百合系で萌えてしまうんだが・・・ 第9章:クッションを何度も甘噛み

986 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 20:02:36.07 ID:YQl4mXQ00
   そして明け方近くまで二人して飲み明かしていたんだ
   
   「う〜、呑みすぎww もう駄目www」
   
   と言って、笑いながらも完全にグロッキー状態の件の子
   
   吐くほどの飲み方じゃないにしても、結構な量を摂取していた
   
   翌日に残させるワケにもいかないので、仕方無いから某は「ウコンの力」を求めてコンビニへ
   
   
   …帰ってきたら気持ち良さそうな寝顔が一つ、部屋に転がっていた 

991 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 20:07:09.23 ID:YQl4mXQ00
   寝かせておいたら風邪をひくのは間違い無い
   
   折角気持ち良さそうに寝ているので、とりあえず抱えて起こすことに
   
   持ち上げようとするが、中々、その、まぁ何だ…重い
   
   誤解するなかれ、重いと言ってもアレだ
   
   自分と体重が変わらない上に、某は非力さには中々の定評がある
   
   
   …優しくお姫様抱っこしようとしたんだが、あまりにいっぱいいっぱいになってしまって
   
   ……結局床に落としてしまったんだ
   

992 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 20:07:30.82 ID:3s+T04Gd0
  落とすなwwwwwwwwwwwwwwww

994 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 20:07:59.58 ID:ORW/2Ux/0
  ちょwwwwwww落としたのかwwwwwwww

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 20:23:19.35 ID:YQl4mXQ00
   落としてしまった拍子で目が覚めてしまった様子の件の子
   
   「……痛いぃ …落とすとか無いよぅw」
   
   と、寝惚け眼で笑いながらこちらを向く
   
   「…ゴメン」
   
   と素直に謝って、やや千鳥足の家主をベッドへと導いた
   
   ベッドの前へと着いた瞬間に
   
   「とーぅ!」
   
   と、可愛い声を上げてダイブした件の子
   
   「ホラ、そのままじゃ風邪引くからちゃんと布団被って」
   
   と掲示して、やや強引に件の子をベッドにintoさせる
   
   それから部屋で飲み散らかした分を片付け、ついでに余ったおつまみで朝食を作っておいた
   
   一服した頃にはもう夜も明けそうで、窓から外をちょいと覗くと綺麗な月と暁の空が頭上に映えている
   
   …後ろを振り向くと安らかな寝息を立てている件の子
   
   
   何故だろう、某には凄く幸せな時間に思えたんだ
   

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 20:32:11.96 ID:YQl4mXQ00
   家に帰ろうかと思ったが、外の寒さに帰る気を削がれた当時の某
   
   寝ている家主に一言
   
   「……お風呂、借りるね」
   
   とだけ伝えて風呂を借りて温まることにした
   
   
   湯を浴びる事で、徐々に体に蓄積されたアルコールが抜けていくのが分かる
   
   湯船に鼻下まで浸かってブクブクと気泡を作りつつ、今日の事を振り返っていた
   
   スレを立てた事、皆の意見を聞かせてもらった事、安価した事、そして件の子の事…
   
   一番最後の事をずっと考えていたら頭がごちゃごちゃしてきたので、勢いに任せてシャンプーをして
   
   泡と一緒に色んな事を洗い流した
   

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 20:41:50.02 ID:YQl4mXQ00
   風呂から上がって髪の毛を乾かしていると、めざ○しテ○ビが既に始まっている時間に
   
   自販機で紅茶を買ってきて、ちょいと休憩
   
   テレビで最近の情勢を見ていると、後ろの方で「う…うん、うぅ」と寝苦しそうな声が聞こえてくる
   
   ちょっとだけ寝顔を覗き込んでみる
   
   …どうやらただの寝言だったらしく、穏やかな寝顔が某の前には映されていた
   
   
   寝ているなら気付かれないだろうと思い、しばし件の子の可愛い寝顔を眺めている事にした
   
   
   …客観的に見てみると、某は変態なのだろうかと小一時間(ry
   

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 20:50:43.12 ID:eDoPlG2E0
  某いつの間にヒャッコ読んでんすかwww

   >>78
   歩巳が嫁に来てくれないかな、と切に思うぞ

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 20:54:44.52 ID:YQl4mXQ00
   件の子とメールしているから、報告が遅くなりがちになって申し訳無い
   
