バイオ燃料 @食料サミット (2008.6.4 朝日新聞)
バイオ燃料推進派
ブラジル(バイオ燃料大国)
食糧高騰の主な原因は中国やインドなどの需要増と原油高だとして、バイオ燃料主犯論を激しく批判。
ブラジルは、バイオ燃料の開発では長い歴史をもつ。73年の第1次石油危機をきっかけに始まり、サトウキビを原料とするバイオ燃料は今、市民生活にすっかり定着した。06年には約350万キロリットルを輸出し、世界一だ。
さらに、食糧高騰はブラジル・アメリカの農家を潤し、政府補助金を減らせる利点がある。いわば、農業保護政策のひとつともいえる。
アメリカ
「今年見込まれる43%の食糧価格上昇のうち、バイオ燃料が原因となっているのは2,3%だ」
⇒バイオ燃料の2大生産国として名指しで批判される米国、ブラジルとも、事が安全保障の柱であるエネルギー政策とあって、簡単には譲れない事情がある。
米国はブッシュ政権下で、バイオ燃料の生産量を2倍以上に。環境対策という「旗印」に加え、イラク戦争で中東情勢は不安定化し、原油依存からの脱却を迫られている。
バイオ燃料批判派
エジプト
「穀物は人間のための食糧でエンジンのためではない。農業廃棄物や食物にならない農産物に限るべきだ。」
フランス
「第2世代のバイオ燃料の開発を最優先にすべきだ」
調整役
欧州
「欧州では、麦わらや菜種の搾りかすなど非食用食物の原料を使ったバイオ燃料が主流で、バイオ燃料の「悪玉」扱いには全面的に同調しがたいのが本音だ。
最終更新:2008年06月06日 20:47