百合系で萌えてしまうんだが・・・ 第11章:ただ、あの子に会いたかっただけだったんだ

466 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 19:37:54.88 ID:TnqK2mDl0
  ほ

467 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 19:42:33.04 ID:jvXRoRZ20
  し

468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 19:44:42.46 ID:hA36MBDKO
  た

469 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 19:50:51.77 ID:TnqK2mDl0
  か

470 : ◆r0iVxBwh6I :2008/02/22(金) 19:55:45.40 ID:/0BMBqxA0

472 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 19:56:34.30 ID:HF/v4yak0
  し、じゃねぇよwwww

474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 20:01:29.06 ID:/0BMBqxA0
   まぁ何だ
   今帰宅産業状態なので、もうしばらく待ってくれ 




493 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 20:41:14.55 ID:/0BMBqxA0
   このスレに書き込んでから件の子の家へと向かった某
   
   メールでは「いいよ〜ww 別段何もしてるってワケじゃないからww おいで〜www」との
   
   了承も得ていた
   
   
   PCを閉じて、小走りでその子の家へと駆け出してしまう
   
   普段の某とは自分自身も思えなかった
   
   ただ、ただ急く気持ちだけが前へと進ませてくれていた
   

496 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 20:48:02.40 ID:/0BMBqxA0
   まぁ、滑稽な情景だったろうな
   
   背の高めな良い歳を迎えた(成人的な意味で)女が、住宅街を必死で走っていたんだ
   
   それでも当時の某にはそんな事を気にする猶予など無かった
   
   
   そしていざ件の子の家の玄関前に着いた時に、今更になって心拍数が上昇してきた
   
   何でこんなに必死なんだろう、もう夜遅いのに某は一体何をしているんだろう…、などと
   
   顔が真っ赤になっていくのが分かった
   
   あんな風に感情を露にして行動したのは実に数年振りの事
   
   …正直、インターホンを押す前に帰ろうと思っていたんだ
   

500 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 20:53:08.97 ID:/0BMBqxA0
   だけど、ここまで来たらあとは成り行きに任せよう
   
   なるようになれ
   
   そう思ってインターホンを押したんだ
   
   聞こえてくるのは耳に心地良い、澄んだあの子の声
   
   「はーい! ○○(某’s名前)? どうぞどうぞ〜www」
   
   
   自分の中での緊張が、一気に弛緩していった
   
   別段深い理由なんか無い
   
   やはり某は、ただ、あの子に会いたかっただけだったんだ
   

509 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 21:02:19.13 ID:/0BMBqxA0
   11時を越えた時間に訪問したのに、優しく迎えてくれる件の子
   
   「……こ、こんばんは。 夜遅くに、その、ゴメン」
   
   と、某は一言伝えてみた
   
   「いいよ〜、別にw ○○から遊ぼうってメール珍しかったしさwww」
   
   と、返してくれて、屈託の無い綺麗な笑顔でこちらを向いてくれる
   
   
   恥ずかしいような、嬉しいような、何か胸がモニュモニュするような気持ちになった
   
   …文を書いていて、また何か恥ずかしくなってきたぞ
   
   まぁその、アレだ。一つだけ確かなのは、頬が熱かったという事実のみだ
   

511 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 21:03:07.69 ID:WVk0gkov0
  以下胸がモニュモニュした俺達の書きこみ

512 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 21:03:53.15 ID:N5P7OEG+0
  見てて俺もモニュモニュしてきたwww

513 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 21:04:54.70 ID:ZiIL01Yl0
  昨日からみんなモニュモニュしっぱなしなんだけどw

514 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 21:05:24.01 ID:ibcRhjUkO
  あーもにゅもにゅもにゅもにゅ

   >>511-514
   止めなさい
   
   その書き込みで恥ずかしくなって頬が紅潮する人が地球上にはいるんだ(自分的な意味で)
   
   …恥ずかしいので勘弁してくれ

524 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 21:16:39.50 ID:/0BMBqxA0
   そして件の子から紅茶を出して貰い、某は持ってきたお菓子を開けて、そのままゆったりとした時間が流れる
   
