百合系で萌えてしまうんだが・・・ 第6章:…何故こういう場面で素直に出来ないんだ

839 : ◆r0iVxBwh6I :2008/02/21(木) 17:33:37.33 ID:YQl4mXQ00
   遅くなってしまって本当に申し訳ない
   
   某だ
   
   まさかスレが残っているとは思わなかった…
   保守をしてくれた皆に感謝している

840 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 17:34:00.72 ID:ZBgT2HpY0
  キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

844 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 17:35:55.79 ID:YQl4mXQ00
   昨日は泊まった後に、そのまま二人で街へと向かってしまったので
   
   つい今し方我が家へと帰ってきた所なんだ
   
   …こんなに遅くなってしまうとは、某も予想外だった

846 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 17:37:11.66 ID:4W2tLKbe0
  おかえり

847 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 17:37:21.01 ID:eDoPlG2E0
  泊まった上にお出かけって事は最悪の事態だけは免れたようだな

851 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 17:40:04.31 ID:YQl4mXQ00
   本当に帰ってきたばかりなので文章を全然まとめていない
   
   書きながらまとめる事になるから、ちょいと遅くなってしまうのは申し訳ない限りだ
   



857 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 17:47:48.81 ID:YQl4mXQ00
   某、昨日は夜半遅くに件の子の家へと遊びに行ったんだ
   
   自分のヘタレっぷりに若干凹んでいた気分も、その子の家に向かう際に
   
   徐々に晴れてきて、ただ「あの子に会えるのが嬉しい」という気持ちしか胸には無かったな
   
   時間も時間だったので何か土産をと思い、途中コンビニに寄って適当にお菓子を買って行く事に
   
   
   …自分では分からないのだが、その時の某はきっと知らず知らずの内に目じりが下がっていたんじゃなかろうか
   

863 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 17:56:30.65 ID:YQl4mXQ00
   その子の家の玄関前に立った際、メールの件を思い出して再び心臓がビートだってきた
   
   あの件はどうやって誤魔化そうという気持ちと、ただあの子に会えるのが嬉しいという想いがせめぎ合う
   
   …緊張しつつもインターホンを押すと、聞こえてくるのはあの子の声
   
   「はいは〜い!w ちょ、ちょっと待ってね〜」
   
   と、若干の同様が見られる対応をされたので、某は向こうが落ち着くまで玄関先で待機することに
   
   「…うん。もう大丈夫だよw」
   
   と言われ、玄関を開けたときに迎えてくれたのは髪がしっとりと濡れている件の子
   
   風呂上がりなのだろう。仄かに朱に染まった頬と鴉の濡れ羽のような綺麗な髪がそこにあった
   
   某、何故だか分からないがドキドキしてしまって、この気持ちを隠すことで最初は必死だったな…

869 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 18:01:50.47 ID:YQl4mXQ00
   …確かに来る時間が予定時間の10分前っだったという事もあるのだろう
   
   何か急いでお風呂から上がらせてしまったように感じて、少々申し訳無く思った
   
   それに、この子は折角こんな時間に呼んでくれたんだ
   
   礼の一つくらいは言わないといけない
   
   そして某の口から紡がれた一言は…
   
   
   「…お邪魔します。髪、早く乾かしなさい。ホラ、これ買ってきたよ」
   
   
   という、自分で言うのもなんだが随分とつっけんどんとした口調だった
   
   
   某、またちょっとだけ南無りたくなった
   …何故こういう場面で素直に出来ないんだ、某は


880 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 18:10:38.78 ID:YQl4mXQ00
   その子が髪を乾かし終えるまで、先に部屋へと向かってくつろがせて頂く事に
   
   …その時の某は胸が高鳴って仕方無かったので、くつろぐ余裕すらあまり無かったんだがな
   
   
   フジテレビの番組を見ていると、奥の方から「お待たせ〜w 髪乾いたよ〜w」という声が聞こえてくる
   
   パジャマに着替え、小走りで近づいてくるその子
   
   そのまま何故か私の隣に座ってくる。対面が空いているのに何故隣に…。
   
   近づいてきた際、仄かに良い香りがしてくる
   
   あれはきっとその子のシャンプーの香りだったんだな


886 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 18:15:47.77 ID:YQl4mXQ00
   「あ〜、この番組面白いよね! 私毎週欠かさず見てるよww」
   
   「…そう、なんだ」
   
   
   …だから何故もう少し気の利いた事を言えないんだ、その時の某よ
   
   自分の内面に絶望を覚えているのもその子は露知らず、ただニコニコとした笑顔でテレビに夢中になっていた
   
   
   テレビを見る振りをして、横目でその子を眺めてみる
   
   ちょっと大きな目、小柄でも女性らしいプロポーション、綺麗な笑顔…凄く可愛い
   
   
   見つめていると、何故だか某の胸が苦しくなってしまう


890 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 18:21:04.69 ID:YQl4mXQ00
   苦しすぎて、じわりと目に涙が浮かんでくる……可笑しい話だ
   
   誤魔化すために口を押さえつつ、大きな欠伸を一つ
   
   「どうしたの? こんな時間にもう眠くなっちゃった?w」
   
   いや、貴方様が原因なんですよ…などヘタレの某には言えるワケもない
   
   「最近忙しかったから、ちょっと疲れが溜まってるのかもね」的な当たり障りの無い言葉を返しておいた









最終更新:2010年01月28日 17:08