんと考えてくれてる人で、ヒマとの関係をお母さんに黙ってたくなくて。
     お母さんに 『おめでとう』とか言ってほしかってん。ほんまに自分考え方子供やけどさ。
     でもお母さんのショックそうな顔見たらすごい」 
   
   サクが早口で泣きながら喋るから抱きしめて背中ぽんぽん叩いた。 

540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/02/04(月) 22:20:16.18 ID:c1ecYOITo
  (´;ω;`)

542 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2013/02/04(月) 22:45:52.90 ID:GrsnLXPH0
   ヒ「うん、そっか。サクも頑張ったもんな。ありがとう」 
   サ「なあ、あたしやっぱり間違ってたよな。あたしらが付き合ってることが間違ってるんかな」 
   ヒ「間違ってへんよ。私もサクも好きやから付き合ってる、なんも間違ってへんよ」 
   サ「うん、ありがとう」 
   
   サクは子供みたいに泣きながら笑って私の肩に頭を少し擦りつけた。 
   そのあと少し話し合って二人でリビングに行ったらサクのお母さんが気まずそうな顔で、彼氏さんはなぜか笑顔で待ってた。 
   
   サ「お母さん、あのな」 
   ヒ「私たち付き合ってます。もうすぐ付き合って四か月経ちます」 
   サクのお母さん「え、そんなに?」 
   ヒ「はい。確かに女の子同士で付き合うのは変かもしれないし、気持ち悪いかもしれません。それでも真剣に付き合ってます。
     いや、真剣に付き合うほうが問題なのかもしれませんけど。でも…あの」 
   
   口ごもってたらサクのお母さんの彼氏さん(通称、優さん)がにこにこしながら言った。 
   
   優さん「僕は関係ない立場やしあまり口出せる側ちゃうけど、とりあえず座ったらどうかな」 
   ヒ「あ、はい」 
   
   二人の正面に座った。 
   テーブルの下ではサクと手を繋いでた。 

544 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2013/02/04(月) 23:00:55.08 ID:GrsnLXPH0
   優さん「多分○○(サクのお母さん)もサクちゃんも、気持ちは同じなんやと思うよ」 
   サ「え?」 
   優さん「同性愛って世間では普通とは思われてないから、○○(サクのお母さん)はサクちゃんが心配やねん。
       もし本気で付き合ってるならこれからも付き合っていくやろうし、そうすると社会に出たらもっと厳しい目に合うかもしれへん。
       可愛い自分の娘がそうなるのは、親としても見てて辛いからさ」 
   
   私は優さんが良い人すぎて吃驚してた。 
   
   優さん「でもサクちゃんもほんまに好きな相手やからこそ、真剣な交際を認めてほしかったんちゃうかな。サクちゃんはどう思ったん?」 
   サ「…その通りです。あたしは本気でヒマと付き合ってる。まだ四か月しか経ってへんかもしれんし、
     もしかしたら別れるかもしれんけど…あたしな、ほんまにヒマのおかげで最近幸せやねん」 
   優さん「それは聞いてたよ。この人、さっきサクちゃんの部屋の前で盗み聞きしてたから」 
   サクのお母さん「え、ちょ!なんで言うんよ!」 
   優さん「そうしたほうが手間が省けるやん。それで、○○(サクのお母さん)も自分の気持ちをぶつけたら?」 
   サクのお母さん「…さっき優が言ったように、私はサクのことが心配やねん。
           本気で付き合ってるからこそ、これからもっと辛い経験するかもしれん。
           でもサクは私より大人かもしれんね。私サクのためにとか思ってたけど、ほんまは自分のためやったんかもしれん。
           サクにそういう道に行ってほしくないって思った。それは今でも変わらんし、簡単に変えられへん。
           でも親として言うなら、サクの人生はサクが決めること。サクがほんきで付き合ってるんなら…」 
   サ「でもお母さん無理してるやん。そんな無理しながら応援されても嫌や」 
   優さん「サクちゃん、分かってほしいっていうのも分かるけどこれはそんなに簡単に分かれることちゃうんやで。
       親やからこそ複雑な気持ちもあるし、サクちゃんが大事やから」 
   サ「そんなん結局自分のためやん!嫌なんやろ、自分の子供が同性愛者って思うんが!
     周りにそう思われてその母親やと思われるんが嫌なんやろ!結局お母さんもその人らと同じやん!
     あたしのことを同性愛者やって気持ち悪がってるんやん!」 
   ヒ「サク、落ち着いて」 
   サ「落ち着いてるし!」 
   ヒ「サク!…落ち着いて」 
   