   部屋ではTVが点いていて、件の子はケラケラと笑っていたが某はそれすらも上の空
   
   もうどうしていいか分からなかったので、胸の鼓動が治まるまで適当に本を読む事に
   
   手に取った本は、その子の部屋では見慣れなかった「君に届け」という漫画
   
   まだビニールを取ったばかりらしく、その漫画の近くに剥いだままになっていた
   
   ちょっとだけ読んでみる
   
   …これがまた存外面白い
   
   …気が付いたら黙々と読んでしまっていた
   
   件の子はTVに、某は漫画にとそれぞれの時間に没頭していた
   

529 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 21:27:28.51 ID:/0BMBqxA0
   丁度1巻を読み終わり、ちょっとその漫画にハマりかけている自分がいた
   
   2巻は無いかと思って探してみたが、最初に置いてあった周辺には見当たらなかった
   
   件の子はTVを見つつ紅茶を飲んでいる
   
   折角楽しそうに過ごしているから話しかけて邪魔する事は某には出来ない
   
   
   そのまましばしの間探し回ってみるが2巻は見つからず…
   
   もう諦めようかなと思っていたら、後ろからスカートをクイクイ、と掴まれる
   
   何事かと思って四つんばい状態から振り返ると、件の子がにんまりと笑いながら2巻を手に持っていた
   
   「ホレホレ、これを探してたんじゃないの?www 
    ○○、室内犬みたいにウロウロしちゃってたからもしかして〜と思ってねwww」
   
   …振り返ってみると、確かに忙しなく動いていた気がする
   …某、なんといううっかり者
   

539 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 21:33:52.59 ID:hJQUT/fJ0
  某のクオリティの高さに死んだ
  私服がスカートの某…もにゅもにゅ

545 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 21:45:25.17 ID:/0BMBqxA0
   その体勢のまま2巻を受け取り、今度はしっかりと礼を述べる事が出来た某
   
   
   しかし、
   
   「へへww  ねーちゃんパンツ何色ね〜?wwww」と、
   
   じゃれて来てくれたのか、スカートを捲ろうとする件の子
   
   「…ちょ、駄目。こら、駄目」
   
   某も、下着は同性に見られると恥ずかしい
   
   「それにしても、何処かに出かけてた? 結構気合入ってる格好だよね〜w」
   
   「…いや、別に」
   
   貴方の家に遊びに行く為だ、とは素直じゃない某には口が裂けても言えない
   
   何やら思案顔の件の子。…そして何かを思いついたかのように悪戯っ子のような笑顔で
   
   「アレか!! 彼氏か!! 昨日そういう話をしたばっかりなのに彼氏でも居たのか〜!?www」
   
   と詰め寄られる
   
   …そんなワケないじゃないか、貴方様
   

547 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 21:47:18.08 ID:N5P7OEG+0
  言っちゃえよ、貴女の為ですと

  ふぅ

549 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 21:48:27.21 ID:P3Juc5O5O
  >じゃれて来てくれたのか

  何気ないんだが、「来てくれた」の部分で
  某が無意識に嬉しがってたっていうのが分かるなw
  クーデレすぎるwww

  ふぅ

564 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/02/22(金) 22:06:41.51 ID:/0BMBqxA0
   そして某は2巻を読破。ちょっと涙ぐみそうになるくらいハマってた自分がいた
   
   しかしそのおかげで、随分と心は落ち着いたな
   
   件の子を見ると多少のドキドキはするものの、不整脈で南無るかと思った訪問当初ほどの動悸は無い
   
   そのまま二人でテレビを見る時間に
   
   その時の会話も当然うろ覚えだが、表記すると下記みたいな感じになる
   雰囲気さえ受け取ってもらえれば某としては満足だ
   
   件「ねぇねぇ、○○」
   某「…どうしたの?」
   件「宇多田ヒカルって可愛いよね」
   某「(貴方の方がよっぽど(ry ) …まぁ、確かにね」
   
   件「○○はさ〜、好きな女性………とか居るの?」
   
   某、飲んでいた紅茶が気管に入って盛大にむせた
   …一体何を言い出すんだと思って、また心が落ち着かなくなってしまったんだ
   
   件「ちょwww 大丈夫?wwww」
   
   片手を向けて大丈夫、とジェスチャーで伝える
   そして次の瞬間に聞いた言葉は
   
   「でさ、好きな女性歌手って誰?w」
   
   …………某、歌手の部分を聞き逃していた様子
   阿呆じゃなかろうかと小一時間(ry
   









最終更新:2010年01月28日 18:24