百合系で萌えてしまうんだが・・・ 第8章:経験人数

936 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 19:11:01.72 ID:YQl4mXQ00
   そして適当に今後の人生の話をしたり、[[某と件]]の子が交互に
   
   自分の恋愛観について語ったりするなど普通に楽しく話をしていた
   
   
   その中でも印象深い話を一つ
   

940 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 19:22:27.75 ID:YQl4mXQ00
   それは飲んでいた緑茶がカシスソーダに変わるくらいの夜更け頃
   
   笑い上戸の件の子はすっかり出来上がっていて、ケラケラ笑いながら喋っていた
   
   着崩したパジャマが妙に扇情的で、某、目のやり場に少々困っていたんだ
   
   軽く目を瞑りながら某もアルコールを黙々と口に運んでいると、突然の質問が件の子の口から飛び出す
   
   
   「○○って、昔何人の人と付き合ったんだっけ?」
   
   「…4人」
   
   「ああ、そうだったね〜www」
   
   きっとこれは、次の質問への前振り
   
   一体何を聞いてくるのだろうと身構えた当時の某
   
   また変なところで変な事を聞いてくるのではないかと内心ドキドキしていたので
   
   平常心を保つことでいっぱいいっぱいだった
   

951 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 19:30:10.76 ID:YQl4mXQ00
   …ちょっと観察してみると、何やらその子は頬を赤らめつつもモジモジして何かを躊躇っていた
   
   多分頬が染まっていたのはアルコールの所為だろう
   
   しかし、何故に目を伏せて忙しなく体が動いているのか…
   
   意を決したよう瞳で某を見つめてくる件の子
   
   「……その、ね。…あの」
   
   「何? 言ってみて。どうしたの?」
   
   お酒をちびりと口に含んで、渇きを癒した当時の某
   
   その子の口から出てきた言葉は
   
   「……その、えっちとか、やっぱり彼氏としたんだよね? …感想教えてwww」
   
   飲んでいた酒を盛大に噴出した
   
   その子の顔にすらかけてしまうほどの勢いで
   
   「うぅ〜、汚い〜……」
   
   と、ガッカリした顔で伝えてくる件の子
   
   「うわわ、ゴメン、ゴメン!」
   
   と謝り倒していたんだが、今冷静になって考えると向こうにも責任はあったような気がするんだが…
   

963 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 19:37:41.04 ID:YQl4mXQ00
   タオルで顔を拭いているその子に聞いた理由を尋ねてみた
   
   「ほら、だって今は女の子二人じゃんw 腹割って話しましょうぜお姉さんwww」
   
   との事だった様で
   
   理由になっていないぞ…我が友よ
   
   「…当てれたら、教えてあげる」
   
   という、「当たったら教えているんじゃないか」的なちょいと捻くれた質問で返すと
   
   向こうは酔っ払って思考回路はあまり働いて無く、この質問の意図に気付いていなかった様子
   
   「4人!全員」
   「……外れ」
   
   「3人!」
   「…残念」
   
   「2人!」
   「…当たらないな。チャンスは後一回だけ。さぁ、当てれるかな?」
   
   そう伝えると、何やら小難しい顔をして考え始めた件の子
   
   お酒の勢いもあったのか、その悩んでいる可愛い顔をみると凄く抱きしめたくなる衝動に何度も駆られた
   
   某の自制心、というか抱きしめるという行動に移れないヘタレさでそういう事は無かったワケなのだがな…


967 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 19:42:42.55 ID:ORW/2Ux/0
  >>963
  守備力高いのに4人と付き合ったのか・・・
  押しに弱いのか?

   >>967
   告白されたら、断れなかったんだ
   こんな某に一生懸命勇気を出して気持ちを伝えてくれているのが分かったから
   それを無下にする事は某には出来ない
   
   …ただ、えっちをする事と彼氏が出来る事は別問題だと某は思うんだ
   まぁ、某が怖くて出来ないだけなんだがな

969 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 19:46:33.21 ID:YQl4mXQ00
   「大穴! 無い!!」
   「…………」
   
   「あれ? …正解?」
   「秘密」
   
   「顔、赤いよ?」
   「秘密」
   
   …某、どうにもこの子の前で嘘をつく事が出来ない
   
   どうしてもこの子限定で顔に出てしまうらしいのだ
   
   「んふふ〜w」と、何やら怪しい笑顔を見せつつも某の方へ近づいてきた件の子
   
   「この〜〜www もう、○○ちゃん超可愛いんですけどwwwwwwwwww」
   
   そう言いつつ、某に酔っ払ってもたれ掛かってきた
   
   ちゃん付けされて呼ばれた事、件の子のシャンプーの匂い、こんな近くに居て抱きしめられる距離に居てくれる事
   
   嬉しさと恥ずかしさが某に一気に襲い掛かってきて、もう口をパクパクさせる事しか出来なかった
   

982 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 19:56:52.76 ID:YQl4mXQ00
   >>67レスで「某」を使いすぎた事を謝らせていただく
   全般的に読みづらい文章で申し訳ない
   
   
   その子の香りが鼻をくすぐると、何故か胸が締め付けられるような、
   もにゅもにゅしたモノが心の何処かで詰まっているような感覚に囚われる
   
   切ないような、嬉しいような…もうどうにかなってしまうそうな気持ちで胸がいっぱいだった
   
   「○○」
   
   耳元で呟く酔っ払い状態の件の子
   
   「最初は、どうか大切にしてね」
   
   と伝えられて
   
   「…うん」
   
   としか答えられなかった
   
   …今になって振り返ると、やはりもっと気の利いた事を言えないのが某なんだなと思う
   









最終更新:2010年01月28日 17:28