   私もすごい複雑な心境やったけどサクに笑顔を向けた。 
   サクは頷いて座った。 

546 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2013/02/04(月) 23:10:36.16 ID:GrsnLXPH0
   すると優さんが話し始めた。 
   
   優さん「僕は二人のこと応援するよ。実はさ、僕のお父さんも同性愛者やねん」 
   私ら「え?」 
   優さん「今はもうお父さんちゃうけどねw昔はすごいお父さんらしい人やってんけどな。
       長い話になるけど、僕が中学生になって少し経ってから両親が離婚して、それから母子家庭になってんけどやっぱりまだ中学生やったからかな。
       久しぶりにお父さんに会いたくて、僕そのとき野球部入ってピッチャーやってたからお父さんに
       『今ピッチャーやねんでー!』って自慢して、褒めてもらいたくてさ。
       必死に親戚とかお父さんの妹さんとかに連絡して居場所分かって会いに行ったらもう別人やった。
       女の人みたいになってた。お父さんもいきなり僕が来るもんやからビックリしてた。
       でもやっぱり僕のお父さんには変わりないから話してん。
       そしたら離婚した理由が、お父さんが同性愛者になってしまったってことを初めて聞いて、その後にもう恋人もおるって聞いてビックリしてん。
       それと同時にお父さんのことが憎くなった。僕らには何も話さずにいきなり離婚して
       お別れも言わずにどっか行って恋人も作って、そんな勝手なお父さんが嫌になった。
       何よりもお父さんが同性愛者になったことが恥ずかしかった。でも試しにお父さんに野球部のこととか話してん。
       そしたらお父さんな、あのごつい手で僕の頭撫でて嬉しそうに『頑張ってんな』って言ってくれてん。
       容姿とか別人やったけど、中身は昔から変わらず僕のお父さんやった。
       それから同性愛のこととか勉強して お父さんのこと分かろうとしてん。
       でもそれにお母さんは何を思ったんか『お前まで同性愛者になったのか』なんて言い出してさ。あの時はすごい怖かった。
       あの時の目が怖かったな。それでお父さんの気持ちが少し分かった。あんな目で見られたら家にもおられへんようにもなるよ。
       それでよくお母さんと口論にもなったけど、今はたまにお父さんも含めて外食にいくようになったかな。
       やっぱり誰でも時間はかかるもんやで。一生受け付けれないって人もおるけど、○○(サクのお母さん)も
       同性愛者のことは表面のことしか分からへんねんからそういう判断をするのは早いんちゃうかな。
       それにサクちゃんらは根本的なところは同性愛者ちゃうと思うし。
       サクちゃんは過去に女の子のこと好きになったことある?」 
   サ「ないです」 
   優さん「ヒマちゃんは?」 
   ヒ「いいなーと思ったことは多少あります」 
   サ「は?」 
   ヒ「いや、かわいいなーみたいな。え、ない?」 
   サ「ない」 
   ヒ「すいません…」 

547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2013/02/04(月) 23:19:23.52 ID:c1ecYOITo
  これは意外な展開


