『アメリカ主義が壊れ始めた』 週刊朝日 ビルトッテン から一部要約抜粋
米政府の公的資金投入について
公的資金を使っても金融機関の破たんは続く。そしてまた政府は資金を入れる。仮に金融機関が生き返ったとしても、儲かっている間は自分のポケットにいれ、損したらまた政府に泣きつくでしょう。というのは、ポールソン財務長官は、自分の友達(ウォール街の人々)を救うことに意味があるからだ。
金融機関の「ばくち」
金融機関がばくちを始めたきっかけは、ルービン財務長官の時期(95~99年)に、世界恐慌の再発を防ぐために銀行に課せられた規制が大幅に緩和されたからだ。この長官もゴールドマン・サックス出身だ。
アメリカの崩壊
前記したような官民間での人材行き来も今回の金融危機に対しては非力だ。それどころか、アメリカはすでに覇権を失いつつある。このところ減税ばかり続けていたので財政赤字が膨らみ、国債を海外に大量に売ったからだ。その国債をアメリカの敵である中国とロシアが大量に保有している。今急に国債を売れば、その価格が暴落して自分も損をしてしまう、と両国とも持ち続けてくれる。これによって、アメリカは今の地位にしがみついてるといえる。
私見
まさか、アメリカの覇権が失墜するなんてちょっと前までは考えられませんでした。それどころか、タンスで眠っているドル(1㌦=120円)の値までいつ戻るだろう、とドルの信用回復は絶対だと思い込んでいました。最近、このようなアメリカ至上主義はもう終わりだ、的な論が多いですね。私もいっそウォール街を一掃するか、金融工学を崩壊させた方がいいと思います。
だけど、タンスに眠るドルのことを考えると、みんなにアメリカはいつか復興すると期待してほしいですね。そうすれば、みんなの予想は、アメリカは復興する→アメリカの貨幣はいつか価値があがる→ドル高 に・・・。貨幣は予想の無限の連鎖の上に成り立つので、多くの人が「アメリカはまだまだ負けない」という論を発表するだけで、ドルの価値が上がりそうですね。
ま、タンスのドルより円の方が多く保有してるんだから、個人的に見れば円高の方がいいかな。旅行いこ。
最終更新:2008年10月30日 01:43