   
   充分に寝顔も堪能したので、そろそろ御暇させていただこうかなと思う頃合に
   
   財布、携帯を持って帰り支度をしていると
   
   「…もう、帰るの?」
   
   とベッドの方から聞こえてくる
   
   まさかと思って振り返ってみると、目をゴシゴシと擦りながらも件の子がこっちを見つめていた
   
   「…もう、時間も時間だからね。遅くまでありがとう、○○(件の子’s名前)」
   
   「…もうさ〜、泊まればいいじゃん。前はいっつもこの時間になったら泊まってたでしょ?w」
   
   思いもよらない提案に、某は少々戸惑った
   
   ここでYesと言うか否かは簡単だ
   
   某は出来るだけ一緒に居たい
   
   でも、一緒に居ると、凄く切ない気持ちに襲われることがあるんだ
   
   
   それが、嫌だ。大切な友人と一緒に居るのに、切ないなんて某は嫌だ。
   

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 21:04:46.17 ID:YQl4mXQ00

   こういう気持ちから逃げていては進歩が出来ない
   
   少しだけ、少しだけ自分の気持ちに素直になってもいいんじゃないかなと思ったんだ
   
   「…もうちょっとだけ、お邪魔して、いい?」
   
   「いいよw 勿論ですともwww」
   
   件の子は、目がしょぼしょぼになりながらも柔らかい笑顔で提案を受け入れてくれた
   
   
   さてさて、どこで眠ろうか
   
   そんな事を思っている某の心情を察したのか、件の子が布団を捲って
   
   「ほらほら、おいでw 私の胸に飛び込んできなさ〜い!www」
   
   と言って来た
   
   …こやつはもう目が覚めているのではなかろうか、と思っていた当時の某
   
   
   内心はもう言葉では表し難いほどの葛藤が行われていた 
   

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 21:11:40.33 ID:YQl4mXQ00
   結局某は炬燵で眠ることに
   
   まぁ、別に構わない
   
   「寒いから、一緒に寝よう」と言えなかったヘタレな某が悪いのだ
   
   後悔はあんまり無いぞ
   
   千載一遇の機会を逃したんではなかろうかと思い、
   
   その事を思い出すとクッションを何度も甘噛みするくらいしか後悔してない
   

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 21:13:43.39 ID:PelXMSR+O
  某可愛いよ某www
  メッチャ後悔してる件wwwwww

114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 21:23:26.59 ID:YQl4mXQ00
   そして目が覚めると、フジテレビの朝8時の番組が始まる所だった
   
   「あ、おはよ〜w …何かあんまり寝れてない感じだね?」
   
   ドキドキして寝れませんでした、と成人を迎えた某から言わせる気か御主は
   
   件の子は、どうやら某が準備していた朝ごはんを丁度食べ終えた所の様だった
   
   「ご馳走様w いつでも嫁に行けるねw 来る?www」
   
   などの冗談を飛ばしつつ、件の子は某の為に朝ごはんを持ってきてくれた
   
   寒かったので部屋から出たくなかった身としては、実に有り難い限り
   
   起きたばかりだったので、
   
   「………○(件’sの名前の最後の一文字)、……とぅ」
   
   とカラカラの喉では上手く伝えられない
   
   「ん?どうしたの?」には、「……別に」、とまた正直になれずにお礼すら曖昧に濁してしまった…
   
   何という阿呆…これでは死んだ際にブチャラティに顔向けできない件…
   

122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 21:31:16.26 ID:T5ZTPJ6G0
  なんだかんだでジョジョもしっかり読んでるのなw

123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 21:32:11.11 ID:YQl4mXQ00
   そして朝食を食べた際に、今日はお互い暇という事が発覚
   
   「淋しい女たちだね〜www」
   
   某は件の子が近くにいるので全くそういう事は感じなかったのだが、「……そうね」と返しておいた
   
   
   なので、二人で出かける約束を取り付けた
   
   現地集合という事で某は一旦家に帰って準備をする事に
   
   
   家に帰った際、その子と遊びに行ける事が嬉しくて帰還報告が遅くなったのを、この場を借りて謝らせてもらう。
   申し訳ない。
   

127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 21:36:18.44 ID:YQl4mXQ00
   >その子と遊びに行ける事が嬉しくて(PCを点けるのを忘れてしまい)帰還報告が遅くなったのを
   捕捉させてもらう
   
   
   …申し訳ないついでだが、某、家に帰ってきてからほぼ休憩無しで報告を続けたので
   休憩と満腹感がそろそろ恋しくなってきた
   
   夕餉を胃に詰めてきても良いだろうか?

133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/21(木) 21:41:20.89 ID:YQl4mXQ00
   有り難い、助かる
   
   大体1時間少々で戻ってくると思う
   保守などは行わなくても全然大丈夫なので、スレタイ的にも百合の雑談等で消費してくれて構わない
   某のことを忘れていただいても結構
   
   では、胃袋にモノを詰め込んでくる 
   









最終更新:2010年01月28日 18:15