  ヒマwwwwwwww

548 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2013/02/04(月) 23:28:28.65 ID:GrsnLXPH0
   優さん「うん、同性愛者って表面的には同じかもしれんけど実は深いところは違うねん。
       サクちゃんらでいうと、大体は恋愛対象が女の子のことを指すけど同性愛者っていうのは異性のことは
       恋愛対象に一切含まれずに同性しか恋愛対象に入りませんよーってこと」 
   ヒ「でも私ら今実際に女子同士で付き合ってるし、そういうのってレズっていうんじゃないんですか?」 
   優さん「そう言われてるけど、ヒマちゃんはサクちゃん以外の女の子とも付き合える?」 
   ヒ「え、無理です」 
   優さん「それなら同性愛者っていうより、綺麗ごとかもしれんけど『たまたま好きになってしまったのが女の子やった』だけ。
       二人とも男性と付き合ったことがあるなら両性愛者って言われることもあるけど、本当に僕が思うのは二人とも
       何も間違ったことしてへんし付き合っててもおかしいことなんかない。
       だから同性愛者なんて分類するような言葉を使うのも失礼やと思ってる。さっきめちゃくちゃ言ってたけどw
       でも異性愛者っていう言葉があるように、世間では異性と付き合うのが正しいみたいになってる。
       理解してくれる人もおるやろうけど、批判的な人のほうが多いと思う。だから二人には本気で付き合ってるなら
       ちゃんと同性愛のことも知っておいてほしいと思うし、必ず受け入れられない人もいること、世間では異常者のように扱う人もいること、
       それが辛くて自[ピーーー] る人もおるくらい辛いときもあるってことを忘れんといてほしい。
       だから付き合うのも慎重になったほうがいいとも思う。
       一番忘れんといてほしいのは、二人自身は何も悪いことしてなくて、問題もないし何もおかしくないっていうこと。
       世の中のせいで同性愛は人間として欠けているみたいなこと言われてるけど、
       ちゃんと精神疾患じゃないって証明もされてるし、むしろ僕はそう思う人よりも素敵な人たちやと思う。
       人間は本能的な部分で付き合って結婚して子供が出来て、 言ったら子孫繁栄のためにって考えることが多いって言われてるねん。
       今から言うのは僕が思ってるだけやねんけど、サクちゃんらはその考えをせずに付き合ってるってことやろ?
       それって相手の人間的な部分を見て、良いなと思うから一緒になりたいって思うわけやん。
       世間では酷い扱いをされてるのに、それでも何倍もの勇気を振り絞って一緒になるわけやろ?
       僕は、それは凄く素敵なことやと思うよ。
       でも僕も○○(サクのお母さん)のことを、子孫繁栄のために一緒になるなんて考え方はしーひんけどなw
       ほんまに好きやから一緒になる、そこに性別は関係ないと思うよ」 
   
   私もサクも号泣。 
   すごい優さんって悟り開いてるような人やと思った。 
   拝みそうになった 

549 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2013/02/04(月) 23:38:19.81 ID:GrsnLXPH0
   サクのお母さんもその話を聞いてから苦笑して話した。 
   
   サクのお母さん「私もそんな酷い考え方してたんやな。とことん母親失格やな…」 
   優さん「そんなことないよ。○○(サクのお母さん)にも時間が必要やし、いきなり今までの考え方変えろっていうほうが無理やから」 
   サクのお母さん「確かにすぐには考え方変わらんかもしれん。でもサクは私の娘や。娘の幸せを優先せずに自分の考えを優先するほうが最低やん。
           すぐに認めることは出来ひんかもしれんけど、私も二人のこと応援するし……サク」 
   サ「なに?」 
   サクのお母さん「今、幸せ?」 
   サ「うん、めっちゃくちゃ幸せ。ほら」 
   
   テーブルの下で繋いでた手を見せやがった。 
   
   サクのお母さん「そっか。お母さんはサクが幸せで嬉しい、サクのそんな顔が見れて幸せや」 
   
   サクのお母さんが泣いて笑ってはった。 
   サクもその顔見て泣いた。 
   私がサクの背中をお母さんのほうに押したらサクはお母さんに抱きついて「ありがとう」って言いながら泣いてた。 
   優さんはそれを見ながら優しい顔して笑ってた。 
   私はその光景を見て何だか家族って思えて、すごい温かい気持ちになったしもらい泣きしてしまった。

550 :ヒマ ◆sbMZvw2Now [sage]:2013/02/04(月) 23:41:21.66 ID:GrsnLXPH0
   結局そのあともサクと話し合って私の親にも話すかどうか決めて、結局サクのお母さん自身も完全には認めてるわけじゃないから
   それが落ち着いて私たちの関係も安定したら打ち明けようって話し合いました。 
   報告が以上なのと、サクは春休み中に引っ越すみたいです。 
   あとこの前優さんとサクとサクのお母さんと四人でお食事行った。 
   緊張してたらサクのお母さんに「二人ともいつも通りでいいよ」っていうからサクに「あーん」ってしたらサクに殴られた。 
   それ見て優さんも「サクちゃんはもう尻に敷いてるねんなwそういうところ○○(サクのお母さん)と一緒やな」って
   笑顔で言っててそれにサクのお母さんが顔を赤くして肩をバシって叩いてた。 
   そんなことがあって改めて好きな人と一緒におれることは幸せなことなんやと思った。 
   以上です。 









最終更新:2013年04月30日 22:28